我が家には雑種で♂のチョロという名前の犬がいる。
僕が小学5年生の時、一個下の妹が犬飼いたい!とかぬかしたせいでチョロを飼うことになった。
正直僕は反対だった。
育てるのが大変だと思ったし、お金も結構かかるとも思ったから。
生活がカツカツだったにも関わらず、妹のわがままを叶えてやった両親。
相変わらず優しいの〜
(´ω`)
毎日散歩も行くし、ちゃんと育てるから〜(ノд<。)゜。
とムカつく声で宣言した我が妹。
一年もしないうちに膝を悪くして、激しい運動はしないで下さいと、ドクターストップをかけられる。
散歩は誰が行くの?
「悠蔵、お願いできるかい?」
by 優子(母親)
小6から高3まで、毎日のように行ったさ…。
友達と遊ぶ約束しても、夕方にはちゃんと行ってたさ…。
正直、チョロの存在は邪魔だった。
自分の時間が奪われてるようだったから。
でも一番ムカついたのは、妹。
わかっちゃいたけど、面倒見るのもすぐ飽きてほったらかし…。
僕と母親で育てたようなもん。
チョロが小犬の頃は囲むようにかわいがっていた家族の方々。
でかくなった瞬間、ほったらかし。
何故飼うことに一番反対だった僕が一番触れ合ってんだ?
まぁ、過ぎたことはもういい。
今では寧ろ良かったと思ってるし。
そんな厳しい飼い主に育てられたチョロ。
現在15歳。
もうおじいちゃんです。
あの頃は物凄く元気いっぱいで走る吠えるの毎日だった。
ほんとよく叱ったのを覚えてる。
年末
嵐のような日が1日だけあった。
チョロの小屋は浸水してしまい、寝ることもできない程ひどい有様になった。
だから、チョロは家に入れることにした。
昔も吹雪とかの日はたまに家に入れたりしてた。
元気いっぱいのチョロは怒られるようなことを何度もやらかしていた。
でも、今は悲しい程おとなしい…。
体を撫でると骨が浮き出てて、ガリガリやな〜とついぼやいてしまう程だ。
紐でどこかにくくらなくても安心。
基本、丸まって眠っているチョロ。
誰かが何かを食べているときだけ、くれないかな〜と近寄ってくるくらい。
15歳にしては元気なんだけど、あの頃の元気は確実になくなっているチョロロ(ほんとはチョロ)。
もうそろそろか…。
ソファの上で安らかに眠っているチョロロを見ていると唄が出来そうな気がした。
ギターを弾いてみた。
口ずさんでみた。
メロディが出来た。
チョロロ〜と呼んでみた。
起きてはくれなかった。
ほんとに悲しくなった…。
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