mixiユーザー(id:32437106)

2026年03月05日23:14

214 view

動画アリ!ZARDの坂井泉水が育った丹沢山麓秦野市を旅する 2026年第1回から第4回 2部作後編 テーマ曲「Last-good -Bye-」後編 ―千の願い、永遠の光へ辿り着く再生の記録―

ソメイヨシノの開花が迫る中、お花見にも節約志向が強まっていることが明らかになった。

 動画アリ!ZARDの坂井泉水が育った丹沢山麓秦野市を旅する 2026年第1回から第4回 2部作前編 テーマ曲「Last-good -Bye-」後編 ―千の願い、永遠の光へ辿り着く再生の記録―

ZARDの坂井泉水が作詞した楽曲「Last Good-bye」をモチーフにした作品、前編では2月1日(日)、2月8日(日)の故郷秦野市と周辺地域が舞台だった。寒空の下で1日にはロウバイが、ほんのりと甘く、清潔感のある匂いを放っていた。8日は、秦野市内にて降り続ける雪の中から芽を出す小さな梅に誘われ、シカとも遭遇した。続く舞台は、22日(日)と23日(月・祝)、最終28日(日)である。座間神社のひな祭りまで旅を通して植物やひな壇に自己投影する若者目線で語っていく。

 前編 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991720860&owner_id=32437106&from=list_diary_title




後編 ―千の願い、永遠の光へ辿り着く再生の記録―

• 第5章:千の願い、春の光へと ―― 雛祭りの彩りと梅の天蓋 2月22日
/若宮公園(厚木市)/今泉あらい湧水公園(秦野市)/ あぐりパーク嵯峨山苑(松田町)/瀬戸屋敷のつるし雛(開成町)
小田原曾我梅林・命の予感 夜景(小田原市)

• 第6章:春へ向かって ――受け継がれる雛の想い 2月23日、
厚木のアトリエと旧岸邸 妻田川の河津桜(厚木市)/ 雨岳文庫の梅の木(伊勢原市)/ 秦野駅観光案内所でのひと時 戸川公園、ブルーモーメントの河津桜(秦野市)

• 第7章(最終章):千の願い、永遠の光へ ―― 2月28日、座間の夜
かにが沢公園・谷戸山公園/座間神社・人生という名の絵巻物(座間市)




     後編 ―千の願い、永遠の光へ辿り着く再生の記録―

第5章 2月22日(日)千の願い、春の光へと

 ―厚木市森の里 若宮公園―

外部リンク あつぎ観光ナビ
https://www.atsugi-kankou.jp/site/yamanami-kikou/wakamiya-park.html


寒波が過ぎて日中20度を超える温かい陽気に包まれていた。朝方厚木市森の里若宮公園の梅園、白色の品種リョクガクと赤色の品種ウジノサトが競演を果たす。裸木が立ち並ぶ中、色彩豊かな空間を提供してくれた。

フォトフォト


―秦野市あらい湧水公園―

 外部リンク 「小田急のくらし」より
https://www.odakyu-life.jp/entry/000469.html


2月8日に雪渓を彷彿とさせる情景が広がっていた中、河津桜の花がほころんでいた。あでやかなピンクは、遠慮がちではにかみ屋のようにも映る。

フォトフォト

敷地の端に、南高(なんこう)という品種の梅が直立していた。指先のようにまっすぐ伸ばした枝に、白い花が咲く。駅から徒歩10分未満、水辺のオアシスは、人と自然が調和する町の取り組みとして実現した。

フォト

―松田町あぐりパーク嵯峨山苑、西平畑公園の子供館ひな人形―

 内藤園ホームページ https://naitouen.com/agripark/


急峻な斜面の菜の花が彩る中、河津桜と梅が開花する。より高いところを目指せば、眼下の足柄平野が飛び込んでくる。真下は枝を横に張り出す河津桜や、しなやかな曲線のしだれ梅が重なり合う。光と色が織りなす、壮麗(そうれい)な絵巻物だった。

