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2007年07月01日14:30

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偶然という必然の繰り返し


6/29(金)\4,955


ヒッチハイクで姫路から加古川。

加古川から神戸まで、と二台で到着。

神戸まで乗せてくれた若い男性には、途中明石大橋が見える海岸に連れてってもらって、唄わせてもらった。

雨が降ってきて4曲で終了。


神戸駅に着いた途端、激しい雨が降るようになる。
どうしても体を洗いたい僕は、自転車を管理してるおじさんにネットカフェの場所を尋ねると、
「ん〜、この近辺はないな〜。元町に行けばあるけどな〜。」

元町とは次の駅。
歩くにはちと遠い。
かといってこの雨の中、たかだか一駅の距離をヒッチハイクするのも割りが合わん。

120円で元町まで行くことにした。


ホームに顔を見せた瞬間、外がものすごい豪雨になってるのに気付いた。

同時に自分の選択肢も間違ってないことに気付いた。

元町に着いても雨の勢いは差程変わってなかった。

止むことを信じて隅っこに座り込む。

15分後に僕の願いは通じて、すでに場所は聞いてるネットカフェまで歩いた。



もちろんシャワー目的なので、それ以外のことはジュースを飲むぐらいしかしない。

300円で大分キレイになった。


元町のすぐ隣にある駅、三宮は人が多く“ストリートができる場所”と聞いていたので今度は歩いて行った。


確かに人は多い。
でも、ストリートできるかなぁと駅前に立ってそう感じた。

とりあえず、近辺を徘徊することにして、再び歩きだす。

体力的に結構疲れていて、今すぐにでも寝れる状態だったが、唄えそうな場所・野宿出来そうな場所を探した。

案内所はすでに閉まっていたので、歩道にたまに立っている地図を見るしかない。

広いアーケードを見つけたが、広いだけに車がやたらと駐車されてる。

これは忙しいなと感じ断念。

磯上公園に辿り着いたが、スポーツ専門の公園らしく、鎖があって中には入れなかった。

公園って書くなよと声に出すほど、イラッとした。


結局、これという場所は見つからず駅に戻ってきた。
もうどこか邪魔にならないとこで演ろうと駅の周りをうろうろすると、空港バスの停留所付近の歩道を見つけた。

ここ、意外と広い。

お店も全てシャッター閉まってるし、人通りもある。

注意される可能性と疲れている体のことを考えて、譜面台すら立てず、ギターケースだけ広げて、座りながら唄った。

それでも立ち止まってくれる人はいた。

そうなると疲れを忘れて精一杯唄えるようになる。

この短時間で聴いてくれた方、本当にありがとうございました。

「お前は口先だけで唄ってる。」と言った少し酔い気味の30歳位の男性。
正直ムカッときました。
でも、ありがとうね。



と、本来ならこの後どっかで野宿で終了なんですが、まだ夜は長かった…。





小さな公園でもないかなと、もう一回駅前の地図を見ようと足を運ばせると、もろその場所に若者達が居座っていた。

居なくなるまで待とうかなと思ったが、すぐ“めんどい”という指令が下って、その若者達へ歩み寄った。

「すいません…。」といかにも地図見たいんでという素振りで強引に体を詰めると、このおかしな姿を見て判断した若者の1人が、「旅してるんですか?」と聞いてきた。

もちろん「はい。」と答える。

「何処から来たんですか?」と次は女の子がそう言ったので、「北海道からです。」と答えると皆さんビックリ!!

「なんか一曲、唄って下さい。」と一番目立ってたギターケースを見て、最初の若者が言った。

断る理由もないし、聴いてくれるなら是非ということで、その地図の前で唄うことになった。



彼らはお菓子作りなどの専門学校生で年は18歳。
これから皆でカラオケに行くところでまだ来てない友達を待ってたとこらしい。

何を唄おうかなぁと歌詩ノートを捲っていると、さっきとは違う女の子が悲しい歌がいいですと笑顔で言った。


悲しい歌…

ということで『生きた今日に』という主人公が死ね寸前に考えたことを唄ってる、僕の中では一番悲しいだろうという唄を唄うと、ものすごい反響が良かった。


続いて『偶然フレンド』『虹色ライダー』と唄わせてもらった。


最初に声を掛けてくれた若者J君は島根県隠岐出身の人で、僕がこの後野宿すると知ると家に泊まっていいと言う。

まだ会って一時間も経ってないのに、なんて心の広い人だと年上ながら感心と同時に喜びも溢れた。

ちなみに前の旅も合わせると今回で島根の方に泊めてもらうのは、三人目。

さすが島根と言わざる得ない。

素晴らしいです。


と、話はトントン拍子に進み僕もカラオケに参加することになった。

18歳の若者7名と25歳のニート1名。

場違いじゃね、と思いつつも久しぶりのカラオケに少しだけ心が浮かぶ。

安心したのも束の間、忘れてた疲労が体全体にのしかかる。
もうこのまま寝てしまいたい状態になったが、頑張って5曲くらい唄った。

彼らも古い曲を結構唄ってたので、付いていける自分にホッとした。


解散したのは、朝5時過ぎ。

それから僕は電車でJ君の家に向かうこととなる。

電車内でもう1人の若者SP君があるものをくれた。
ビニール袋の中には、フェイスタオル2枚と虫除けスプレー3本が入ってた。

カラオケ中、結局疲れ切って寝ている僕が夢の中に入っている時に、近くのコンビニで買ってくれてたらしい。

その優しさに応えられるようなありがとうではなかったかもしれないが、「ありがとう。」と喜んでそれを手に取った。




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