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2007年09月16日16:25
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大正ロマン展〜田中翼コレクション〜
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池袋三越でやっている“大正ロマン展〜田中翼コレクション〜”に行きました。
田中翼さんとは、昔着物コレクターの方です。大正〜昭和初期の着物をコレクションしているらしいです。
チケットは先日、弥生美術館に行った時、美術館に山と招待券が積まれていたので、それを貰って来ました。
どうやら、15日に、弥生美術館の学芸員の中村さんが対談をするイベントがあったようで、それで、弥生美術館にチケットが沢山あったようです。あと、弥生美術館から貸し出されたモノもありました。
大正〜昭和初期は、まさに、浪漫溢れる時代です。そしてモダーン！！
最初に、版画の展示がありました。鰭崎英朋氏の絵があったのが嬉しかった〜。鰭崎さんの絵は、どことなく耽美ですね。
因みに、私が大好きな浮世絵師、月岡芳年門下の右田年英に入門したんだよ。芳年の孫弟子なんだね。何となく、コレで、鰭崎さんの絵の耽美さの理由が分かったような気がしました。絵は、“生さぬなか”というタイトル。
洋装のご婦人が「キ〜ッ」という感じで、ハンカチを口に咥えております。生さぬ仲・・・。意味深なタイトルですね。
小林かいち氏の絵葉書のまぁ、モダンなコト。
黒で人物のシルエットを描き、赤のハートや薔薇が背景に散る。他にもモダンな絵葉書が飾ってありました。
今でも、充分使えるデザインですよ。
他には、竹久夢二の絵なども飾ってありました。
資生堂のポスターや化粧瓶も飾ってありました。瓶がオシャレだ。小さい缶は紅入れかなぁ〜。
他にも、クラブ化粧品などの瓶などもあります。
大正時代はアールデコの時代。
氷コップが、とっても綺麗。淵が赤や青で色付けされている。コレでフラッペとかを食べたのかなぁ〜。
鮮やかな青のコーヒーカップ＆ソーサーは、カップの中に顔が描かれている面白いデザイン。どこかのカフェで使っていたモノでしょうね。
明治製菓、キリンビール、クラブ歯磨きなどのポスター。どこか懐かしいポスターです。色合いはシックなんですね。
私が大好きな高畠華宵の絵の展示もありました。華宵は便箋の表紙やしおりも展示してありました。絵の展示は着物のデザインが分かるような絵が殆どです。華宵が描く着物の美少女達が、どこか甘美な表情でポーズをとっています。
“ダンス”の絵はいつ見ても良いなぁ〜。着物の女性と洋装の女性が手を取ってダンスをする図。ちょっとレスビアニズムチックなこの絵が私は大好きです。
どちらの女性も当時の最先端の流行の服を着てます。当時は、こういう絵が、女性のオシャレのお手本になったらしい。
三越の昔のポスターも沢山飾ってありました。１番古いモノは、明治のモノだった。“デパアトメントストア宣言”と書いてあった。三越呉服店から、デパートになったワケだな。
雑貨や食器なども扱ってるよ・・・という内容の宣伝だった。
三越は元越後屋さんだよね。
杉浦非水の絵の“新刊落成記念”のポスターは、勝利の女神が描かれていた。大きな翼をはためかせる勝利の女神！金銀も使った絵だ。
あと、興味深かったのは、大正12年の大阪三越のポスターに、支店として“大連”（中国だな）の文字があったコト。
「あぁ、植民地だったからかぁ〜。」と思いました。
大連三越というのがあったんだね。
今も新宿に三越はあるけれど、大正14年に新宿三越は完成したらしい。新宿三越完成記念のポスターがありました。随分昔から、あの場所に三越はあるんだねぇ〜。
あと、ポスターにもあったのですが“三越ドール”というフランス人形が不思議でした。作ってたのか、輸入してたのか？三越ドール自体の展示もありました。当時のお金持ちの女の子の憧れの人形・・とかかな。
当時、三越は、カンディンスキーに着物の柄を依頼していたりしたらしい。ヒエェェェ〜。
というワケで、昔着物を見てみます。
トランプ柄が人気があったらしいのですが、黒や紫の地色にトランプの柄があってとってもモダンで可愛い
。
ちょっと欲しくなりました。
他、モダンガールをモチーフにした帯（モガのイラストが刺繍してある）や、幾何学模様の面白い着物なども。私が気になったのは、稲妻模様の着物に、雷様とカエルの絵の帯を合わせた着物。コレ、面白い〜。どんな人が着ていたのでしょう？
蜘蛛の巣の柄の着物もありました。
因みに、芸者さんなどは「良い男が引っかかりますように」という願いを込めて、蜘蛛の巣柄の着物を良く着たらしいよ。
他、ビーズ鞄のコレクションや、加藤まさをや蕗谷虹児の絵などもあり、面白い展示内容でした。
ギャラリートークもあったようで、参加してみたかったな。
お土産は蕗谷虹児のポストカード。本当は華宵のが欲しかったんだけど、華宵のポストカードはなかったよ・・・。クスン。
母も一緒に行ったので、レストランに入ってみたのだが、本店とは違い庶民派価格だった。池袋三越はこじんまりとしたアットホーム三越なんだな。