フォト

やや高度が低い場所に位置する西平畑公園の子供館で展示された雛人形とつるし飾り、手前にパンダや馬など動物達、その奥にひな壇。子供たちの健やかな心を包みこんだ。

―開成町瀬戸屋敷ひな祭りー

外部リンク あしがりの郷瀬戸屋敷 https://setoyashiki.ashigarigo.com/


一歩足を踏み入れれば、黒光りする太い梁(はり)の下、数千個もの「つるし雛」が天井から降り注ぐ。畳の上にはひな壇が並ぶ。子供用の袴を背後に、壇の前には折り紙の花を添える。手前の袴を着た子供たちは、踊りの振りをしているように、足を広げ、右手に折り紙を、左手を垂直に伸ばす。春の宴のように大きな鞠を携えていた。

フォトフォト

ひな祭りの主役は、お姫様とお殿様、遠くから見ると、お内裏様は品格と威厳を感じられる。一方でお姫様は、目元が涼しげで、穢れない温かさを抱く。そっとのぞくと、それぞれ平安の貴族らしい仲むつまじい夫婦像に映る。冬の終わりにこうして人目に触れ、つかの間の時間を与えられ、我々見学者の思いを受け止めていた。開成町のシンボルあじさいちゃんも、お姫様とお内裏様の下でくつろいでいた。瀬戸屋敷の裏手古民家紋蔵では、おでんやたこ焼きなどお店が並びぶ。一本の枝垂れ梅が、彩を添えた

フォト

―小田原曾我梅林、夜景―

外部リンク 曽我別所 夜景INFO https://www.nightview.info/detail/sogabessyo/


陽が傾きつつある頃、小田原の曽我梅林では、JR御殿場線沿いの平坦地が梅林と化す。かぐわしい天蓋のアーチしだれ梅は、夕日にあたるとより発色がよくなる。

フォト

一歩中へ入り、より近い目線で観察するうち思いを寄せたくなる。桶に溜まった水に、白い花びらが浮かぶ。その様は短い命を如実に表していた。人を愛し続けることは難しい。日々気持ちは変わっていく。植物も同じように決して不動ではない。昆虫や鳥を誘って花粉の運搬を任せると、また次の季節に咲くため、地中で下準備をしていた。

フォト

我々人の場合は、将来が不安になると、過去へ戻りたくなる。少年の頃のままでいたい。郷愁を呼び覚ましてくれるのは、枝の形に多様性があり、芳しい香りが漂う梅林だった。

 夕暮れ時、相模湾から足柄平野を一望する曽我丘陵を登る。海辺の小田原駅から国府津駅にかけてのJR東海道沿線は、建物から明かりがつく。対照的に北の松田町から開成町の方角は、昔ながらの民家が並ぶ。刻一刻と空色が変わる中で、冷たい風を受けて心が研ぎ澄まされていった。

フォトフォト

第6章 春へ向って。2月23日(月・祝)

―厚木のアトリエと旧岸邸 妻田川の河津桜―

 外部リンク 古民家岸邸 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/u5r/cnt/f550/tabi-002.html


朝9時台、知りあいの厚木市芸術家のアトリエへ。わずか20分あまりの滞在時間で、祖母の代から伝わる雛人形を紹介していただいた。確かにほんわかと丸みを帯びた輪郭は、昔の美人の特徴だった。

フォト

続く訪問地、厚木市が管理する荻野町の旧岸邸宅では、毎年恒例の雛人形展の会期中である。下荻野の住民から寄付された一つの作品は、実に生々しい。ピンクのブラウスを着たドールが主役で、雛人形を携えるご主人のように映る。顔の彫りが深くて、目は大きい。洋風の少女が、日本の雛人形を愛でる。まるで絵本の世界だった。

