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2024年09月30日20:16

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SARD UNDER GROUNDの5年間と変わりゆく国際情勢2019年から2024年 令和元年台風19号 新型コロナウィルス対策 中東情勢ガザ紛争と共にレバノンでの戦闘 バンドでの当て振りについて

本日は、令和の幕開けと共にガールズバンドとして世に送り出されたSARD UNDER GROUNDと共に、この5年間の世の中の出来事を振り返る。当初は亡きZARDの坂井泉水の意思を次ぐ4人組のバンドとして結成されながら、2024年10月1日以降、ヴォーカリスト神野友亜によるのソロ・プロジェクトへ移行する。デビュー5年目にして、彼女たちは、コピーバンドの粋を脱して、表現力も大幅に向上し、徐々にファンを獲得していた。成長途上だった矢先に、9月30日を持って、ベーシストの杉岡泉美とキーボードリストの坂本ひろ美の脱退が発表された。激動の5年間を歩んできた彼女達と共に、国際情勢を考察する。

 前回 SARD UNDER GROUND関連の日記 2024年 ZARDの坂井泉水が育った丹沢山麓秦野市を中心に旅をする アドラーの心理学に基づいた旅物語 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1988425354&owner_id=32437106

       第1章 デビュー時2019年 コロナ禍2020年

 SARD UNDER GROUNDは、ZARDの坂井泉水を後世に伝える存在として、世に送り出された。デビューは2019年9月18日(水)のことだった。かつてのZARDの名曲をカヴァーした1stアルバム「ZARD tribute」をリリースした。当初は無名の存在だった。デビュー前から、活動拠点である大阪にてライブハウスを中心に、練習を繰り返していた。デビュー直後には、全国のCDショップを巡るリリース記念イベントを通して、宣伝活動に力を入れる。偶然訪れた買い物客、通りかかりの人々にまで、彼女たちが歌うZARDのカヴァー曲が耳に入った。主に4曲を熱唱するミニライブを終えると、CD購入者を対象に、ファンと対面する「特典会」を開催する。

 写真=デビュー時のメンバー4人 2019年9月22日 タワーレコード渋谷店にて 掲載元 https://akataku.com/sard-underground-zard-tribute/
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 推し活の一環として、身近に触れ合える彼女たちの魅力に取り付かれ、固定ファンを獲得した。デビュー当初から、SARD UNDER GROUNDは、一部の熱烈なファンによって、支えられていたのである。

 日本国内において、2019年は現在とは別世界が広がっていた。物価上昇とは無縁で、人々は高齢化社会により、先の見通しが立たなくても、日常生活を送っていた。その年の秋に、人々の間で緊張が高まった。10月12日(土)のことだった。後に「令和元年東日本台風」と名々される程広範囲に渡って被害を及ぼす激甚災害が起こったのである。

 首都圏の多摩川は一部氾濫し、電気系統が集中したタワーマンションの地下が浸水した。長野県では、最上川が堤防決壊により、大氾濫する。一連の災害により、死亡者105名、行方不明者3名、推定経済被害額1兆8800億円に上った。

 大雨による土砂災害も各地で発生し、インフラ破壊により、人々の暮らしに影響が及んだ。異常気象の増加により、人々の災害に対する警戒感が俄然高まった。

 SARD UNDER GROUNDのメンバーは、デビュー直後の緊張から一旦開放されたものの、11月からイベント出演を通して忙しい日々を送る。11月19日には、オールスタンディングの新宿Renyにて、ワンマンライブを行い、リリース記念イベントに足を運んだ人々を集め、一気に心を掴み取った。翌12月には、2020年2月10日にリリース予定の1stシングル「少しづつ 少しづつ」の宣伝目的を兼ねて、全国行脚を始める。

 冬場の厳しい寒さの中、野外ではコートを着込み、特設ステージに立つ。クリスマス商戦でにぎわう中、人々が耳を傾けていた。

 年明けもリリース記念イベントは続く。地道な活動は実を結び、熱烈なファンは、彼女たちと共に、週末を通して遠征するようになり、特典会では、互いにコミュニケーションをとる。アーティスト本人も、遠征するファンも、互いに励ましあい、協力関係が生まれたのである。彼女たちは、着実にステップアップしていた。

