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開催終了「BOPビジネスによる途上国医療への挑戦」:デービッド・グリーン氏来日講演

詳細

2009年12月21日 18:27 更新

2010年1・2月開催予定の、「ISL社会イノベーター塾」のご案内です。

1月は、「ICTを使った高齢化社会への挑戦」と題して、香港からシュワブSEOY
のアジア受賞者の馬錦華氏、2月は「BOPビジネスによる途上国医療への挑戦」
として、米国からアショカ・フェローのデービッド・グリーン氏と、ともに世界的に
注目される社会起業家を招いての開催となります。

自ら企画しておいて手前味噌ですが、かなり豪華なスピーカーだと自認して
おり、特に、2月分のデービッド・グリーン氏は、BOPビジネスの先駆的事例と
して世界的に注目されています。途上国開発にご関心をお持ちのの皆様には、
ご興味をもって頂けるかと思います。また、知人・友人の方への転送、
ブログ転載等頂ければ幸甚です。

お誘い合わせの上、ご参加ください。
どうかよろしくお願いいたします。

伊藤健

《NPO法人ISLについてはこちら》
http://www.isl.gr.jp/

《ISL社会イノベーター塾お申し込みはこちら》
https://pro.form-mailer.jp/fms/9bc8ac845983


■2月8日(月) 18:30受付開始、19:00開始

「BOPビジネスによる途上国医療への挑戦」

スピーカー:デービッド・グリーン氏
米国 オーロラブ社、プロジェクト・インパクト代表
(同時による英日通訳を予定)

《デービッド・グリーン氏プロフィールはこちら》

http://www.ashoka.org/node/3146

「医療と薬品を、貧困層にも行きわたらせる」というミッションを持った
ベンチャー企業「オーロラボ」を92年に設立したデービッド・グリーン
氏は、ミシガン大学大学院で公衆衛生を学んだ後、赴任したインドで、主
に白内障を原因にした失明の多さに着目しました。

本来は水晶体レンズをはめこむ外科手術で視力回復が可能な白内障が、途
上国の人々には高額なレンズが購入できないために失明してしまう、この
課題を解決するために、グリーン氏は技術者のチームと協力、リバー
ス・エンジニアリングの方法論で、通常300ドル以上する人工水晶体レン
ズを5ドルで生産できる技術を確立しました。

特に、インドの眼科病院と提携、患者の収入に応じて本人負担を3段階に
分けた手術費用を設定、47%の患者に無償で施術、残りの53%をを有
償とすることで貧困層にも恩恵が受けられる価格設定とし、現在ではイン
ドだけで年間27万例以上もの手術実績を上げ、レンズはインド以外の途
上国にも輸出されています。

グリーン氏はこの方法論を聴覚障害にも適用し、先進国で2000ドル以
上する補聴器を、45ドルという低価格で生産する技術を確立、その他に
も近年は安価なエイズワクチンの製造にも取り組むなど、多方面に活動を
展開しています。

「倫理的グローバリゼーション」の考え方に基づいたこれらの活動は、近
年産業界の注目する「BOPビジネス(BOP:Base of the Pyramid)」の先行事
例としても世界的にも高く評価され、グリーン氏は2002年にアショカ
・フェローに認定されています。

40億とも言われる途上国の人々が、かの地に生を受けたために医療を受
けられない。日本という先進国に暮らす私達が、そのことに思いを馳せる
瞬間が私たちにはどれほどあるでしょうか。

医療とは「贅沢品」ではなく、あまねく人々に享受されるべきもの。そし
て事業とは、医療をはじめとする人々のニーズを満たすために起こされる
もの。その本質に立ち返り、地球に住むすべての人々が、健康に幸せに暮
らせる社会の実現のために、ビジネスに、そして医療に何ができるのか、
皆さんとともに考えたいと思います。

■1月16日(土) 13:30受付開始、14:00開始

「アジアの社会起業家:ICTを使った高齢化社会への挑戦」

スピーカー:馬錦華氏
/香港 シニアシチズン・ホームセーフティ・アソシエーション事務局長
(逐次による英日通訳)

日本でも、2030年には独居高齢者が、全人口の15%を超えるとされ
ています。誰にも等しく訪れ、避けては通れない「老い」という課題。第
3回のISL社会イノベーター塾では、香港・中国を舞台に、高齢化社会と
いうアジア先進国に共通する課題に、事業的な方法論で取り組む社会起業
家をお招きしてお話を伺います。