フォト

帰りに立ち寄ったのは、妻田川の河津桜並木、吹きさらしの冷たい風にさらされた影響から芽吹いたばかりである。ワンちゃんをつれて散歩する住人、近所の散歩客が、色鮮やかな花に思いを寄せていた。

フォト

―伊勢原市 雨岳文庫山口家住宅―

外部リンク 雨岳文庫 公益財団法人のホームページ https://ugakubunko.org/ohp/


敷地内では、早咲きが散り、遅咲きが見頃を迎える。先祖代代土地を守る山口さんが、直接もてなしてくれた。敷地内には梅の木の根元で菜の花の蕾が膨らんでいた。5月6日には子供たちを呼び、敷地の一角でお茶の収穫祭を行うと教えてくれた。

フォトフォト

すぐ裏手の洞昌院(とうしょういん)の敷地内にて、江戸城建築で知られる大田道灌が眠る。文武両道に秀で、歌道にも通じた道灌。時代の荒波を駆け抜けた者の孤独と情熱が重なって見えた。由緒ある歴史を、後世へと引き継いでいる。

− 秦野駅観光案内所でのひと時 戸川公園ブルーモーメントの河津桜−

 外部リンク 戸川公園 神奈川公園協会 https://www.kanagawa-park.or.jp/hadanotokawa/
 

 バスに乗って伊勢原駅へ戻り、下りへ3つ先の秦野駅南口の観光案内所に立ち寄った。いつも雑談に応じてくれる職員が出迎えてくれた。実は午後1時を境に午前と午後の勤務の職員が入れ替わる際にも顔を合わせていた。気温の上昇により喉が渇いたことで、案内所で販売しているミネラル水がほしかった。秦野の湧水は、舌の上で清冽な甘みと、わずかな鉱物のような風味を残している。周囲が山々に囲まれた盆地ならではの恵みだった。

市内を跨ぐ小田急線は、平坦な盆地から渋沢丘陵の一部を貫いて、足柄平野へと抜けて、小田原へと走る。駅郊外の住人は、バス路線が便りである。その職員によると、高度経済成長期からしばらくは、山越えの路線が存在したと教えてくれた。秦野駅南口発、渋沢駅を経由して、あの日本最大のロウバイ園
が存在する松田町寄(やどりぎ)へ向っていたのである。過疎化が進む寄は、かつては子供が多く、農林業で生計を立てる家庭が多かった。都会への流入により、衰退傾向にある。2002年に休耕田を市が借り受けて、ロウバイの苗木を育て、町おこしに繋いだ。現在寄には、同じ松田町内の小田急線新松田駅からの一系統のみとどまる。バスの運転手のなり手不足により、便は削減傾向にある。日本の公共交通機関は、原油高も相まって、利益を上げ続けることが難しくなった。地域の足を支えるバス網の維持には、行政の支援も欠かせなくなっている。

旅のクライマックスは戸川公園、厚木市の妻田川とは対照的に、花びらが落ちて、葉っぱが出始めていた。夜の帳が下りると、昼間とは一転する。青深い夜空(ブルーモーメント)の下、ピンクの固まりとして浮かび上がらせていた。幻想的で朧な一幕。一種類の花が持つつかの間のマジックショーだった。

フォトフォト

第7章 千の願い、永遠の光へ ―― 2月28日(土)、座間の夜 ――

 −かにが沢公園、谷戸山公園−

 午後3時30分過ぎ、小田急線相武台前駅に程近い、かにが沢公園、次の座間駅方面にかけての谷戸山公園をはしごする。座間丘陵の一角に設けられた2つの園内、かにが沢公園の谷戸部では、あずま屋とブランコ越しに、しだれ梅を見つめる。春を紡ぐ糸のアーチは、オシャレな髪の毛の長い女性の姿と重なった。

