【辛口批評】また金の力で選手を取るのか　−絶望しか与えられないジャイアンツの二軍選手−

中日・川上憲伸 FAで巨人入り!?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=628517&media_id=59

　フリーエージェント制の発足以来、いちいち例をあげるのが面倒くさいほど、ジャイアンツの選手補強は度を越しています。はっきり言って、ジャイアンツが金の力でいい選手を集めれば、強くて当然です。しかしそれで視聴率が上がったかというと、そんなことは無く、却って下がっています。
　野球というのは、どこのチームでもスター選手は勿論のこと、地味だが名手と呼ばれている選手等がいて、野球界全体が栄えるものです。ジャイアンツだけが栄え、他の球団が衰えてしまったら、ジャイアンツも存在意義が無くなるという事がわからないのでしょうか。
　いや、それ以前に、Ｖ９の頃ならいざ知らず、今はもう、ジャイアンツが球界の人気を支えるという時代は、既に終わっています。しかし、それを自覚していないのが、ジャイアンツの首脳陣です。

　前にも書きましたが、かわいそうなのはジャイアンツの二軍選手です。主力選手が引退したりして、
「いよいよおれの出番だ!!」
　と意気込んでも、空いた席は他の球団からの移籍選手で埋められてしまい、結局二軍の出番は無く、一軍に上がることなく、飼い殺しの野球人生で終わってしまいます。ジャイアンツにいて飼い殺しにされるよりも、他の球団に移って、ジャイアンツを見返してやるという選手が、少しでも多く出現すればいいんですが……。


　それを考えれば、去年「極貧打線」でリーグ優勝を果たしたファイターズは、まさに野球史に残る偉業です。