mixiユーザー(id:1806035)

2025年04月12日00:29

68 view

富野由悠季が「ベルばら」監督したらどうなったかなあ?

 なんかしつこい上に興味ない人にはついてこられない話題でしょうが、そういう人はスルーしてくだいませませ( ;∀;)

 つぶやきにリンクを載せたんですが、昔の「ベルばら」アニメの記事の出崎監督のインタビュー記事読んで、なんかもやもやが溜まったんで書き散らし。

 テレビアニメ版、革命の群像劇としては秀逸だけど、オスカルの描き方にはいろいろモニョると前の方の日記に書きましたが。
 これは以前マイミクさんの方も言われていましたし、他のSNSでも言われてる批判です。
出崎さん、なんでああいう風にしたんかなあ、鬼籍に入られた今ではインタビューも出来ないだろうしとかモニョってたんですが。
件の記事を読んで、かなりの部分理解出来て、理解した内容がすごくむかむかというかもやもやというか。
 一部ですが引用すると

「オスカル を、やっぱり可愛い女として描きた かったんですね。理想的なイイコち ゃんで終わっちゃったら、キャラク ターとしての魅力がなくなってしま うもの。アンドレが言うから、アン ドレのために・・・・・・だから私は民衆側 につく.そういう女としての可愛 らしいところも、オスカルの一面と して出してみたかった。そのために、 途中から原作とは違って、オスカル アンドレの立場を逆転させてしま ったわけですよ。だから、最後のほ うでは、アンドレがオスカルを引っ 張って行くような感じになっている んですね。」

 いや、ち・が・う・だ・ろ〜と。

 オスカルは自分の意志で民衆の側に付く事を選んだんでしょ。
「名門軍人の家に産まれた上級貴族がさまざまな経験を通して身分制度の矛盾と理不尽に気付き、葛藤に苦しみながらも最後は身分をしてて民衆と共に革命を闘う」
 オスカル様ってそういうキャラじゃん、そのヒロイズムに読者は惚れたわけでしょ。
「理想的なイイコちゃん」ってなんか小馬鹿にした言い方ですが、漫画のキャラクターって読者の理想を投影してるもんじゃないですかねえ?

「オスカルが結果的にフランス革 命を変えたようで、豪慢な人間にな っちゃう。そんな女にはしたくなか ったね。」

 だ・か・ら

 アンドレグランディエの妻として夫に従って革命に参加させたんですか?

 つか、傲慢っていうなら、漫画の主人公なんて多かれ少なかれ傲慢になっちゃわないか?コナン君とかガキンチョのくせして警察官にウエメセで殺人事件解決してる傲慢な小僧だしい。

「オスカルは社会の変動という 状況の中で、どうしようもなく動い て行ったんですよ。アンドレへの愛 情とか自分の内面の問題も含めて、 市民側へ走らざるを得ない、そうせ ざるを得なかっ」

 だから、その内面をちゃんと追及してくださいよ。アンドレのお嫁さんになったから〜だけじゃなくてさあ。

 最初の方で
「自分が男性ですので、男の子の成長を描くのはやりやすいのですが、女の子の成長を描くのは、いわば苦手なんです。それに�狆�女マンガ"といわれてのはあまり読んだことがない」
と自分で言ってるように女の子の成長って解らなかったんでしょうかねえ?
せいぜい恋愛くらいしか「成長」が発見できなかったのかなあ?
なんだかなあ。

 男尊女卑とか女性蔑視とか感じるんだけど、でも、これは令和の今だからであって、この当時(80年ごろ)のおじさんの感覚としては「普通」だったんだろうな。
 出崎さんは大変な才能があるクリエーターだし、好きなアニメもあるんだけど昭和オジサンの限界を感じてしまった。

 あと、出崎さん、革命あんま好きじゃなさそう。

「アンドレは貴族の館でメシ を食いながら革命に参加して行く。 オスカルも貴族でありながら革命に 身を投じて行く。そういう矛盾をひ とりの人間の悩みとして、出来るだ けとらえようとしたつもりです。」 

 これは私が昔から唱えてるしそうそう見当違いでもないと思うけど。この作品の中のフランス革命は学生運動のオマージュ的色彩が強いし、またそういう時代だったわけじゃん。
 多分だけど、作中のフランス革命を当時の学生運動になぞらえた時、池田理代子先生は学生運動の当事者で「ベルばら」を描いた時24歳。で、出崎さんは1943年産まれで、79年のアニメ放送時は36歳。フランス革命に異議を見出そうと作品を描いた池田先生に反して、出崎監督は「革命なんてろくなもんじゃない」的な認識があって、それが原作ではオスカルを庇って命を落とすアンドレと、バスチーユ陥落の白旗を目にフランス万歳ととなえて果てるオスカルという二人の最期を、アンドレが流れ弾に当たり、オスカルはバスチーユ陥落の1時間前に儚く死んでいくという形に改変したのかなあと。


 …でもさ。

 オスカルの自主性を否定し、革命を否定したら、それってもう「ベルばら」ではないのでは…?

 まあ、アニメの外の事情を考えると、これ、最初監督長浜さんで、それが中途降板になってピンチヒッターという形で受けたわけだから、最初から監督やるより作品の方向性とか決めるの大変だったろうし。
 この時代は今と違って原作物は改変が当たり前、、むしろそれこそが腕の見せ所みたいな風潮あったから、出崎節をぶち込んだんだろうなあ。

 でさ、記事中の池田理代子先生のインタビューにもあるけど、アニメ化企画これ以前から合って。
 「ベルばら」の数年前に「ラ・セーヌの星」やってたじゃん、あれ本当は「ベルばら」やりたかったけど許可が出なかったんでオリジナル作ったんだけど、あれ、後半富野由悠季さんが監督してるんだよね。

 長浜さん出崎さんがやるより、冨野さんが監督やった方が良かったんじゃね?
 いや、なんか冨野さんって革命とか好きそうじゃん。
 フランス革命ってのもさ、共和政治の理想を求めた筈が恐怖政治で終るし、オスカルとうキャラも男と女、貴族と革命側という二つの葛藤を抱えたキャラだし、なんか冨野さんに合いそう。

 なんぞと、第三の「富野ベルばら」を勝手に空想しつつおやすみなさい。



 

 



「
5 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2025年04月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

最近の日記