下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【35】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1989126530&owner_id=5019671
mixi日記2025年04月22日から。
テーマサイトは下記。
【「先生に聞いた」は「先生から聞いた」と意味同じですか】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/14087485.html
===========引用開始
質問者:guokaku質問日時:2025/04/22 06:21回答数:9件
「先生に聞いた」は「先生から聞いた」と意味同じですか
===========引用終了
「聞いた」がどういう意味なのかによって違ってきます。
一般には、授受動詞(準授受動詞を含む)に関しては「に」「から」は同じように使えます。
【借りる、もらう/いただく構造の中の{に/から}】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12649590723.html
===========引用開始
もうおわかりだと思いますが、少しだけ補足します。
1)先生{に/から}日本語を習った。
2)先生{に/から}本を借りた。
3)先生{に/から}本をもらった/いただいた。
1)習う、2)借りるは「準授受動詞」とも言える動詞です。
3)は「授受動詞」です。どちらも{に/から}が使えます。
2)借りるは「授受動詞」に入れてもいいかもいれません。このあたりはどちらでも。
===========引用終了
「聞く」の意味を辞書で見ます。全文は末尾に。
通常の「先生{に/から}聞いた」の「聞く」は〈3 話を情報として受け入れる。「—・くところによると」「君の評判をあちこちで—・いた」〉でしょう。なぜか「聞いた」と(いわゆる)過去形にするほうが自然に感じます。言いかえるなら「教えてもらった」「(先生が)話すのを聞いた」ぐらいでしょうか。
これは「準授受動詞」と考えてよいでしょう。{に/から}が同じように使えます。
ところが、「聞く」には〈5 (「訊く」とも書く)尋ねる。問う。「道を—・く」「自分の胸に—・け」「彼の都合を—・いてみる」〉の意味もあります。言いかえるなら「質問する」「尋ねる」ぐらいでしょうか。
こちらの場合は「から」にはできません。
先生{に/から}聞いた(「聞く」の意味による)
先生{に/×から}訊いた
先生{に/×から}質問した
先生{に/×から}尋ねた
質問文の「先生に聞いた」「先生から聞いた」はどういう意味で使っていますかね。
ここがはっきりしないので、回答がわれている印象です。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%8D%E3%81%8F/#jn-51102
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き・く【聞く/聴く】 の解説
[動カ五(四)]
1 音・声を耳に受ける。耳に感じ取る。「物音を—・く」「見るもの—・くものすべてが珍しい」「鳥の声も—・かれない」
2 (聴く)注意して耳にとめる。耳を傾ける。「名曲を—・く」「有権者の声を—・く」
3 話を情報として受け入れる。「—・くところによると」「君の評判をあちこちで—・いた」
4 人の意見・要求などを了承し、受け入れる。「親の言いつけをよく—・く」「今度ばかりは彼の頼みを—・いてやってほしい」
5 (「訊く」とも書く)尋ねる。問う。「道を—・く」「自分の胸に—・け」「彼の都合を—・いてみる」
6 感覚を働かせて識別する。
㋐(聞く)においのよしあしや種類を鼻で感じ取る。においをかぐ。「香 (こう) を—・く」
㋑(「利く」とも書く)酒の味のよしあしや種類を舌で感じ取る。味わい試す。「酒を—・く」
7 当てて試してみる。「板の厚さに—・いて釘を打つ」
8 釣りで、当たりの有無を確かめるために、仕掛けを引いたり軽く竿を上げたりしてようすをみる。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
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