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2026年04月20日21:43

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��本気を出したら秒殺できた。前篇

 シン・ジ皇太子とレイ・ア姫の護衛部隊の騎士200に、戦いの前夜、我輩は、73式大型トラックで牽引して来た野外炊具1号で、暖かい食事を振る舞った。野外炊具1号は200人分の御飯と味噌汁と揚げ物を一度に調理できる陸上自衛隊の装備で、災害派遣で大活躍している。我輩は、静止衛星軌道上の巡宙艦タマの内部工場で、それをコピー製造して、やはりコピー製造した73式大型トラックその他の車両と、身長675�僂梁人囘啻�甲ロボット1体、と共に直径116mの球形宙雷艇に載せて、宿営地へ降ろしたのだ。シン・ジ一行がモーリス大公国を出発して以降に巡宙艦内で製造して地上へ降ろした車両は、73式大型トラックの他に、自衛隊の82式指揮通信車と、第二次大戦初期の米軍戦車M3グラント。それにモーリス大公国へも乗って行っていた、高機動車、軽装甲機動車、96式装輪装甲車。重輸送ヘリコプターCH53Eスーパースタリオンも新たに製造して、降ろしておいた。
 ハリーマン公国のタージ・マ城まで馬で4時間、約70�劼竜�離の宿営地には、深い井戸が一つと、内部が八畳間ほどの小屋が三つ、しか無かった。
 大草原地帯の中なので薪にする木も近くには無く、200人分の暖かい食事を準備するのは、この惑星の住民には難しかったのだったが、我々には容易い事だった。
 野外炊具1号ではキャベツの千切りも作れるので、食事のメニューは、豚カツ定食にしてみたが、200人の騎士たちは、初めて口にする豚カツ、キャベツの千切り、御飯、味噌汁、が思いの他口に合ったようで、残さず平らげた。
 夕食後、82式指揮通信車の中で、我輩、超能力者で陰陽師の安倍晴美、超A級メイドロイドのアリス、ムーローマ皇太子シン・ジ、護衛騎士団長の武将、レイ・ア姫付きメイドで超能力者のベティ、の六人で、作戦会議。安倍晴美とベティは通訳だ。
 「明朝、そこに立っている、675�兮人囘啻�甲ロボットと、その傍に停車中のM3グラント中戦車を先頭に、タージ・マ城へ進撃を開始します。進撃速度は秒速5m、時速18�辧�マラソンランナー位のスピードなので、馬でついて来られると思います。足軽ロボット、アシガロイド80体が走って追従。アシガロイドの残り48体は、あそこに着陸しているCH53Eスーパースタリオンに乗って、タージ・マ城の城兵内へ降下。モーリス大公国で威力をお見せした、軽装甲機動車と96式装輪装甲車も、参戦します。それから、騎士団の方々が装備している火打ち石式ピストルの代わりに、5連発の12ゲージ自動散弾銃を200挺、供与します」
 安倍晴美もベティも兵器の説明に苦労したようだった。兵器に詳しくない読者諸君はウィキペディアなどで調べてください。なお、675�兮人囘啻�甲ロボットは、機動戦士ガンダムのザクと、装甲騎兵ボトムズのスコープドッグを合わせたような姿。アシガロイドは陣笠をかぶり具足をつけた戦国時代の足軽のような姿。
「それから、従軍メイドロイド16体が、これから、皆さんにカーボンナノチューブ製の鎧兜を支給します。これを着用すれば、至近距離から火縄銃で撃たれても平気です」
 これだけの装備があれば、城兵5千の立て籠もる、高さ15mの城壁に囲まれたタージ・マ城を落とすのは簡単な事だった。
 116m球形宙雷艇を使うと、一瞬で戦いが終わってしまってつまらないので、宙雷艇は、上空1万mに上げておいた。
 
続く
 
 
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