新年一発目が昨年上げ損ねた内容というのもどうかと思いますが、やり残した感があったのでこのタイミングで書き残しておきます。
鑑賞後はネット上の感想を読み漁って、賛否の分かれ目とかを自分なりに考察してたのですが、上手くまとまらなかったのでとりあえずラジオに投稿した文面を流用することでお茶を濁しておくことにしました。
(アフターシックス・ジャンクション2内コーナー、ムービーウォッチメンで読まれました。)
(以下、投稿文)
今回の「劇場版 鬼滅の(中略)猗窩座再来」ですが、感想は「否」でお願いします。
私は前回の「無限列車編」公開をきっかけに鬼滅に入門し、その後原作を全巻購入してアニメも全話視聴する程度の後続ファンです。
当然、今回の劇場版も公開を心待ちにしておりました。
鑑賞後の印象としては
「映像化としては100点、一本の映画作品としては60点」といったところです。
既に多くの方が言及されているとおり、ただでさえ長尺の上映時間の中で幾度にも渡り回想シーンが挟まれる展開は非常にテンポが悪く感じました。
特に問題と感じたのは炭治郎の
「ちょっと前のことを思い出したら、ずっと前のことを思い出せた」
という連続二段階回想です。
一瞬の油断が生死を分ける決戦の中で、これはさすがに興を削がれます。
原作では週跨ぎで回想されていたためそこまで気にならなかったのですが、メディアの違いによる影響の差がモロに出てしまったように感じました。
また今作で実質初参戦となる敵役・童磨の回想についても気になりました。
原作同様に生い立ちを語らせることでキャラクター説明をしていましたが、今回の展開で彼が果たす役割を考えると、何も語らせない方が底知れなさ・得体の知れなさを表現できたのではないでしょうか。
もう一つ、ビジュアル面で気になったのが今回ある意味一番の見せ場とも言える無限城表現についてです。
パンフレットで真っ先に言及しているあたりを見ても相当力が入っているのは分かりますし、実際圧倒されたのも確かですが、冷静に考えると「別にそこまでせんでも…」というものだった気がします。
原作ではそこまで描かれていない(あるいは描けない)からこそ無限城の規模感が分からなかったのが、具体的に無限にも思える広がり方を見せてしまったことで「これだけ広いなら鬼殺隊を一生合流できないくらい分断させることも出来たのではないか」とか「輝利哉くんはどんな異次元マッピング技術を持っているのか」とか余計なことが頭をよぎってしまいました。
正直やり過ぎだったと思います。
総じて言えるのは、今回の無限城編は尺的にもテンポの面でもテレビシリーズの方が向いていたんじゃないかということです。
原作を尊重する姿勢は非常にありがたいのですが、映画としてのフォーマットをはみ出してまで再現するべきだったのかは疑問が残ります。
少なくとも私は「また映画館で見たい!」と思うより「次回作公開前にテレビシリーズとして再編集版を放送してくれないかな」と思う気持ちの方が強かったです。
贅沢な要望だとは思いますが、せっかく興行収入ランキングに名を残す作品になるのですから、映画作品としての完成度も高いものであってほしいと1ファンとしては思わずにいられませんでした。
(以上)
…という内容で投稿したのでした。
番組では冒頭と終わりの部分がカットされていましたが、主旨は上手く伝えていただけたと思います。
パーソナリティの宇多丸さんが言及していた内容で気になったのが、上映時間がモロに25分×6話分+クレジット5分の構成になっていたということ。
やはりテレビ編集版が後日放送されるのは堅い気がしますね。
それならば尚のこと、劇場版は独自の編集をしても良かったんじゃないかな…と、改めて思うのでした。
というわけで今年もよろしくお願い致します。
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