東京で友人のRくんとの話で、ジャンプのまんがの傾向についての話もしたんですよ。その話とは、
「ジャンプのまんがは、最初はギャグマンガでも、途中から格闘まんがになる傾向がある」
ということです。
そのうちの一作が「キン肉マン」です。キン肉マンは最初はギャグマンガとしてスタートしたのに、七人の悪魔超人編から超人レスリングまんがに路線変更しています※。
「魁!男塾」も、最初は軍国主義コメディーだったのに、関東豪学連の対決から、本格的な格闘まんがになっています。
「ドラゴンボール」も、最初はアドベンチャーまんがだったけれど、いつの間にか超人格闘まんがに……。
最近では、「家庭教師ヒットマンREBORN!」も、最初はギャクマンガだったのに、格闘まんがに路線変更して……。
どうしてすぐ格闘まんが(バトルまんが)に路線変更するのか?恐らくまんがの人気が出るには、毎回試合や戦いをして、物語の展開を盛り上げるのが一番手っ取り早いからだと思われます。
でもその反面、同じ戦いや試合の繰り返しになり、その結果人間ドラマが軽視され、あげくに物語が破綻してしまうという欠点もあります(実際、物語が破綻した例が多い!!)。
こういう面も今のまんが界、特にジャンプは変えるべきではないか思うのですが、いかがなものでしょうか。
※厳密には第20回超人オリンピック編からだが、超人オリンピック・ザ・ビッグファイトの中盤までは、あくまでも基本的にはギャグマンガなので、ギャグの要素が薄い本格的な路線変更は、七人の悪魔超人編から。
ログインしてコメントを確認・投稿する