 「会いにいけるバンド」として、定着した彼女たちだが、活動の方針を急遽変更した。2020年1月15日に、日本国内にて、中国の武漢で発症したとされる未知の新型コロナウィルスの国内感染者が見つかったのである。2月以降、徐々に感染者が増えるにつれて、連日テレビニュースでも持ちきりだった。

 感染対策の観点から、大勢の人々が集るイベントは、政府や自治体の長によって、自粛を求められた。SARD UNDER GROUNDのリリイベも急遽途中打ち切りとなり、以降オンライン生配信をするようになる。

 新型コロナウィルスの流入により、街中から人々の姿が少なくなり、商店街も閑散としていた。我々一般人は、マスク着用が義務化され、人と人との距離をとる「ソーシャルディスタンス」を意識するようになった。イベントのない日常が続いたのである。

 2020年夏場以降、政府の方針の下、観客数の上限5000人、時期によっては1万人、収容率50%未満の制限付きでイベントの開催が認められた。より観客と近い距離を保つリリース記念イベントは実現の見通しが立たなかった。観客と程よい距離を保つライブ開催に向けて、日程を調整する。多くのアーティストが無観客を選ぶ中、よりファンの期待にこたえるべく、感染対策を強化したうえで、有観客を実現した。

 11月8日には大阪の堂島リヴァーフォーラムで、13日には東京の有楽町にあるヒューリックホールで、ライブを開催した。観衆は、椅子に座り、マスクをつけたま、手拍子で意思表示をする。コロナによる制限がかかる中、運営側は、ライブを通して、ファンとの距離感を再確認した。

    第2章 2021年 ギターリストの脱退 withコロナへ

 翌2021年は、コロナの感染者増加により、静かな年越しとなり、都市圏で開催される恒例のカウントダウンイベントは軒並み中止だった。この年は、ZARDのデビュー30周年イヤーである。デビュー日の2月10日に東京国際フォーラムで開催されたZARDのライブは、無観客生配信となった。コロナウィルスの方は、変異を繰り返すことにより、感染力が増したのである。

 SARD UNDER GROUNDの方は、イベント出演を最小限に抑え、感染症と向き合いながら、活動を探る。グループとして、変化が訪れた。同年5月28日に、オフィシャルホームページにて、ギターリストの赤坂美羽が、体調不良を理由に脱退を発表したのである。彼女自身、ショートアニメ「おかしなサバクのスナとマヌ」の声優を務めた矢先のことだった。残った3人のメンバーは、脱退の理由について触れず、秋に行う東京と大阪でのライブに向けて、準備を進める。その年の7月1日には、オフィシャルファンクラブの「FUNCTION」がスタートし、よりファン同士が一体感を持つきっかけにもなった。

 詳細日記 2021年5月27日付 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1979364226&owner_id=32437106

 2021年10月10日(日)は大阪のZeep Nambaで、16日(土)には東京のZepp Tokyoで、オフィシャルLIVE TOURE 「Cheers!」を敢行した。コロナ対策から、着席指定となり、マスク着用が義務化された。入場時には検温を行い、チケットの半券にて、連絡先を記入する。当時は、保険所が感染経路を調べるべく、濃厚接触者への追跡調査を行っていた。ライブの模様は、後にブルーレイ版として映像化されている。

写真=楽屋でくつろぐメンバー 2021年10月16日(土)付け神野友亜X(当時の名称ツィッター)より 

掲載元日記 2021年10月26日付 10月16日に行われたSARD UNDER GROUNDのライブレポート https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1980692119&owner_id=32437106
https://twitter.com/yua_sard/status/1449356875003170820/photo/1
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 この年の夏に行った東京オリンピックは、原則無観客での開催となり、盛り上がりには欠けた。SARD UNDER GROUNDがライブを行った秋には、ワクチンの普及により、重症化率が下がり、人々の警戒感は薄らいだ。徐々に日常が戻ってきたのである。