今回のスピーカー、馬錦華氏は、ソーシャル・ワーカーとして仕事をして
いた1993年、香港を襲った大寒波に、一冬で100名以上の独居高齢
者の孤独死という事態に直面し、この社会課題の深刻さに大きなショック
を受けました。

馬氏は、この事件を受けて、従来型の社会福祉サービスだけではなく、IT
を使った、事業的な方法論での問題解決が必要と痛感、電話回線と接続し
た機器を各戸に設置する、有償の緊急連絡サービスを提供する事業を97
年から開始しました。企業から最先端のコール・センター設備を導入、会
員のデータを蓄積、発信番号通知によって病状や親族、かかりつけの医院
等の情報が瞬時に共有されるシステムです。

現在では総人口が620万余の香港で6万人以上の会員を得るほどに普及、
事業高は年間8億円を超え、さらに中国広東省と上海市において、現地政
府からの要請を受け、同様な事業展開のコンサルティングを行っています。

現在では、緊急時の連絡の他、医療アドバイスや話し相手になるなどのサー
ビスを提供、一人暮らしをしている高齢者の暮らしを「安心」で「安全」
なものとしていく活動に取り組まれています。その手法はIT技術によるソー
シャル・ビジネスの事例としても突出しており、国内外からも大きく注目
を集め、ISLとも提携しているスイス・シュワブ財団から、アジア地域に
おけるSEOY受賞者として表彰を受け、世界経済フォーラム主催の会議にも
招聘されています。

全ての世代の人々が健康に年を重ね、安心して生活することができる社会
を創るためには、私たちひとりひとりがこれからどのような努力をしてい
かなければならないのか、日本以上に高齢化が進む香港での経験に学び、
皆様とともに議論し考えたいと思います。


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ISL社会イノベーター塾

(ISL社会イノベーター・フォーラム)

■日時:

第3回(スピーカー:馬錦華氏)
2010年1月16日(土)13:30受付開始、14:00開始

第4回(スピーカー:デービッド・グリーン氏)
2010年2月8日(月)18:30受付開始、19:00開始

■会場:

ISLクラスルーム(千代田区紀尾井町4-1 新紀尾井町ビル5階)
または都内の会場を予定。
(場所につきましては、お申し込みを頂いた方に、追ってご連絡を差し上
げます)

■コーディネーター:伊藤健
(ISLディレクター、社会イノベーションセンター統括)

■会費:

第3回:一般2000円、会員・学生1000円
第4回:一般3000円、会員・学生2000円

■定員:

各回100名
(先着順に受付、定員に達し次第締め切りとさせて頂きます)

■主催:

特定非営利活動法人アイ・エス・エル 社会イノベーションセンター

ISL社会イノベーションセンターの活動は、三井物産、リクルートを中
核に、サントリーホールディングス、日立製作所、ミスミグループ本社を
含めた先進企業5社のご厚意によって支えられています。

■協力:

一橋大学イノベーション研究センター
早稲田大学WBS研究センター
東京工業大学 社会理工学研究科 社会工学専攻 国際的社会起業家養成プ
ログラム

■後援:外務省、経済産業省

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《お申し込み》

ご参加ご希望の方は、下記のURLより必要事項を記入の上、事前にお申
し込み下さいますようお願い致します。先着順に受付いたします。

URL:https://pro.form-mailer.jp/fms/9bc8ac845983

《ISL社会イノベーター塾について》
(社会イノベーター・フォーラム)

ISL社会イノベーター塾は、国内外で活躍する社会起業家をスピーカーに
招き、その活動内容、事業モデルとそのユニークさ、その社会的インパク
トと意義などについてご講演頂くフォーラムです。

フォーラムの内容は、日本経済新聞社の広報後援を受け、同紙夕刊に「社
会イノベーター塾」として、2009年11月より隔月で、掲載をしてま
いります。
(第1回:2009年9月2日実施のMatt Flannery氏の講演は11月26日に掲載。
第2回:2009年12月10日実施の鈴木亨氏、飯田哲也氏の講演は1月中旬に
掲載予定)

それでは、皆様にご参加頂けますことを、心より楽しみに致しております。
本件につき、ご質問等がございましたら、下記まで、お気軽にお問い合わ
せ下さい。


NPO法人ISL 運営事務局 (担当:柘植・伊藤)
forum@isl.gr.jp
電話:03-5226-6800
FAX :03-5226-6801

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