フォト

谷戸山公園では、対照的に春はまだ遠かった。谷戸部では、イチリンソウが蕾の状態を保っていた。高低差のある園内は、足腰を鍛える中高年の格好の散歩コースと化していた。

 −座間神社―

外部リンク 座間神社ホームページ https://zamajinja.or.jp/
外部リンク 夜景FUN 座間神社 雛壇ライトアップ https://yakei-fan.com/magazine/news/kanagawa/zamajinja-hinamatsuri.html


目的地の座間神社は、丘陵地を生かして、神社の参道となる階段に、雛人形たちが犇めき合う。お姫様の髪型は統一され、横に大きく張り出し、後ろに長く垂らした形である。いわゆる「垂髪(つるしがみ)」といい、江戸時代に完成された。対照的に男性は様々、ひげを蓄えた老人は、随身「左大臣」である。一方で冠(かんむり)を正し、耳元に緌(おいかけ)を蓄えた武官は「右大臣」である。「千人雛」の壮観な眺めの中には、若々しく艶やかなお姫様以外の脇役も見逃せない。白髭を蓄えた老いた随身(左大臣)は、非対称な姿である。 若さと老い、動と静。 長い石段に「人生という名の絵巻物」を描き出している。 老賢者の蓄えた髭の一本一本が光を弾き出す。江戸時代から続く伝統が幾世代にも渡って、大切に守られてきたことを物語っていた。

フォト

境内には一般参賀客向けに開放された和室にて、つるし飾りと共に、雛人形が添えられてある。一体一体年代は異なる。年季の入った作品だろうか、お姫様とお内裏様の背後の屏風は、線をなぞって川沿いに聳える断崖を彷彿とさせる。墨の濃淡を活かした「掠(かす)れ」や、力強い筆致の「描き込み」によって、ひな壇を神聖で格式高い空間へと変えていく。水墨画に描かれた荒波のような険しさに反して、お姫様とお内裏様は、変わらぬ穏やかな微笑みを湛えてそこにいた。

 フォト

階段に並ぶ雛人形たちは、実に表情が変わる。ライトに照らされた千の瞳は、昼間よりもずっと力強く、未来を見据えているように映る。

フォト

江戸時代に描かれた水墨画の断崖のように、時代という峻険な流れに身を任せてきた。激動を経て「今」光の中で輝きを放つお雛様たち。その姿は、冬の寒さに「Last Good-bye」を告げた。春の到来と共に一歩を踏み出す旅人への、何よりの餞(はなむけ)であった。

 フォトフォト

冷たい夜風が通り過ぎる。しかし、心には、ぼんぼりの灯火と同じ、消えることのない温情熱が沸き起こっていた。境内の奥に設置されたひな壇、その手前には作詞者坂井泉水が愛でていた白くて透明なカラーが芽を伸ばしていた。花言葉一つ「清浄」の通り、雛人形は静かな面持ちを保っている。 その奥ゆかしい佇まいには、平安時代の貴族として高潔な心が宿っていた。午後6時30分、境内から灯りが消え前に、神社を後にした。

 フォト

                          <終わり>


以下 関連日記

2025年第18回から最終第21回 テーマ曲「あの微笑を忘れないで」

・第1章と小見出し https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991273060&owner_id=32437106

・第2章と第3章 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991280331&owner_id=32437106&from=list_diary_title

前年同期 2025年第1回 テーマ曲 SARD UNDER GROUND「少しづつ 少しづつ...」
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1989376677&owner_id=32437106&from=list_diary_title

前年同期 2025年第2回、第3回 テーマ曲「Forever you」
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1989514440&owner_id=32437106&from=list_diary_title

2023年同期 テーマ曲「止まっていた時計が動き出した」2023年2月26日(日)の旅
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984508729&owner_id=32437106&from=list_diary_title

■お花見にも「節約志向」定着 予算は1000円減、一方で「ソロ花見」は2.2倍に
(TBS NEWS DIG - 03月05日 20:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8695877
15 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年03月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031