    第3章 2022年 リリース記念イベント再開へ インフレ経済へ

 2022年、コロナウィルスは、変異を繰り返した。新たに出現したオミクロン株は、ワクチンにより接種した免疫から逃れたのである。2月初旬には、日本全国の一日辺りの新規感染者数が10万人を越えた。政府は、コロナ対策として、専用の病床を確保し、医療提供体制を整えてきた。感染者増に比例して、重症患者も上昇する。ただし、ワクチンの効果により、重症患者数は低く抑えられたことにより、経済活動を優先して、強い措置を出さなかった。緊急事態宣言より一つ下の「蔓延防止等重点措置」を出して、人々に警戒心を植え付けた。

 2022年は、一年遅れでZARDのフィルムコンサートを有観客にて行った。2月4日(金)にグランキューブ大阪(大阪国際会議場)で、2月10日(木)に東京都江東区のガーデンシアターにて、ライブを開催した。主催者側も、感染対策に配慮し、開催数日前まで、チケットの払い戻しを受け付けていたのである。ZARDのライブには、SARD UNDER GROUNDのメンバーから、前年に続きヴォーカルの神野友亜がコーラスとして参加していた。彼女自身、大観衆を前に舞台に立つことにより、SARD UNDER GROUNDとしての目標である「日本武道館」公演への思いが、一段と強くなった。

 国際社会は大きく揺れ動いていた。2月24日に、ロシア軍が、ウクライナ領のドンバス地区に在住する自国民保護を目的に、武力攻撃を仕掛けたのである。ウクライナは、直ちに自衛権を発動し、武力で対抗した。当初ロシア軍は、首都キーウへ侵攻し、ゼレンスキー政権を短期間で屈服させる意図を持っていた。想像以上にウクライナ人が、国土防衛への意識が高く、攻略に難航したのである。西側諸国が中心となったウクライナへ武器を行うことにより、戦況は泥沼化した。2024年9月末日の段階でも、終戦の気配は見えていない。ロシアによる軍事侵攻に伴い、物資の輸送が滞るとの懸念が広がった。原油先物価格の上昇に伴い、世界ではインフレが進行した。物価を抑えるべく、FRB(アメリカ連邦準備局)やECB(欧州中央銀行)が、通貨防御策に出て、金利を引き上げた。通貨の価値を高くすることにより、輸入価格を抑えることにより、インフレを抑制する。ただし、インフレは完全に収まらず、国民は生活必需品の価格上昇により、暮らしに不安を抱いた。

 一方日本銀行は、長くゼロ金利を続けたことにより、利上げには消極的だった。2023年3月20日に退任した黒田東彦(くろだはるひこ)総裁時代は、軒並み日本国債の10年金利は、0%台だったのである。金利が低い円は、投資家から敬遠される傾向になった。市場では円売りに歯止めがかからず、通貨は一気に下落した。円の価値低下に伴い、輸入価格は高騰の一途を辿った。日本でも2022年以降インフレが進む。政府は、円安で恩恵を受ける輸出関連の大企業を中心に、賃上げを求めた。円安で苦しい立場の中小零細企業も、従業員を安定的に確保するべく、原資が乏しいながら、賃上げには納得する。労働者のベースアップは実現したとはいえ、物価上昇に追いついていない。長くデフレが続いた日本経済も大きく変わった。

 SARD UNDER GROUNDの活動は最後のコロナによる行動規制となる「蔓延防止等重点措置」が解除されるタイミングを見計らい、ファンと直接触れ合うリリース記念イベントを開催する。5月18日に4thシングルとして「空っぽの心」をリリースすると告知したうえで、3月20日(日・祝)から5月28日(日)にかけて、全国27箇所のCDショップを中心に巡った。その通称リリイベの一環として地域のお祭やラジオの公開収録にも望んだ。

