テラと申します。よろしくお願いします。

緑あふれる公園が好きで、若い時からよく家の近くの公園を散策していました。そんな公園でゴミが落ちてると、「誰が捨てたんだ！」と腹が立ち、義憤に駆られて、何度か家族を引き連れてゴミ拾いに行ったこともありました。

しかし、すべてのゴミを拾えるわけでもなく、また次の日にゴミが落ちていると、無力感に襲われ、徐々に、ゴミを見ても、見て見ぬふりをするようになっていきました。

でも、一日一愛運動を知り、どんな小さなことでもいいので、やれることをやればいいのだと教えられました。それで、近所の買い物の帰りに、道に落ちていた紙屑を拾ってみたのです。ところが、こんなささいな行動でも、なんだか爽やかな気持ちになったのですね。自分が行動することで、ひとつでも落ちているゴミが無くなるのなら、世の中は以前より良くなるんだ、と気づいたのです。そして、その結果、自分の気持ちが良くなるということを発見したのです。

それを機に、大好きな公園を散策するついでに、ゴミ拾いもやるようにしました。トングとゴミ袋を片手に、散策しながら公園のゴミを拾っています。

最初の頃は、他人の前でゴミを拾うのは、なんだか少し恥ずかしくも思ったのですが、別に悪いことをしているわけではないのです。少し勇気を出せばいいのです。続けていると、人目は全然気にならなくなります。

ゴミを拾ってると、わざわざ近寄って来て「御苦労さま」とか「ありがとう」と感謝してくださる人もいて、心にポッと火が灯ったように嬉しくなります。声をかけてきた人が、まるで古くからの友人のように思えるのです。同じようにゴミ拾いをしてる人に会ったりすると、嬉しくて思わず声をかけてしまいます。そして最近では、まったくの他人でも、すぐに繋がることができるような気がして、以前のような人見知りをしなくなりました。

大量のゴミなど拾えないこともありますが、そんな時は嫌な思いをするのではなく、また来た時に拾えればいいと気楽に考えています。大事なことは、楽しくやるということで、それだから長続きするのですね。

生ごみなど汚れたゴミを家に持って帰るとカミさんに怒られるので、空き缶やペットボトルはリサイクルBOXへ、その他のゴミはゴミ袋に入れたまま自転車のかごに置いておき、ゴミ箱のある公園に行った時に捨てさせてもらっています。その公園でゴミを捨てて、次のゴミ拾いに備えてゴミ袋を洗った後は、凄く爽快な気分になります。公園も綺麗になり、そしてなんだか自分自身の心が美しくなってる気がしますし、なによりも喜びに包まれた日々を送れます。

皆さんも、騙されたと思って、ゴミ拾いをやってみませんか。幸せになることを受け合いです。