渋谷にある人形屋さん・・なのかな?画廊なのかな?にある『マリアの心臓』で、山本タカト展〜幻色夢鏡〜を見て来ました。
このお店。人形屋佐吉さんのお店・・よね?片岡佐吉さんのお店。(違ったらゴメン)
渋谷の雑居ビルの地下にあるのですが、地下の秘密倶楽部みたいな感じで面白かったです。耽美〜な感じなの。
人形屋さんなので、人形がところ狭しと置いてあるんですよ。なんと、天井にも人形が吊るしてある!王女メディアの人形だったかな。サロメだったかも。多分、人形芝居で使ったモノだと思う。
天野可淡さんのお人形や、恋月姫さんのお人形、そして、うわぁ〜い\(^o^)/。四谷シモン氏のお人形もあるよ。美少年人形もあったよぉ〜。
可淡さんのお人形は沢山ありました。どこか懐かしい感じのする、メランコリックなお人形。
恋月姫さんは、血の涙を流す、幼きマリアの人形が気に入りました。
でも、このお店。お人形ケースを重ねて展示してあるから、下にあるお人形が見づらい(^_^;)。あと、解説も下(床とか)に貼ってあるので、いちいちしゃがまないと見られない・・・。立ったり座ったりしてたら、貧血になって、ちょっとフラフラしてしまった・・・。高価なお人形だらけの場所で、倒れたら大変と、ドキドキしてしまった。
アンティークドールも沢山展示してあります。ジュモーのお人形も沢山あったけれど、私は、ブリュとA.T(アーテー)の人形が気に入りました。少女人形なのですが、品があってね。とても可愛い。
A.Tの人形は、日本に10体くらいしかない貴重なモノなんだそうだ。
タカト氏の絵。こちらは、和風で纏められていました。
個人的には、地獄太夫の絵と、幽霊図(最新画集に入っている絵)が気に入りました。本当に美しい!
あと、今年イタリアで開かれるタカト氏の個展に出展する絵も飾ってありました。春画風のモノが多かったです。
やはり、欧米だと、和風=浮世絵なのかな?と思いました。イタリアは確かに、春画の人気も高そうですよね。
タカト氏はきちんと性器を描写するのですが(特に、男性器はしっかり描く)、この春画は、性器の描写がぼかしてあって、欧米向けにしたのかな?と思いました。日本の浮世絵の春画は、性器をしっかり・・というかデフォルメして描くものね。
源平合戦で、男女が絡んでいる絵がとても綺麗で気に入りました。でも、もう売れちゃったみたい(シールが貼ってあるのは売れた絵なのだろう)。
お客さんもチラホラ来ていたのですが、着物の人や、ゴスロリの人なども多くて、面白かったです。
あと。絶対1人はいるだろう・・と思っていたのですが、やっぱり、ミレイ展に行ってから来た人がいて(ミレイ展の図録を持っていた)、「私も行きてぇ〜!!!」と心の中で叫びました。
帰りに、Bunkamuraに寄ってみました。ミレイ展が混んでる・・と聞いたので、どれくらい混んでるか確かめに行ったのです。確かに、お客さんが、後から後から来てました。ちょっと恐れ戦きました・・・。ミレイって、日本でこんなに知名度あったんでしょうか?新日曜美術館で宣伝したからか?
これなら、シメオン・ソロモン展をやっても人入るんじゃねえか?と思いました。(シメオン・ソロモンは、ミレイと同じ、ラファエル前派の画家。ラファエル前派の中で、私が1番好きな画家がシメオン・ソロモン。詩人でもある)
※画像は、山本タカト氏の絵ですが、今回この絵は展示されていません。
ログインしてコメントを確認・投稿する