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 2020年2月中旬から2022年3月中旬までおよそ25ヶ月に渡ったコロナ禍による厳しい規制の下でも、彼女たちは2年連続東京と大阪で有観客ライブを行った。またオンライン生配信を駆使して、動画を公開していた。ファンを繋ぎとめた結果、コロナ後音楽活動をすぐに再開させる。リリイベを通して、ファンと改めて直接対面をする。デビュー時よりも、人気が高く、特典会においては、列ができる程大盛況ぶりだった。そして、発足1周年を機に、オフィシャルファンクラブの「FUNCTION」も動き出す。

 7月28日(木)東京都渋谷区恵比寿ガーデンホールで、8月1日(月)には入れ替え制2部に渡り大阪BIGキャットにて、ミニライブ、トーク&ゲームで構成するファンクラブイベントを開催した。催しの中でプレゼント抽選会もあり、観衆は固唾を呑んでステージを見守った。SARD UNDER GROUNDとファンの一体感が生まれた瞬間でもあった。

 10月10日(月・祝)にはZepp Nambaで、10月23日(日)にはZepp Hanedaにて、LIVE TOURE「in the Twigh Light」を決行した。

 2022年は、空っぽの心のリリイベ後、スケジュルー的には余裕があり、本人たちは音楽活動に専念できた。

  第4章 2023年と2024年 デビュー5周年イヤーへ ガザ紛争勃発

 2023年、年明けから静かに時間が流れていった。世間では、コロナウィルスの話題がずいぶん消え、政府は感染対策を緩和する。3月14日(月)には、感染対策として求められたマスク着用は個人の自由となった。従って、街中では、花粉症のシーズンが終るにつれて、マスクを外して出歩く人々が多くなった。ようやく人々はコロナ前の日常を取り戻した。

 SARD UNDER GROUNDは、3月20日(月)に、デビュー前から練習を繰り返していた大阪のHills パン工場のライブハウスにて、開業20周年ライブを行う。同年6月から8月には、月ごと連続で、同会場でライブを行った。オールスタンディングで収容人数は200人程、狭い空間に、彼女たちが奏でるメロディーが反響する。生演奏は、彼女たちが求めてきた音楽スタイルだった。

 8月下旬から9月下旬にかけて、9月20日(水)にリリース予定の6thシングル「役者犬の歌」の発売に向けて、全国5箇所にてリリイベを行う。同時並行にて、デビュー4周年当日の9月18日(月・祝)Zepp Haneda、10月1日(日)Zepp Osaka Baysideで予定しているライブツアー2023「hold me my freiend」を開催した。

関連日記 LIVE REPORT https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1986336300&owner_id=32437106

写真掲載元 掲載元 もう一度・・・
麻衣コミュニケーション登録ブロガー https://ameblo.jp/kt406248/entry-12782157588.html
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 10月6日から7日には、彼女たちは初めて海外へ飛び、東南アジアのマレーシアのマラッカ州にて、日本の音楽を普及を目的としたイベントに出演する。

 11月25日(土)には、兵庫県のタワーレコード神戸店の開業記念一日店長を務めた。12月27日には、Hills パン工場にて、FUNCTIONのイベント「トーク&ライブ 〜ありがとう2023〜」を開催した。

 

 2023年を振り返ると、生演奏のHills パン工場にて、4回ライブを行い、デビュー前の原点に立ち返った。客との触れ合いにより、固定ファンを掴もうとする事務所の方針から、2024年は忙しい日々を送る。

 国際情勢もまた大きな転換点を迎えた。10月7日に、パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム教スンニー派の武装組織ハマスが、イスラエルへ越境攻撃を仕掛けたのである。イスラエルが、自国の安全のためにハマス掃討作戦に出たことにより、ガザ地区に住む民間人が多大な犠牲を蒙った。世界に渡り、イスラム教徒とユダヤ教の信者との間で亀裂が深まった。アメリカやカタール、エジプトが仲介に出るものの、停戦は実現していない。紛争終結後ガザの統治についても見通しが立っていなかった。

 2024年はデビュー5周年企画により、タイトなスケジュルーが組まれていた。1月14日(土)に、千葉県幕張にてオートサロンイベントでのミニライブを行うと、翌15日(日)から銀座山野楽器店を皮切りに、3ヶ月27公演に渡るリリース記念イベントを行う。3月20日(日)に発売予定の5thアルバム「ZARD tribute Best celection」の宣伝を兼ねて、週末ごとに全国のCDショップを中心に駆け巡ったのである。

