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2006年01月16日01:39

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ビシバ!ビシバ!!ビシバ!!!

一昨日、テレ朝深夜で『恋のバカンス2006』というのをやっておりました。
『恋のバカンス』というのは、1994年にテレ朝でやっていた、竹中直人氏、片桐はいりさん、温水洋一氏、新生ビシバシステム(ふせえりさん&住田隆氏)がやっていたコント番組。
竹中直人氏が、“ナン”を持って出没する『ナン男』。「流してま〜す」が決め台詞の『流しの演歌歌手“チャーりー・ボブ彦”』など、不思議なコントが沢山ありました。

コント以前に、竹中氏、片桐さん、温水氏、新生ビシバという私には堪らない面子だったので、毎週楽しみに見ていました。
でも当時の私はこう思っておりました。
「あぁ、ここに西田さんがいたらな・・・。」

西田さんというのは、西田康人氏のコト。現在は緋田康人氏という名前で役者さんをしています。以前は住田隆氏と1989年に“ビシバシステム”というコンビを組んでコントをしていました。1994年に西田氏はコンビを辞め、住田氏はふせさんとコンビを組んで“新生ビシバシステム”になったので、確か“恋のバカンス”には出ていなかった・・・と思います。

一昨日の『恋のバカンス2006』は、最近『恋のバカンス』がDVDになったので、それの宣伝も兼ねて作られた番組らしく、SPゲストにウッチャンも出ていました。

レギュラー陣は勿論出ていたので、ふせさん&住田氏のツーショット−新生ビシバシステムも見られ「うわぁ〜ビシバ♪」と喜んでいました。

で、次のコントになった時。最初ウッチャンが映り「わぁ、ウッチャンだ。ウッチャンコント好きだもんなぁ〜。」と思っていたその時、画面左からドアを押して入って来たのは、住田隆氏とそして、西田康人氏(現 緋田氏)。

旧ビシバステム。

一瞬幻が見えたのかと本気で思いました。声が出ず息を吸い込み、かろうじて「何で・・・??」と声が出ました。
嬉しさのあまり震えたのは、初めてだったかも知れません。
流石に泣きはしませんでしたが、目に涙が溜まりました。
コント見てるのに(^_^;)。
旧ビシバシステムのツーショットがあまりにも嬉しくて。

1994年当時「あぁ、ここに西田氏もいたらな。」と思った私。
まさか、12年後その夢が叶うとは!
有難うテレ朝!!

因みに私がどれくらい嬉しかったかと言うと、嬉しすぎて、コントの内容を覚えてないと言う・・・。
でも、大丈夫。ビデオ録画したから。
偶然録っただけなんだけど(^_^;)、良かったよ。本当に良かった。

そして思わずにはいられぬこと。

あぁ、私は未だに、本当に未だに、ビシバシステムが大好きで、そして未だに、本当に未だにビシバシステムの呪縛が解けてはいないんだと・・・。

初めて見たのは『西田氏の友人がニューハーフと結婚する』ネタ。
説明してみるが、説明しても多分面白くないと思う。

とある、結婚式場の休憩室。男が2人座って雑談を交わす。最初は友人の結婚を祝う内容だったが、話がだんだん妙になっていく。
西田氏が「相手の女、ニューハーフだぜ。」と言い、住田氏が「え?まさか??」と言えば、西田氏は「本当。」と返答。住田氏「(乳を押さえ)・・・・・・こっちは?」西田氏「あるんだ。」住田氏「(股間を押さえ)こっちも・・・。」西田氏「も、あるんだ。」「えっ?えぇ〜!?」と慌てふためく住田氏。それで何故結婚出来たのか問い、それなら止めなきゃマズイだろうと言うも、のらりくらりとした返答しかしない西田氏。
最後、何も結論が出ず、舞台がグルグル回って住田氏が「何だよ。わけ分からないよ!回すな!回すなよ、オイ!」と慌てふためいてオチ。

初めて見た時の衝撃は今も忘れません。面白いとかそれ以前に「何だコレ?」という思いと「天才だ」という思いが交互に襲って来ました。
冷静に考えれば、『ラジカル・ガジベリビンバシステム』(劇作家の宮沢章夫氏がやってたコントユニット。シティボーイズや竹中直人氏も参加していた)を見ていた私なのだから、それは、宮沢文法を汲む笑いだって気が付いても良さそうなモノだったのに、その時は、何故か気付きませんでした。
ただ、当時19歳の小童の私でも、彼らのコントが演技力の高さに支えられているのだ・・・というコトは分かりました。

衝撃は続きます。
確かTBSだと思ったのですが、竹中直人氏の番組で『東京イエローページ』というのがありました。ビシバはこの番組の中で、短いシチュエーションコントのような物を担当していたのですが、私が初めて見たやつが、多分、今となっては放送コード的に、なんぼ深夜とはいえ、「こりゃ放送無理だろう?」的な物でした。

