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2007年11月17日22:02

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個人の行動はとことん監視可能?

大人の顔
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=342133&media_id=26

NECは香港入国管理局に出入国審査の際に自動車に乗車したまま顔認証を行い、自動的に登録者本人かどうかを識別する世界初の出入国ゲート管理システムを納入し、今年7月より稼動を開始したという。
このシステムの背景として、香港では、全住民のIDカード化が実現しており個人の識別情報が登録されていることがある。また車ごとにドライバーが一対一で登録されており、車のナンバーからドライバーが特定できるので、出入国ゲートに進入時に車のナンバーを識別しドライバーを特定することができる。現在は、指紋認証システムが稼動しており、そのシステムと顔認証システムが併用されているという。
更に次の段階では、乗用車の搭乗者全員を認識する顔認証の導入も決定しているらしい。このシステムでは、指紋認証システムとの併用ではなく、顔認証だけで出入国審査を行うことを目指していて、現在開発と実験を進めているそうだ。

また現在は<主要国道・高速道などの重要道路上。県境の周辺。重要施設(県庁・発電所・空港・軍事施設)の周辺。オウム真理教などの宗教関連施設の周辺>などには「Nシステム」(自動車ナンバー自動読取装置)が設置されているし、街頭や鉄道の駅にもビデオカメラが設置されている。それに詳しいことはわからないが、最新鋭の軍事偵察衛星の画像解像度は「30cm以下」とか「15cm」「10cmも可能」ともいわれている。

以上のような技術を組み合わせて駆使すれば、理屈の上では、個々人の行動をすべて監視してガラス張りにすることだって可能であろう。

国の治安を脅かす怖れのある犯罪組織(暴力団)や右翼団体・左翼団体・オウム真理教(現アーレフ)・新興宗教・朝鮮総連・労働運動・反戦運動などの関係者を警戒している公安警察などは、我々が知らされていないだけで、既にそういうことを実際にやっているのかも知れない。

また企業の「One to one マーケティング」をとことん突き詰めれば、顧客の行動管理を徹底的に行なうことにつながり、それは最終的にはプライバシーの侵害に限りなく近づく。

顧客カードやポイント制に基づく個々人の特定化を更に突き進めて、画像データの分析を通じた個々人の行動エリアや嗜好の分類結果まで、企業のマーケティング活動に活用するような時代がもし到来するとすれば、少々空恐ろしい感じがする。
何もかもお見通しの「神さま」に、我々一人一人の行動をすべて監視されて、「次はこれが欲しいんでしょう」と囁かれているようなものである。
これを便利と考えるか、まるでオーウェルの『1984』の管理社会のようで閉塞感に息が詰まると思うかは、人それぞれであるが、どこに行くのも監視付きというのは、僕はやっぱり嫌である。
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