長いイベント期間中、ヴォーカルの神野友亜のコロナ感染により、一部公演は延期された。4月中旬に終えると、翌週から人気アニメの名探偵コナンのテーマソングを担当したソロシンガーや2人組ユニットらによる「合同イベント」に出演する。他のアーティストとの競演により、バンドならではの立ち位置を示すことができた。とりわけ、彼女たちの活動で印象的だったのは、コナンイベントの合間に行った5月4日(土・祝)の東京都江東区お台場で設置された特設ステージでのワンマンライブである。肉フェスの一環として開催されたライブは、澄んだ青空の下、彼女たちの歌声が、場外の人々にも届いていた。翌日には、リリース記念イベントの場に立ち、お台場での観客とも対面し、直接声を聞いた。

写真=5月6日(月・祝)の武蔵村山公演での出演者一堂 掲載元 神野友亜 x https://x.com/yua_sard/status/1787446902528905664/photo/2
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 初夏のコナンを担当したアーティストらによる合同イベントを終えると、8月21日(水)に発売予定の7thシングル「夢で逢いましょう」、6thアルバム「涙色で」のリリース記念イベントを行う。全国8公演、むし暑い夏場でも、野外でミニライブを行い、設営されたテントの中で、ファンと対面する「特典会」を行う。年明けからの怒涛のリリースイベントにより、着実に人気は上昇していた。

 9月には、これまでより規模を拡大してライブツアーを開催する。過去ライブを行った会場は、東京と大阪にとどまっていた。9月7日(土)に福岡市、14日(土)に仙台市、16日(月・祝)に東京都江東区お台場、20日(金)愛知県名古屋、22に日(日)に大阪府大阪市で公演を行う。全国5都市5公演にわたったツアー「Tears drop」は、販売されたチケットは全てソールドアウトだった。前年のツアーで目標として語っていた『ライブツアーの規模拡大』は確かに実現した。

 最終日、22日のZepp Osaka公演のフィナーレを終えると、今後の活動方針についてメンバーの口から説明した。ベースの杉岡泉美とキーボードの坂本ひろ美が、新たな道を歩むとの理由から、脱退を決意したのである。観客には、これまで通りライブに打ち込んでいただきたいとの思いから、発表を遅らせたと明かした。新たにヴォーカルの神野友亜によるソロ・プロジェクトに移行することが伝えられたのである。

 写真=9月22日のファイナル後の楽屋での写真 坂本ひろ美x 9月23日付
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 ライブツアーを終えると、ファンの間では、互いに印象を語り合うことで、余韻に浸る。急な脱退発表により、悲嘆に暮れ、X(旧ツィッター)を通して、悲しみの声が広がった。実際、今事務所への問い合わせも殺到していることが予想される。

   第5章 国際情勢の変化 脱退理由を考察する 今後のソロ・プロジェクトへ

 「会いにいけるバンド」として定着したSARD UNDER GROUND、ファンはひときわ思いを寄せる傾向にある。デジタル化の進展に伴い、サブスクが台頭する中、CDを購入して音楽を聴く文化は失われた。彼女たちは、リリイベを通して、ファンと親しく会話することにより、CDを買い支えてもらったのである。
 
 ただし、純粋にバンドをやりたいとの思いから事務所に入った彼女たちの希望通りとはいえなかった可能性も高い。なぜなら、デビュー5周年イヤーの2024年を中心に、SARD UNDER GROUNDの活動の中心は、純粋なライブではなく、レコードショップを中心に回るリリース記念イベントだったのである。ライブよりも設備が限られる分、本格的なバンド演奏を実現するためのセットを組めない。現場では、予め録音していた演奏をスピーカーで流すことにより、ベーシストの杉岡泉美とキーボードリストの坂本ひろ美はパフォーマンスに徹するのである。業界用語では「当てふり」という。ヴォーカルの神野友亜は、その場で歌っていたとはいえ、楽器を担当する二人は、音を出せていなかった。いわゆるカラオケ状態だったのである。本格的にバンドの経験がある人からみると、音を出せない二人の気持ちを真に理解できるという。
 もっともイベント時では、ベースの杉岡泉美もキーボードの坂本ひろ美も、しっかりとファンと対面していた。杉岡泉美は、天然キャラとして、笑顔を振りまいて、人々をなごませてくれた。一方坂本ひろ美は、お姉さん的存在として、包容力が高く、どんな話の内容でもしっかりと耳を傾ける。個性ある二人は、ファンに親しまれていた。