以下、そのコントの内容。

1人の男(住田氏)が公園を歩いていると、ガラの悪そうな男(西田氏)が近付いて来て「出せ!」と脅す。「え?えぇ?」とうろたえる住田氏。西田氏は「出せ!出せ!」とずっと繰り返し、住田氏を木に押し付ける。住田氏は怯えたまま財布を出す。
それでも尚「出せ!」と住田氏を脅し続ける西田氏。住田氏はワケが分からず財布を差し出したまま半泣き状態で怯えていると、西田氏、やおら住田氏の前に跪き、住田氏のズボンのチャックを下ろして、フェラチオをする。
住田氏の「え・・・」が「あッ・・・」に変わってコント終了。

まぁ、笑いどころとしては、「出せってそっちかよ!」となるんでしょうが、それより何より、こんなコント考えたとしても普通やらないと思う・・・(^_^;)。
しかも、演技力が半端ではない為、非常にリアルに展開されます。
ちょっとしたレイプ物のホモビデオです。
今だと放送コードがきつくなっている為、たとえ深夜でも放送は無理かと思います。

と、思ったら、ライブではこれ以上のコトをやったのでした。そう。ライブには放送コードはないのです。

それが『地雷2』というコント(2の衝撃の為、1が記憶に残ってない・・・(^_^;))。

場所は戦場らしい。軍服姿の2人の男が歩いている。1人の男(住田氏)が「アッ!」と声を上げる。もう1人の男(西田氏)が、相手を見やる。住田氏「地雷を踏んだ。」「助けてくれ。」と西田氏に頼む住田氏。
西田氏が住田氏に近付く。安堵の表情を浮かべる住田氏。
次の瞬間、やおら住田氏の軍服を剥ぎ取る西田氏。住田氏はワケが分からず「え?」「え?」と途惑う。逃げたくとも、地雷を踏んでいるので足を離せば爆発して死んでしまうので、逃げるコトも出来ない。
軍服を剥ぎ取って、上半身を裸にした住田氏の乳首を西田氏が思いっきり吸って、切り落とすように暗転(暗闇の中、マイクを通して、ズッズッて乳首を吸った音が聞こえるんだ(^_^;))。

こんなコント考えたとしても普通やらないと思うPART2。

ちょっとしたホモビデオどころの騒ぎじゃありません。生板ショーでした(オイ)。

当時まだ10代だった私は、「コレは笑って良いものなのか?」と思いはしたのですが、帰り道思い出したら可笑しくて可笑しくてね。
“人間、相手が何も出来ない、手出しできない状態だったら、結構何でもやっちゃうよね”・・・そんなコトをビシバに上手いこと表現されたような気がしたのです。
あと、住田氏は、本当に怯え方が上手い。
これも演技力の賜物なのでしょうが、安堵の表情から途惑いの表情に変わって、最後怯えた表情になるのが見事。
あと、上手いのは、西田氏の方は終始無表情なんだ。感情がないようにも見え、逆に怖く見える。

こんなコントをやっていたビシバシステム。
そのコンビがよもや12年目にしてもう1度見られるとは思いませんでした。(ビシバシステムというクレジットは入ってなかったケドね)

今見ると、どうしても“バナナマン”と相似形に見えますね。
本当にね、住田氏&西田氏の間や細かい仕草は、バナナマンのよう・・・って本当は逆なんだけどね(^_^;)。バナナマンがビシバシステムなんだケド。
バナナマン・設楽氏が、トークライブで「(ビシバシステムの)ただ2人で唄ってるだけのネタを見て衝撃を受けた。」と言っていたが、それは多分、『大きな古時計』『ブルーライト横浜』『いさせて〜いさせて〜綺麗なオネエチャンのそばにいさせて〜♪』『小さい秋見つけた』のどれかよね。
私、ビデオに録画してあります。
本当にずっと西田氏&住田氏が唄ってるだけのコント。

このネタが後にバナナマンに影響を与え、スライドボーイズになるんだね。

バナナマン・設楽氏が愛してやまなかったビシバシステム。キングオブコメディ・今野氏に「(事務所に)ビシバシステムがいるって言われても嬉しくも何ともない。」と言われたビシバシステム(笑)。

『恋のバカンス2006』を見て、もう1度彼らのコントを見たいな・・・とは思ったけれど、そんな高望みはしないでおこう。

“ビシバシステム”自体が解散していなくて、ビシバ色を持ったバナナマンというコンビがいれば、もうそれで充分なような気がしてくるから。

余禄。テレ朝で金曜11:15から始まった『時効警察』というドラマ。三木聡氏が作&監督なのだが、こちらには、ふせえりさん&緋田康人氏が出ている。住田氏も出ないかな?
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