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2007年10月13日21:55

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結婚記念日旅行 モンサント 1

昨日は、帰宅だけのために8時間以上。。。
疲れました。。
でも、日本へは、ドア トウ ドアで24時間以上かかります。。(汗
考えないようにしよう。。。

さて、話を戻して旅行プランの選定。
モンサント、マルヴァオン、モンサラーシュという3箇所が候補に
上がっていました。
どれも、スペイン国境に近い山の上にあります。
そして、どれもが交通の便が極めて悪いことによって、まったく
近代化せず、昔ながらのポルトガル情緒を保っているようです。

色々ネット上の時刻表を駆使してプランを練った結果、モンサントに
決定された訳ですが、、、比較的ましかと思われたその旅程は
昨日の日記を見てのとおり、やっぱり、秘境というべき代物でした。

嫁さん、昨日の写真にあったごとく「なまけ」を同行すると
はしゃいでおりました。。。
なにしろ、いまだにどこにも連れて行ったことがないのが、
すっかり擬人化されてしまった彼に対する引け目らしく、、、
でもって、手提げ袋から頭だけ出し、それにショールをかけて
ショールの隙間から外界を覗き見る「なまけ君」。。。。(汗
恥ずかしいなら、やめとけばいいのに。。
子供がいない我が家の代償行為に対する非難は受け付けていません。(笑

モンサントは、ポルトガル中部のスペイン近くにあるんですが、
この地方は牧場風景が広がるのどかな地域。
カステロブランコはそのあたり150キロくらいで唯一の「都市」。
ともかく広大にして、のどかな場所です。
雰囲気的には、北海道と秋吉台を足したような感じで、すこし
荒地が目立ちます。

カステロブランコは、意外と大きな都市で、周辺地域にまったく
町らしい町が存在しないために、地方都市としての機能集中がされて
いるように感じられました。
バスターミナルに学生生徒が多いのが目立ちましたが
周辺には、村か集落しかないために、高校や大学に行くには
この町に来るしかないようになっているようです。
しかも、女子学生のほうが、はるかに多そうに思えるのは、、、
家を継ぐ男子には学はいらない、嫁に出すなら良い家に嫁げるように
学くらい無いと、、ということなのでしょうか??
ともかく、女子学生が多かったのが印象的でした。

でもって、この町、、、
ガイドブックに観光客に見るべきものは殆ど無いなんて書かれてしまう
くらいに、マジで見所が無い。
丘の上の崩れかけた城壁を見に言ったくらいで、ここの観光は終了。

と言うわけで、リスボンからこの町までは、わざわざ在来線の各駅停車を
利用して4時間以上もかけていました。
でも高速バスか急行列車を使えば2時間50分の道のりなのです。
こんなことをするのも、アクセス便が少なく、しかも、モンサント行き
バスに至っては1日2本。
早朝に出る便には乗れないので、次は夕方しかないのです。
しかも、広大な過疎地域をまわるので、遠回りを極めます。
房総半島白浜に行くのに、上野発で銚子経由白浜行きなルートです。
直線距離60キロ、それを寄り道していくので120キロ以上
2時間以上かけてしまうのだから、日本からの旅行者には
普通は行けない場所です。

結果から言ってしまえば、40ユーロ払ってでもタクシー以外の
選択肢はありませんでしたね。。
さすがに日本人7名の団体さんは、タクシー利用でした。

そして、夕方7時過ぎ、、モンサント着
ポウサーダ(国営ホテル)にチェックインもせずに夕日を見に走ります。
まさに、展望台に到着した瞬間!
夕日が地平線に隠れ始めた瞬間でした。


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