昔、偶然に聞いたThe Gist Of The Geminiを聞いてから20年ぐらいずっと、はまってました。
最近はあまり聞いてなかったんですが、こんなに濃いファンが未だに生息してるんだな〜と思うと、実に感慨深いです。
トレントで落とした映像など見てても全然、衰えていないところが凄いです。
声質は若干変わった感じはしますがピッチの正確さ、表情の豊かさはより上手になってるんじゃないでしょうか。(もともと上手ですが)
1978年にFEN(当時)でI Just Wanna Stopを聴いたのが
ジノ初体験でした。Brother to BrotherとNight Walkerが一番好きです。
Living Inside Myselfを同じくFENで聴き、体中に寒気がして仕方ない位
感動し、その日にNight WalkerとBrother to Brotherを買いました。
その当時は、父親が闘病生活をしており、その思い出とジノの曲が常に
重なっています。LPは何枚同じ物を買ったか覚えていません。
(兄に盗まれたり(笑)、擦り切れてしまったり…)
Ginoを知ったのは、KYLYNというバンド(渡辺香津美/坂本龍一が中心だった実験的なセッションバンド)のライブアルバムで矢野顕子が歌った「River must Flow」でした。その後、"Night Waker"と出合い、"Brother to Brother"と聞きこんでいきました。各楽器のSoloやインプロビゼーションが長いことと、それに負けないGinoの歌声が印象的でLPを1日中聞いていた記憶があります。
ナメク☆ジノバネリ
子供と見ていたテレビからいきなり流れてきて ぶっ飛びました。どんな人が演っているのかずっと気になっていました。
私も学生時代(今から25年以上前の話ですが、)バンドでジノバネリをコピーしていました。EVIL EYES や RIVER MUST FLOW BROTHER TO BROTHERなどです。
自分も初来日のオーチャードに行きました。生ジノに逢えるのが夢のようにワクワクしたのを覚えています。アンコールでマイクと二人で出てきてPut the weight on my shouldersを歌ってました。それをちょっと参考にして自分もライブでは必ず歌っています。(おこがましいですが)でもお客さんはほとんどジノを知りません。後で説明するのが面倒です(笑)
私とジノの出会いは、四捨五入すると30年前、大学1年の時、軽音楽サークルの先輩に「これを聞けっ!」と無理矢理LPを貸して貰った?事でした。
勿論、Brother to Brotherです。
当時、カシオペアとToTo好きのギター小僧だった自分には、Brother to Brotherは衝撃過ぎましたね〜。
すかさず、近所の貸レコード屋さんで、NightWalkerを借り、これまた衝撃を受けました。
バンドで演ろうにも、ドラムが目茶難しい、コードはさっぱり判らん、歌は凄過ぎる。
苦節三年、ようやくバンドでAppaloosaとBrother to Brotherをプレイ出来たのは、大学4年の時でした。
その後、Night WalkerからNightWalkerとSally、I Just Wanna Stopをプレイしましたが、どういうわけかThe River Must Flowはプレイしませんでしたね〜。
オリジナルバージョンも、Kylynライブバージョンのどちらもかっこいいんですが。。
いつの日か、両バージョンをバンドで演りたいものです。
ご存知かも知れませんが、You TubeにBrothrt to Brotherのピアノデュオバージョンがアップされていました。
ピアノは、Bill Brufordとの共演で知られるMichiel Borstlap。
一時、ジノともかなり一緒に演っていたようですね。
Brother to Brotherとか聴くと、素人の人はなんだポップ・ミュージックじゃん、なんて思うだろうけど、ギター・ソロがダブル(ディレイを使っているのではなくて弾き直している)になってたり、いかにこのアルバムが緻密に計算されて出来ているのか分かります。で、ここまで作りこまれていてなおかつエキサイティングでエモーショナルなものにすることの凄さはやっぱり音楽を作ったことのある人じゃないとなかなか分からないのかも知れません。