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2026年01月03日00:41

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2009年1月3日の日記 人間の本質を映す鏡

何万年もの間、人間は結婚制度とは無縁の生活をしてきた。
婚姻届というものを知らず、それでも普通に生活してきたのである。
現在の結婚制度が出来たのもほんの数十年前のことで
果たして本来の日本人の生き方に合致しているのか、どうかの結論は出ていない。
現在の結婚制度は、戦後進駐軍が作ったもので
キリスト教の精神が反映されたものである。
つまり本来の日本人の精神構造と整合しない部分が多々ある。

人間らしい生き方を求めるのなら、原始時代に戻ればいいのかも知れない。
しかし、契約も規制も無い自由な生活ははかない夢だ。
現代の日本人は契約と規制に縛られて人間的な生き方をしにくい状況にある。
しかも世間体という得体の知れない魔物にとりつかれている。
「今時世間体など無い」と言う人もいるかもしれないが、そんなことはない。
日本にはまだ多くの非合理な習わしが残っている。

では原始時代に戻れば幸福な生き方がすぐに出来るのか、といえば
それは到底無理な話である。
だが人間には遺伝子が組み込まれている。
それは原始時代からずっと維持されている。
「先祖帰りしたい」という欲求があるのは当然である。
その欲求をどうやって現代の人間が処理するのか、それが大きな問題になっている。

大人に契約や規制を求めるのは止むを得ないかもしれないが
せめて子供には人間らしい生き方をさせてやりたいものである。
子供の頃から大人と同じ生き方をするように求められていたら
大人になる前に、老いぼれてしまうだろう。
現代の大人は、子供の頃から人間らしい生き方を知らずに育った人がほとんどである。
人間である限り、他人と衝突するのは自然だ。
「喧嘩をするな」と言うのは「人間をやめろ」というのに等しい。
子供の頃から我慢することを教えられているので
会社に入っても上司の言うことには絶対服従である。
なんでもかんでも上司の言いなりであるから
いざ、結婚相手を自分で選択するとなると自分の判断に自信がもてない
仕事で失敗しても給料を減らされることは無いが
結婚に失敗すれば人生は台無しである。
「なるべく婚約相手を怒らせないように」と考えるので
喧嘩らしい喧嘩もしないで結婚式の当日を迎えることになる。
そして大きな代償を払う羽目になるのだ。

大人は原始時代の人間には戻れない。
だが、せめて子供には人間らしい生き方をさせてやりたいものだ。
喧嘩で負けて帰った子供に「なぜ喧嘩なんかしたのか?」と叱責するのはよくない。
口喧嘩で勝つ方法を教えてやるのが、大人の責任だ。
子供は人間の本質を映す鏡だ。
そして、アイデンティティを発見する重要なマテリアルである。



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