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開催終了サティシュ・クマール講演会「土」と「心」が創る「持続可能な社会」

詳細

2009年10月21日 22:22 更新

みなさま。

この度はサティシュ・クマールさんの講演会の紹介をさせていただきます。パーマカルチャーに関心を寄せられている方にもとっておきのお話が聞けると思いますので、是非ご来場ください。

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サティシュ・クマール 2009 講演会

つながりを取りもどすために
「土」と「心」が創る「持続可能な社会」

http://afutures.net/event/091118.html

日時:2009年11月18日(水) 午後2時〜6時(予定)
場所:聖心女子大学宮代ホール(東京広尾)
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サティシュ・クマールさんは、1936年インド生まれで、今年73歳。9歳の時にジャ
イナ教の僧侶になり、修行を重ねますが18歳でガンジーの思想に触れ、還俗。核廃
絶を訴えるために無銭・徒歩旅行で世界をまわり、核保有国の国家元首に平和のお
茶をプレゼントし、平和思想家としてその名を世界に知られるようになりました。

その後イギリスに移り住み、エコロジーとスピリチュアルの融合を目指す雑誌『リ
サージェンス』の編集長をつとめるととともに、ホリスティックな教育の場として
、シューマッハー・カレッジを創設、現在もオルタナティブな思想の拠点として、
世界各国からの学生・研究者を集めています。

「土と心と社会」。サティシュさんが生涯をかけて追求した思想は、この言葉に集
約されます。土に触れ、自然とのつながりを取りもどすことで、精神が耕され、そ
の精神が社会を変えていく。心のあり方を変えない限り、社会システムだけを変え
ることはできませんし、精神=スピリチュアルだけの追求は自己満足だけを生み出
します。

最新刊の『精神のコンパス』(邦訳は近刊)で、サティシュさんは日々の生活から
、コミュニケーション、食と農、エコロジー活動、ビジネスに至るまで、あらゆる
ステージで応用できる「指針」を明らかにした上で、分離・分断から統合へ、競合
から共生へ、孤立から連帯への道筋を明るく照らしてくれています。

持続可能な社会への鼓動が次第に大きく膨らみ始めたいま、私たちに必要なチカラ
。それは、さらにすそ野を広げ、人々を動かしていくコミュニケーションのチカラ
。これまでのリーダーシップの枠を突き破り、愛と非暴力の行動による社会変革を
牽引するチカラ、さまざまな運動をネットワークしていく繋げるチカラ、そしてそ
れらを可能にする、私たちの心の中奥深くに眠りながら目覚めを待っている精神の
エナジー。

11月18日の講演では、こんな内容のお話しをしていただく予定です。つまりは、サ
ティシュさんの思想の最深部を語り尽くしてもらおう、という講演会です。

詳しくは、以下よりご覧ください。
http://afutures.net/event/091118.html

ぜひ、みなさまのご来訪をお待ちしております。

【開催概要】
サティシュ・クマール 2009 講演会
つながりを取りもどすために
「土」と「心」が創る「持続可能な社会」

日時:2009年11月18日(水)
   午後2時〜6時(予定)
場所:聖心女子大学宮代ホール(東京広尾)
   http://www.u-sacred-heart.ac.jp/access/
参加費:2000円(前売り・事前予約)
    2500円(当日)
主催:NPO法人懐かしい未来

参加申し込み:
sk20091118@gmail.com まで氏名、メールアドレス、電話番号を明記の上お申し込みください。

<ご参考>
サティシュさんが、編集長をつとめるエコロジーとスピリチュアル・エコロジー専
門誌『リサージェンス』については、http://www.resurgence.org/
サティシュさんが創設し、現在もプログラムディレクターをつとめるシューマッハ
ー・カレッジについては、http://www.schumachercollege.org.uk/

サティシュ・クマールmixiコミュ二ティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1957692
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(以下は、辻信一さんが著書でピックアップしたサティシュさんのお話を少し修正して掲載します。長文御免ください。)

次に、ぼくが敬愛するサティシュ・クマールの言葉を紹介しよう。彼は若い時に、ガンジーの教えに感銘を受けて、核兵器の廃絶を求めて世界中を歩く巡礼の旅をした人だ。『スモール・イズ・ビューティフル』の著者E.F.シューマッハーとともに、エコロジーと平和の雑誌「リサージェンス」を発行し、シューマッハーの死後はその遺志を受け継ぐべく大人のためのホリスティック教育「シューマッハーカレッジ」や子供のための「スモールスクール」を設立した。カルチャー・クリエイティブの精神的な師として、ぼくは誰よりもまず彼のことを思う。
その彼が2007年に日本にやって来たときにこんな話をしてくれた。


