昨夜のことをあまり覚えていない。いつ寝付いたのか、わからない。
くるくるとよく動く首だなと感じながら、枝の上のフクロウを見ている。なんで見ているのかわからないが、逃げもしないでこっちを見ている。
獲物として見ているのかな?
時折片目を閉じたりする。またくるくると首を動かす。いつの間にかオレも地面に座っていた。傾いた傾斜のきつい、土がむき出しの部分に…
フクロウも逃げないし、腰掛けてしまったし…
なんか見つめ合っているように…
普段から独り言の多いオレなのに無言で見ている。目の前の小枝をリスが走り抜けて行くが、フクロウはこっちから視線を外さない…
オレはリスを目線で追っているのに…
…なんか用か?…と声が聞こえた…フクロウが声をかけてきた。意外にもオレは驚かない…
…見ていたら悪いか?…声を返した…
声は返ってこない。またくるくると首を動かす…
…見ているから、見ている…しばらくしてオレが話しかけた…
…わからないな…ようやく声を返してきた。
…獲物なのか?…声をかけた…
……まずそうには見えないが、喰う気はない…
意外な答えに驚いた。もう、オレは声をかけたくない。
じーっと見ているだけになった。
目が覚めた…夢だったんだな…かなりリアルなんで夢と思っていなかった。…午前5時30分…
あの場所は練馬区土支田にある八幡様の境内脇の雑木林の…40年前だな…1年ほど暮らした所のそばだ…フクロウには会っていないな…
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