<主張>党首討論 安全保障をなぜ論じない
2026/7/16 05:01
高市早苗首相と野党6党の代表が国会で党首討論を行った。
野党は皇室典範改正案や飲食料品の消費税減税、衆院議員の定数削減、外国人問題などを取り上げた。
さまざまな政策課題を議論するのは構わない。ただし、驚いたのは、日本の独立と繁栄の基盤となる外交・安全保障の論議がほとんど聞かれなかったことだ。極めて残念である。
日本を取り巻く安保環境は厳しさを増している。
中国軍は6日、原子力潜水艦から太平洋に向けて模擬弾頭搭載の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射した。6月には中国軍とロシア軍の爆撃機と戦闘機、哨戒機が日本海と東シナ海、西太平洋の上空で共同飛行した。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、中国に同調するように、日本が「軍事大国化」を目指していると批判した。中露朝は連携を強めている。
中東での戦火に加え、ロシアによるウクライナ侵略も続いている。
にもかかわらず、台湾有事や尖閣諸島を含む東・南シナ海情勢、北朝鮮の核・ミサイル問題、ホルムズ海峡、ウクライナについて、ほとんど論じないのはどうしたことか。年末には国家安保戦略など安保3文書の改定が控えている。これらについても議論すべきだとは考えていないのだろうか。
高市首相も質問に答えるだけではいけない。首相から反問する場面はほとんど見られなかったが、日本が直面する危機について自ら積極的に問いかけてもらわなければ困る。
討論時間は45分から60分に延長された。だが、首相と野党6党首が重要課題を論じるにはなお短く、物足りなさが残った。持ち時間が最も長かった野党第1党の国民民主党の玉木雄一郎代表でさえ15分だった。多党化が進む現状を踏まえれば、運営方法を改める必要がある。
例えば、毎回全党首が臨むのをやめ、2日間に分けるなどして複数回行うのはどうか。質問時間は複数回分を合算して各代表に配分し、持ち時間を増やせばよい。日本維新の会の党首も参加して、与党間で議論を戦わせるのも有意義ではないか。
大局的見地に立って国家観や基本政策を競い合う場として、もっと充実させるべきだ。
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まず45議席削減して。低レベル議員を国会から排斥♫
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