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2024年11月24日21:38

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「集中力決戦」を制したのは「無冠」だった琴櫻。

■琴櫻が悲願の初優勝!豊昇龍との21年ぶり“大関相星決戦”制すも「全然内容覚えてない」 年66勝で最多勝獲得
(TBS NEWS DIG - 11月24日 18:09)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8107582
大相撲十一月場所千秋楽、13勝1敗の大関同士の相星決戦となった賜杯レースを制したのは琴櫻でした。この結びの一番、豊昇龍が立ち合い喉輪混じりに突いたところを琴櫻が左を差したところを豊昇龍が上手を取って投げるを琴櫻が堪えて回り込み、右から往なして崩し、体勢を切り替えようとした豊昇龍は足が滑って手を突き、琴櫻の叩き込みで勝負あり。大関陣で唯一、幕内優勝に縁の無かった琴櫻が14勝1敗で自身初の幕内優勝、そして賜杯ゲットを決めました。27歳での初の賜杯は祖父である第53代横綱琴櫻(先代)と同じで、年間最多勝も66勝に乗せ、単独での最多勝も決めました。
それにしても、一月場所で13勝を挙げて場所後に大関昇進、昇進二場所目に琴ノ若から祖父の四股名である琴櫻に改名。先場所を除く5場所で2桁勝利と安定感を発揮していましたが、先場所が終盤にズルズル崩れて十四日目に漸く給金直し、同じ豊昇龍との千秋楽の結びの一番では7勝7敗で迎えた豊昇龍に押し出しで屈して8勝7敗に終わり、大関の番付が“鬼門”となった感を大きくさせたような状況でしたが、その反省もあったか、豊昇龍共々、心を入れ換えて「平常心」を強調、集中力を持ち続けた15日間だったと思います。
表彰式での優勝インタビューでは、
問:今の気持ちは?
琴櫻:「優勝できない場所が続いて、苦しいときもあったが辛抱して優勝することができた」
問:賜杯の重さは?
琴櫻:「重かったです」
問:勝てば優勝の相星決戦だったが、どんな気持ちで迎えたか?
琴櫻:「土俵に上がるまでは落ち着いていたが、控えに入ると。それでも落ち着いて目の前の一番一番に臨めた。この一番で決まる。余計なこと考えず自分らしくいこうと思った」
問:相手に上手とられたが?
琴櫻:「がむしゃらにとっていた。なにも覚えていない。集中していた。気づいたら相手が土俵に落ちていた」
問:勝った瞬間の気持ちは?
琴櫻:「覚えてないです」(そりゃそうだ)
問:大関5場所目の優勝について。
琴櫻:「1つずつ白星につなげて、それがいい相撲につながって、最後結果につながった。そろそろ優勝しないと先代(の琴櫻。第53代横綱で、先代の師匠)にも怒られると思ったので」
問:師匠(佐渡ケ嶽親方。元関脇琴ノ若で自身の父でもある)は楽しんでいると話していたが?
琴櫻:「変な緊張感がなく、一日一日を目の前の相撲に集中して、自分の相撲を取れていた」
問:大関5場所目での優勝は先代と同じだが?
琴櫻:「後から聞かされた。間に合って良かったです。先代は横綱ですし、ここで満足するなといわれる。次の場所に向けて準備し、先代に追いつけるようにやっていきたい」
問:来年初場所は綱取りだが?
琴櫻:「まず、入門した場所が九州。そこで優勝できてうれしい。自分らしく強い気持ちで臨んでいきたい」
問:何を磨くか?
琴櫻:「今の持ち味もそうですし、先代の親方にも師匠にもないような相撲を取っていきたい」
とのことで、苦労の末に漸く勝ち取った幕内優勝ですが、感極まって涙する力士が少なくない中、そのようなこともなく、淡々と落ち着いて語るその姿が印象的でした。NHKのテレビで向正面の解説を務めた元小結の舞の海秀平もこの点を評価しており、場所中に貫いたと言う「平常心」を感じさせるような、落ち着いた一方でやや口下手な感じもある(そこは父親である師匠に似ている気がする)口調でのインタビューでした。NHKのテレビ正面解説を務め、幼少の頃から琴櫻を見て来た元大関琴風(先代の尾車親方)の感無量な雰囲気も伝わって来ました。
さて、審判部長の高田川親方(元関脇安芸乃島)は、来場所が琴櫻にとって“綱取り場所”であると同時に、敗れた豊昇龍についても「今場所が13勝2敗の優勝次点であり、今場所以上のハイレベルな成績を挙げられるなら」と、“綱取り場所”になり得ることを明言していました(協会理事だった琴風も同じことを言っていた)が、共に先場所が8番止まりだったこともあり、特に豊昇龍はその点が大きな意味を為すのではと思います。
さて、三賞ですが、殊勲賞が豊昇龍に土を付けた阿炎、敢闘賞が十一日目まで一敗で賜杯レースに絡んでいた隆の勝が「今日勝つこと」の条件をクリアして受賞、技能賞は若隆景の受賞となりましたが、幕内在位37場所にして初の二桁の千代翔馬や40代での勝ち越しの玉鷲など、「今日勝つこと」の条件付きでも良いので敢闘賞にリストアップしても良かったのではと感じる力士もおり、なかなか厳しいなと感じるところがあります。
また、十両優勝は西筆頭に番付を下げていた金峰山が星一つ差の東11枚目で新十両の安青錦を突き出しに退け、唯一優勝決定戦となった序二段では西9枚目の錦国(24歳、芝田山部屋)が武蔵川部屋の中島を寄り切りに仕留め、序二段優勝を決めました。
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