日中の作業の疲れからだろう…昨夜寝付いた時間がわからない…
仰向けに寝転んで、竿先の鈴が鳴るのを待っている。やけに空が蒼い…雲は見当たらない…
視線の隅に鉄道橋が見える。…そうだ…ここは埼玉県、荒川が流れる秋ヶ瀬…そうか…ここは…
だとするとオレは今15歳だな…高校に行き始めた頃だ…多分春…黄色のスポーツタイプのロードサイクルが横倒しにおいてある。ここには多分野鯉を釣りにいるのだろう…何処かの大学のボートが目の前を過ぎてゆく…6人ほどだろうか…オールを動かし、目の前の水面を凄い速さで行き過ぎる…
…一向に鈴は鳴らない…風が冷たい…
頭の上に何かが座った…三毛猫…なれ?ルナ?
ルナはわたしの妻のような存在で、わたしが46歳の時に育てることになった捨て猫…
いるわけがない…なんで?…まぁいいか…
左の脇の下に鼻先突っ込んで動かなくなった。
甘えやがって!撫でながら鈴の鳴るのを待っている…何浮気してんの!このケダモノ!と突然声がかかった…だれ?…だれもいないのに声だけがする。だれ?
目が覚めた…午前2時40分…
ルナとじゃれていると…かかった声に聞き覚えがない…誰だろう…浮気?…
気持の良い夢だった。
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