三菱A6M

Discovery Channelで、戦闘機歴代ベスト10を見た。
そこに三菱A6M(零式艦上戦闘機)の名が無いことに、
別に不満は無い...

戦闘はtacticsで制するものだが、戦争はstrategyで
制するものだ。
零式はアウトレンジ戦法の為に開発された艦載機で、
汎用性は無い。
運動性能が優れているのが特徴と思っている人が多いが、
これは誤解である。
空母発艦後規定高度まで到達する早さと航続距離が最大の
特徴であり、空戦で性能を発揮するには、ハイスピード
ダイブで逃げられない低空ドッグファイトに相手が
付き合ってくれた場合に限られる。これはシミュレータで
飛んでみれば痛感出来る。
それが汎用機の様に使われたのは、大戦初期には、
航空機自体に、今日の戦闘機の様な、艦載攻撃から
制空・防空までこなす汎用性を備えることが困難だった
からに過ぎない。

...しかし、「もし"美しさ"という評価項目があったら、
スピットファイヤがNo.1だろう」というのはどうだろう？
バカいうな。美しさで言ったら零戦か１式水戦が
No.1に決まっとるだろうが!!