【地球温暖化と気候変動のことで世界中が大騒ぎですね。昨日まで知らん顔をしていた政治家たちまで、急に知ったかぶりをして危機について語っている。ちょっと詳しい人たちはいっそう熱を入れてことの重大さを説いている。
人々はますます不安に怯え、恐怖にかられているように見えます。でも恐怖はなにもよい結果を生み出さないでしょう。

まず、煽られている恐怖が何かというと、
今の経済システムと、この社会の「豊かさ」を失うことになるぞ、そうなったら大変だ、という恐怖なんですね。

「ある問題を引き起こしたのと同じマインドセットのままで、その問題を解決することはできない。」(アインシュタインの非常に有名な言葉)
その問題を解決するためには、まずマインドセット(思考の枠組み)から抜け出す必要がある。

「豊かさ」という考え方が、地球温暖化という危機をもたらした。それなのに、早くなんとかしないとその「豊かさ」を失うことになる、と恐怖を煽っている訳です。これっておかしくないですか?では、「豊かさ」とか「経済成長」とかいう考えはどこから、やってきたのか。私は、こういう考え方も含めて、すべての問題は私たち人間が自然から切り離されたところから来ていると思っています。アインシュタインのいうマインドセットとは、「大地から切り離された私」という思い込みのことでしょう。

こう自問してみることです。「もし、地球温暖化なんてなかったら、私はどう生きるのか」って。
地球温暖化があるから、「こうしなくちゃいけない」とか、「こうしてはいけない」とか思う。では、その地球温暖化がなかったら?ねっ、わかるでしょ。

地球温暖化があろうとなかろうと、してはいけないことはいけないんです。そして気候変動があるかないかにかかわらず、私はこう生きたい、だからこう生きる、ということがあるはずです。


地球温暖化が怖いから、自然を大切にするのではない。

自然を大切にするのは自分を大切にすることと同じで、それをすると自分が幸せだから、そうするのです。】


(辻さん補足)人に暴力をふるうと警察に捕まるのが怖いから、暴力をふるわないのだろうか。戦争すると殺されるかもしれないからしないのだろうか。いや、それ以上に、非暴力や平和がぼくの幸せそのものだからではないか。


【これまで「豊かさ」を追いかけて、犠牲にしてきたものは大きく言えば3つ。それは、ソイル(土)、ソウル(心)、そしてソサエティ(社会)という3つのSで始まる言葉で表すことができます。ソイル、つまり、自然を単なる資源と見なし、それを競って奪い合ってきたのです。そして、その競争の中で、ソウル、つまり自分のからだやこころさえ金儲けの手段のようにしていじめてきたのです。さらにその競争の中で、ソサエティ、つまり周りの人々と助け合い、分かち合うことを忘れてしまったのです。

でも、がっかりしすぎないように。それさえわかれば、後はとても簡単なんですから。

というのも、今の3つのSの中にこそ、本当の豊かさがあるんです。いや、この世のすべての豊かさがそこにあると言ってもいい。そしてこの3つのとつながることこそが、幸せへの道です。「ソイル、つまり地球とつながる」、「ソウル、つまり自分とつながる」、「ソサエティ、人々とつながる」。
こう言い換えてもいい。「ソイル、つまり地球を大切にする」、「ソウル、自分を大切にする」、「ソサエティ、人々を大切にする」。この3つは同じことの3つの側面にすぎません。】


(辻さん補足)サティシュが言う「3つのつながり」の「つながり」は、英語のリレーションシップ(relationship)。このリレーションシップこそが幸せの泉なのだ。それに対して、「所有」を意味するオーナーシップ(ownership)は不幸の源だ。

これまでの経済学の中心には、このオーナーシップという考えがあり、「豊かさ」はそれをもとにしてはじめて成り立つものだと考えられていた。これに対して、これからの「幸せの経済学」の中心はリレーションシップになるだろう、とサティシュは考えている。オーナーシップからリレーションシップへ。


【いいですか、もう一度言いますよ。
「そうすべき」とか「そうしなければならない」ではない。「そうしたい」のです、私たちはみんな。
なぜでしょう?「そうする」ことが幸せへの道だから。幸せにいたる道が、つらく悲しいはずありません。だから、「そうする」ことはいつだってうれしく、心安らかで、愉快なんです。】


辻信一『幸せって、なんだっけ―「豊かさ」という幻想を超えて』より

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