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2025年11月28日18:07

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2009年11月28日の日記  世界の非常識と時計の針

シンガポール紙の社説によると中国人は外国人に対する理解が不足しているという。
それはそうなのだがシンガポール人がそう言うところが面白いと思った。
私から見たら中国人もシンガポール人も五十歩百歩だ。
というか、まあほとんどどこの国の人でも外国についての理解が欠落しているといえる。
中国人が槍玉に挙がるのは中国政府が情報統制しているからで
シンガポール政府だって同じ事をしている。
穿った見方をするとこの社説を書いたシンガポール人は
自国の情報統制を批判するために中国に言及した、となる。

それはさておき、
なぜ外国について理解不足が起きるのかと言えば
自分の国を基準に考えるからである。
「自分の国ではこうだから、他の国でもそうである筈だ」と考える。
たとえばアメリカドルがどこでも使える国に住んでいると
世界中どこの国でもアメリカドルで何でも買える、と考える。
水道水をそのまま飲むことが出来ない国に住んでいると
世界中どこの国でも水道水は必ず一度沸騰させてから飲むと考える。
美容師の社会的地位が低い国に住んでいると
世界中どこの国の美容師も教育水準が低いであろうと考える。
タバコを吸う女性は水商売関係の仕事をしている国に住んでいると
世界中どこの国でも喫煙する女性の職業は水商売であると考える。

自分の国の常識を当てはめて考えるから誤解してしまうのである。
しかしこの常識というのは厄介で一度頭の中に入り込んでしまうと
なかなか捨て去るのは難しい。
常に常識を疑う事をしないと外国に行った時大恥をかくことになる。
飛行機に乗ったら時計の針を戻し
そして常識の針も戻したほうがいい。
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