画像左。昔着物。薔薇の柄だと思う。当時は薔薇の着物が流行りだったらしく、この他にも薔薇の柄の着物がありました。
画像中央。ポスター。着物の柄が綺麗。
画像左。三越ドール。フランス人形っぽいよね。
田中翼さんとは、昔着物コレクターの方です。大正〜昭和初期の着物をコレクションしているらしいです。
チケットは先日、弥生美術館に行った時、美術館に山と招待券が積まれていたので、それを貰って来ました。
どうやら、15日に、弥生美術館の学芸員の中村さんが対談をするイベントがあったようで、それで、弥生美術館にチケットが沢山あったようです。あと、弥生美術館から貸し出されたモノもありました。
大正〜昭和初期は、まさに、浪漫溢れる時代です。そしてモダーン！！
最初に、版画の展示がありました。鰭崎英朋氏の絵があったのが嬉しかった〜。鰭崎さんの絵は、どことなく耽美ですね。
因みに、私が大好きな浮世絵師、月岡芳年門下の右田年英に入門したんだよ。芳年の孫弟子なんだね。何となく、コレで、鰭崎さんの絵の耽美さの理由が分かったような気がしました。絵は、“生さぬなか”というタイトル。
洋装のご婦人が「キ〜ッ」という感じで、ハンカチを口に咥えております。生さぬ仲・・・。意味深なタイトルですね。
小林かいち氏の絵葉書のまぁ、モダンなコト。
黒で人物のシルエットを描き、赤のハートや薔薇が背景に散る。他にもモダンな絵葉書が飾ってありました。
今でも、充分使えるデザインですよ。
他には、竹久夢二の絵なども飾ってありました。
資生堂のポスターや化粧瓶も飾ってありました。瓶がオシャレだ。小さい缶は紅入れかなぁ〜。
他にも、クラブ化粧品などの瓶などもあります。
大正時代はアールデコの時代。
氷コップが、とっても綺麗。淵が赤や青で色付けされている。コレでフラッペとかを食べたのかなぁ〜。
鮮やかな青のコーヒーカップ＆ソーサーは、カップの中に顔が描かれている面白いデザイン。どこかのカフェで使っていたモノでしょうね。
明治製菓、キリンビール、クラブ歯磨きなどのポスター。どこか懐かしいポスターです。色合いはシックなんですね。
私が大好きな高畠華宵の絵の展示もありました。華宵は便箋の表紙やしおりも展示してありました。絵の展示は着物のデザインが分かるような絵が殆どです。華宵が描く着物の美少女達が、どこか甘美な表情でポーズをとっています。
“ダンス”の絵はいつ見ても良いなぁ〜。着物の女性と洋装の女性が手を取ってダンスをする図。ちょっとレスビアニズムチックなこの絵が私は大好きです。
どちらの女性も当時の最先端の流行の服を着てます。当時は、こういう絵が、女性のオシャレのお手本になったらしい。
三越の昔のポスターも沢山飾ってありました。１番古いモノは、明治のモノだった。“デパアトメントストア宣言”と書いてあった。三越呉服店から、デパートになったワケだな。
雑貨や食器なども扱ってるよ・・・という内容の宣伝だった。
三越は元越後屋さんだよね。
杉浦非水の絵の“新刊落成記念”のポスターは、勝利の女神が描かれていた。大きな翼をはためかせる勝利の女神！金銀も使った絵だ。
あと、興味深かったのは、大正12年の大阪三越のポスターに、支店として“大連”（中国だな）の文字があったコト。
「あぁ、植民地だったからかぁ〜。」と思いました。
大連三越というのがあったんだね。
今も新宿に三越はあるけれど、大正14年に新宿三越は完成したらしい。新宿三越完成記念のポスターがありました。随分昔から、あの場所に三越はあるんだねぇ〜。
あと、ポスターにもあったのですが“三越ドール”というフランス人形が不思議でした。作ってたのか、輸入してたのか？三越ドール自体の展示もありました。当時のお金持ちの女の子の憧れの人形・・とかかな。
当時、三越は、カンディンスキーに着物の柄を依頼していたりしたらしい。ヒエェェェ〜。
というワケで、昔着物を見てみます。
トランプ柄が人気があったらしいのですが、黒や紫の地色にトランプの柄があってとってもモダンで可愛い
。
ちょっと欲しくなりました。
他、モダンガールをモチーフにした帯（モガのイラストが刺繍してある）や、幾何学模様の面白い着物なども。私が気になったのは、稲妻模様の着物に、雷様とカエルの絵の帯を合わせた着物。コレ、面白い〜。どんな人が着ていたのでしょう？
蜘蛛の巣の柄の着物もありました。
因みに、芸者さんなどは「良い男が引っかかりますように」という願いを込めて、蜘蛛の巣柄の着物を良く着たらしいよ。
他、ビーズ鞄のコレクションや、加藤まさをや蕗谷虹児の絵などもあり、面白い展示内容でした。
ギャラリートークもあったようで、参加してみたかったな。
お土産は蕗谷虹児のポストカード。本当は華宵のが欲しかったんだけど、華宵のポストカードはなかったよ・・・。クスン。
母も一緒に行ったので、レストランに入ってみたのだが、本店とは違い庶民派価格だった。池袋三越はこじんまりとしたアットホーム三越なんだな。
画像左。昔着物。薔薇の柄だと思う。当時は薔薇の着物が流行りだったらしく、この他にも薔薇の柄の着物がありました。
画像中央。ポスター。着物の柄が綺麗。
画像左。三越ドール。フランス人形っぽいよね。
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