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2026年03月04日15:30

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中共による輸出規制でレアアースが高騰

レアアース「イットリウム」、価格が1年で140倍 対日規制で急騰
2026年3月4日 11:00

レアアース(希土類)の一種で、半導体や防衛用途で使われるイットリウムの価格急騰が鮮明だ。中国がレアアースに対する輸出規制を発動して1年近くたつが、イットリウムへの影響は甚大で1年で価格は約140倍に達した。2026年に入って打ち出された対日輸出規制が一段と供給懸念を強め、価格高騰に拍車がかかっている。

英調査会社アーガス・メディアによると、中国外での指標となる欧州価格でイットリウムは2月26日時点で1キログラム850ドル。データが遡れる2012年以降の最高値で推移している。1年前は6ドル程度に過ぎなかったが、急速に水準を切り上げている。

数あるレアアースのなかでもイットリウムは幅広い用途で使われるのが特徴だ。例えば発光ダイオード(LED)や医療用のレーザー装置に活用される。半導体製造装置内の部品をコーティングする材料になる。防衛用途では航空エンジンの耐熱性を高める材料としても使われる。

価格高騰の起点になったのは1年前の中国による輸出規制だ。中国政府は25年4月、電気自動車(EV)向けのモーター磁石に使われるジスプロシウムなど7種類のレアアースの輸出規制を発表した。レアアースの中でも希少性の高い重希土類に分類され、中国が生産の大半を占めるイットリウムも対象品目に含まれた。

輸出規制が課されたレアアースのなかで、とりわけイットリウムの供給懸念が深刻化しているのは消費量の多さに起因する。

アーガスによれば25年の世界のイットリウム需要は約1万3800トンだった。同じく輸出規制が発動されているジスプロシウム(3200トン)やテルビウム(530トン)よりも多い。ジスプロシウムの欧州価格も1年で4倍強と急上昇しているが、イットリウムほどの急騰ではない。

イットリウム価格は26年に入り上昇基調が一段と強まっている。きっかけは1月に打ち出された中国による対日輸出規制の強化だ。

中国政府は1月、軍民両用(デュアルユース)品目に関して日本向け輸出の規制を厳しくすると発表。軍事用途でも使われるイットリウムの市場での供給懸念が一段と強まった。

アーガスの担当者は「1月の対日規制をきっかけに日本の需要家が欧米市場での原料確保を進めている」と足元の変化を指摘する。中国商務省は2月下旬、三菱造船など日本の20企業・団体を明示し、軍民両用品の輸出を禁止する方針を打ち出した。

輸出規制の影響は中国からの輸出量にすでにみられる。中国の税関データによれば、25年の酸化イットリウムの世界向け輸出は前年比で30%減少した。

イットリウム高騰は需要家の負担につながりかねない。日本国内でイットリウム製品を取り扱う企業からは「他の材料に代替するのは難しく、現時点で買い控えの動きは限られている」との声が聞かれる。

日本半導体製造装置協会(SEAJ)は「現時点で半導体製造装置の生産に直接影響が出ているとは聞かないものの、イットリウムの価格高騰や品不足は懸念の一つ」と指摘する。

最近では小笠原諸島の南鳥島沖でレアアースを含む泥を採掘する動きが進む。イットリウムも泥に含まれる元素だが、商業化に向けては時間を要する。供給懸念を測るバロメーターとして価格動向を注視する重要性は高まっている。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB242ZZ0U6A220C2000000/
中共がレアアースの供給を止めれば、深海底からの採掘が重要度を増す♫
付加価値の高いものは価格ではなく、高額でも安定に供給出来る方が重要なんだよねw
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