今年は、キューバ革命50周年! 横濱開港150周年！
　
　5月30日（土）より6月5日（金）までの一週間、横浜の小さな映画館で「キューバ映画祭」が開催されます。
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　今年は、「キューバ革命50周年」ですが、「ラテンアメリカ映画ファン」のみならず、たとえば、「革命50周年」を迎えた「キューバ革命」を起点に21世紀のいま、大きく揺れ動くこの世界に、意志的に関わり、生き延びていくための「歴史的想像力」を養うためにも、新旧の選りすぐったキューバ映画8作品を取り上げたこの「映画祭」は、（とにかく）オススメです。

　たとえば、「キューバ音楽ファン」であれば、とりわけ、キューバの国民的歌手ベニー・モレ（1919〜1963)の波乱の人生を音楽と共に辿った『エル・ベニー(El Benny)』(2006)は見逃せないでしょうし、また1983年8月のカンガンバで一週間の戦闘と冷戦下のキューバと国際政治の関係を描いた『カンガンバ(Kangamba)』(2008)は、関東圏ではじめて公開される作品であり、とくにオススメです。

　とりわけ後者は、「わたしがいままで観た映画のなかで最もシリアスでドラマティックな作品のひとつだ」とフィデルがコラム「同志フィデルの省察」で熱っぽいコメントを残し、2008年のキューバで最も観客を動員した作品です（詳しくは下記の「関連日記」をご参照ください）。

[関連日記]
▽キューバ映画祭―横浜ラテンフィルムフェスタ2009
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1171363011&owner_id=607256

　どの作品も印象深く、また必見だと思いますが、この映画祭で選ばれた作品を観れば、毎日の暮らしに必要な「歴史的想像力」を膨らます良い機会／きっかけになるかもしれませんね。少なくとも（本トピックの主である）わたしはそう観ます。 どの映画にも、「キューバ」に生きる人たちの歴史を紡ぎ出す〈声〉が聞こえようとするのです。
　
■キューバ映画祭―横浜ラテンフィルムフェスタ2009
http://www.jackandbetty.net/cuba_top.html

　開港150周年を迎えた国際都市・横浜で、最も歴史のある商店街・伊勢佐木町を舞台に、ラテンアメリカ地域の映像と文化に触れる映画祭が誕生しました。記念すべき今年の特集は「キューバ」。日本とキューバの国交関係樹立80周年、キューバ革命50周年の記念すべき年に、音楽と独特の歴史の魅力に彩られたキューバの新旧傑作映画を特集上映。またキューバの音楽と文化を体験できるイベントも開催します。

　生きる希望に満ちあふれた国、キューバ。その魅力と秘密、流れるリズムを味わいに、ぜひみなさまお越しください。

[日時]5/30（土）〜6/5（金）
▼上映スケジュール
http://www.jackandbetty.net/cuba_schedule.html

[会場]横浜シネマ・ジャック＆ベティ
http://www.jackandbetty.net
[料金]前売り：1000円（大・高・シニア・会員）；800円
　　　当　日：1200円（大・高・シニア・会員）：1000円　小・中学生：500円

【上映作品】
◆レボルシオン革命の物語◆ルシア◆低開発の記憶◆フルカウント
◆エル・ベニー◆カンガンバ◆サルサとチャンプルー◆苺とチョコレート
http://www.jackandbetty.net/cuba_sakuhin.html（←詳細）

[お問い合わせ]
横浜ラテンフィルムフェスタ実行委員会広報室
TEL:045-243-9800（シネマ・ジャック＆ベティ内）
メール：info@koganecho.com

[主催]横浜ラテンフィルムフェスタ実行委員会
[後援]キューバ共和国大使館、日本国外務省、神奈川県、横浜市開港150周年・創造都市事業本部
[協力]国立近代美術館フィルムセンター、Action Inc.、（株）バイオタイド、シネカノン、日本映像翻訳アカデミー、さっぽろ自由学校「遊」