私は強盗に遭ったことがあります。
40代後半でしたから、もう15年以上前でしょうか。
自転車でパートに行く途中、
サイクリングロードで前に男の人が立っていた。
私は「道でも聞かれるのかな」と軽い気持ちで
自転車を止めた。
するとその人は突然私に包丁を突き付けてきた。
びっくりして自転車を放り出していったんは逃げたものの
その人が私の自転車のかごに入っているバッグを
取ろうとしているのを見て(そりゃそうですよね強盗ですから)
それを邪魔しようと自転車のところにもどりました。
抵抗もむなしく、その人にバッグを取られてしまったのですが、
私は悔しくて
「このまま泣き寝入りなんてするものかっ!」
「こいつをこのまま野放しにしてたまるかっ!」
実際に叫んだわけではないですが、
心の中で叫んで、
相手が持っていたリュック(その人の)にしがみつきました。
その人は私を振り払おうとして
持っていた包丁で私を刺しました。
それでも私がリュックを放さないので、
あきらめてリュックを残し逃げて行ったのです。
私はそれを遠くから見ていた工事現場の人に
通報され、救急車で運ばれました。
包丁で8か所刺され、瀕死の重傷です。
1か所は肝臓に達していて本当に危なかったそうです。
緊急手術のあと、1か月くらい入院していたでしょうか。
私が奪い取ったリュックに犯人の免許証が入っていて、
犯人はすぐに逮捕されました。
警察の人に事情を聴かれたり、精神的なサポートをしてくださる方
が付いてくださったり・・・
まあ 貴重な経験をしました。
それでも
「思ったより明るい方ですね。」とカウンセラーにも
言われるほど、
一人でお風呂に入っている時も歌をうたっていたりして、
順調に回復していきました。
退院してからは
同じ道を通れなかったり、
人が近づいてくるのが怖かったりしましたが、
それも徐々に慣れていきました。
その後は、検察庁に行ったり
裁判を傍聴しに行ったり・・・
これも貴重な体験でしたね。
ですが、
うめさんにも家族にも友達にも心配をかけてしまいました。
ごめんなさい。
でも
どうしてでしょう。
とっさの時に自分が出る
としたら、 これが自分の本性なのでしょうか。
私にはどういうわけか
「死ぬときは誰かのために死にたい」という願望があります。
もしもそれが犬であっても
「あぶない!」と思ったら自分の命を投げ出しても
助けに行ってしまう気がするのです。
まあ もうそんなに俊敏でもないし、
力もないので
年齢的に無理かもしれないですけどね。
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