 彼女たちがSARD UNDER GROUNDのメンバーとして在籍する最後の日となる9月30日、X上では惜しむ声がやまない。もし彼女たちが、本当のバンドの一員として音楽を追求したいとの思いが強く、脱退を決意したのなら、我々ファンはその気持ちを尊重しなければならない。なぜならそれが彼女たちが選んだ道だからである。今後は神野友亜のソロ・プロジェクトへと移行していく。

国際情勢もまた変化を迎えた。ユダヤ人による国家イスラエル軍とイスラム教スンニー派の組織ハマスの戦闘員との間で停戦交渉はすすまず、ガザでは人道危機にさらされた。新たにハマスとの連帯を掲げるレバノン南部を実効支配するイスラム教シーア派の民兵組織「ヒズボラ」とイスラエル軍との間で、本格的な戦闘に入った。

 その発端は、レバノン各地で起こった9月17日と18日のポケベル爆破にある。イスラエルの諜報機関モサドが、ヒズボラの戦闘員が使っているとの情報を得た型番のポケベルに過剰電流を流したとみられている。21世紀型戦争の兵器の一つ、サイバー攻撃だった。レバノン保険省によると、一般市民も所有していたことから、爆破事件で死亡者12人、およそ2750人が怪我をしたことを明かした。9月23日には、レバノン首都ベイルートにも空爆をする。翌24日を含めて、イスラエル軍の攻撃により、569人が死亡したとみられている。

 詳細 写真掲載元 Reutels 2024年9月25日付 https://jp.reuters.com/world/security/WQ7ETZP7J5NULMZEOJ54PRIYHI-2024-09-24/
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 9月27日には、ヒズボラの最高指導者ナスララ師の潜伏先を絞り込み、ベイルートの一角に徹底して空爆を行う。米NYタイムズは、爆弾を80発使用したと報じた。少なくともそのうち15発は地下を貫通するバンカーバスターを含んでいたという。

 翌9月28日に、ヒズボラ側がナスララ師が死亡したとする声明を出し、イスラエルへ徹底抗戦する姿勢を明確にした。

 ナスララ師殺害と時を同じくして、イスラエルの挙国一致内閣の最高責任者ネタニアフ首相は、国連で演説に望んでいた。ユダヤ国家の維持のために、敵対勢力のヒズボラとハマスを排除する必要性を訴えた。民間人の虐殺を否定し、ユダヤ人国家を守るための自衛措置だと、正当化したのである。

 周辺のアラブ諸国とユダヤ教国家イスラエルとの間では、戦闘行為がエスカレートすることが危惧されている。ハマスとヒズボラを支援するイランは、自制しているが、軍事行動を起こす可能性も否定できない。国際社会はイランの出方を注視している。

 新型コロナパンデミックや世界に影響を及ぼす地域紛争が勃発した5年間、またSARD UNDER GROUNDも4人組バンドからついにソロシンガーへと変化を遂げた。バブル崩壊後、暗い世の中救世主のごとく現れたZARDの坂井泉水と同じ立場に立ったのである。10月1日以降、神野友亜は、志半ばでグループから離れたメンバーの思いを胸に、坂井泉水の名曲を後世に伝えながら、オリジナル曲の発表を続けていく。

写真左側 神野友亜 2024年9月20日(金)名古屋公演後 X https://x.com/yua_sard/status/1837125788149371290/photo/2
写真右側 神野友亜 2024年9月23日(月・祝)大阪公演終了後翌日 xにて
https://x.com/yua_sard/status/1838094049053446520/photo/2
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