シカゴ大の日本文学研究者、Michael K. Bourdaghsさんが5月15日のEthNoise!シンポジウム(http://lucian.uchicago.edu/blogs/ethnoise/)で、「Counterfeiting China: Japanese Orientalist Pop Songs, 1931-1945」を講演。日本の「大陸メロディー」とミンストレルショーを比較している点が変わっています。要旨はこちら。
google bookの存在はみなさんご存知だと思いますが、google mapとの連係がなかなか示唆に富んでいました。
アメリカ音楽創出の機運が高まっていた1941年の"Our Singing Country: Folk Songs and Ballads"は、ロマックス親子と、ルース・クロフォード・シーガーによって書かれたアメリカ民謡採集の本です。長い間絶版になっていましたが、google bookではリプリント版(2000年)から地名を取り出し、可視化することを実現しています。
こちらは日本に留学していたこともありました。 Bonnie Wadeのレクチャー。
自著を宣伝していますね。こちらの教科書もおすすめです。内容は、Imaging Sound: An Ethnomusicological Study of Music, Art, and Culture in Mughal India (Chicago Studies in Ethnomusicology) をテキストとしたものです。
Berkeley Writers at Work - Bonnie Wade
http://jp.youtube.com/watch?v=gjLlthHXr68
一年前にデジタル化されていました。こちらはアメリカ黒人の音楽を、客観的かつ現代に通じるような姿勢で、記述した最初期の書物"Slave Songs of the United States(1867)"です。彼は、完全な記譜は不可能であること、理解を超える複雑なポリフォニーであることなどを観察しています。そのスコアからは限定的ですが、しかし生き生きとした旋律の動きが感じとれると思います。