ぼくはタイトルは知っていても実際に読んだことがなく、一度は読んでみたいと思っているまんがというのは、結構あります。そのうちの一つが、梶原一騎作 影丸穣也画の「ああ五高 武夫原頭に草萌えて」というまんがです。
これは旧制第五高等学校(熊本大学の前身となった学校の一つ)の学生達の青春群像を描いたまんがだということですが、どんな内容なんだろうか?恐らくは漢達を描いた硬派なまんがなのではないでしょうか。
春に草木が萌えるように、春に五高を巣立っていくことで、かれらもまた萌えて(別の意味を考えないよーに)、大きな大輪の花を咲かせたり、雑草のようにたくましく生きるのでしょうか。
タイトルは、五高の寮歌から取られています。
斉藤貴男「梶原一騎伝」によると、このまんがが発表された頃は、斬新なテーマを扱っても、少し話が進むと、ほぼ百パーセントに近い確率でやくざが出てきたり、格闘技の話になってしまったまんがばかりの中、「ああ五高 武夫原頭に草萌えて」や「昭和一代女」は例外的に純文学的な香りがするまんがのようです。
もっとも、メジャーな人気には繋がらりませんでした。しかし、読んでみたいなあ。
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