7月28日(日)
パリ・オリンピックの開幕3日目、各競技が続々と開始され、メダルのセレモニーが行われる中、選手達からは、一つ不満の声が漏れている。競技者が一堂に介し、寝泊りする選手村のことだった。提供されるメニューに肉類が少なく、野菜類が中心になっているという。健康的な食生活において、肉量の3分の1の割合で野菜を採ることが良いとされている。
オリンピックの開催に向けて、運営委員がエコを掲げている以上、肉量を極端に減らし、野菜の量を多くしている。英国では、肉を求める選手達の声を聞き入れ、独自に追加メニューを提供しているという。
エコ的な観点では、確かに野菜を採ることが望ましい。家畜から排出される温室効果ガスは、世界の温室効果ガスの約14%を占め、すべての乗り物から排出される温室効果ガスの総量に匹敵するとの研究結果が出ている。
温室効果ガスの1/3は、「食」に関係しているととの研究論文が取り上げられている。 2020年11月の米国科学サイエンスに掲載された研究論文は、温暖化防止に向けて、食料システムを変えることを求めている。人類が、食糧生産から摂取を含めて、変えることなく続けた場合、2050年までに気温上昇1.5℃を超えるという。
詳細 GREEN FACE 2021年7月5日付
https://www.greenpeace.org/japan/campaigns/story/2021/07/05/52110/
肉の摂取を控え、野菜中心の食生活をする方が、環境的には望ましい。例えば1kgのステーキの生産には、25kgの穀物が必要になる。
家畜の肥料用として、森林を伐採して、大量の穀倉地帯が必要になる。二酸化炭素の吸収源となる木を切り倒すことにより、大気中に熱がこもりやすい。従って温暖化に拍車をかける。
オリンピック自体が肥大化するにつれて、新たな競技場の建設により、環境に負荷がかかる。大会組織委員会は、エコ対策として、選手村の食事メニューを見直し、肉量を減らし、野菜を中心に提供することで、アピールした。
地球温暖化により、真夏の競技開催について、選手達のパフォーマンスに影響するといわれている。オリンピックを通して、エコとの向き合い方が求められている。
【パリ五輪】求む!肉食 選手村の食事は野菜中心 代表選手からは肉が足りないと不満続出
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=7956772
<グループD 第2節 日本 対 マリ戦 レポート>
前回 第1節 日本 対 パラグアイ戦レポート
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1988077464&owner_id=32437106
7月27日(土)28時、グループD 第2節 日本(勝ち点3)対 マリ(勝ち点1)のゲームが、ボルドーで行われる。マリ代表は、ベスト8へ勝ち上がった2004年アテネ(ギリシャ)大会以来、20年ぶり2度目の出場である。2024年3月に、日本で行われたテストマッチでは、日本代表に3対1で勝利した。初戦でパラグアイを圧倒した日本は、前節から3人のメンバーを変更して望む。
写真 リンク無記載 7月28日6時32分 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/olympic/paris2024/soccer/news/202407230001831.html
以下 写真=フォーメーション 掲載元 ゲキサカ 2024年7月28日3時44分付け
https://web.gekisaka.jp/news/olympic/detail/?412062-412062-fl
右エンドにマリ、左エンドに日本が入り、日本ボールで始まった。立ち上がり日本がボールをキープする中、10分にマリがチャンスを掴んだ。GKディアッラーが蹴ったボールを、ハーフウェー・ライン付近まで上がっていたセンターバックの西尾がカットした。西尾に対して、ディアキチが体をぶつけてボール奪取する。ディアキチからボールを預かったディトゥーが、左サイドを飛び出したティエモコ・ディアッラーにパスを送った。ティエモコ・ディアッラーに対して関根がつく。エリアに入ったティエモコ・ディアッラーは、右に切り返し、シュートした。瞬時に横飛びしたGK小久保が両手にボールを当てると、ゴールラインを割った。小久保は、キッカーが二アサイドを打ち抜くと想定して、ポジションをとっていた。
ゴールを逃したものの、マリは持ち味のカウンター攻撃を発揮した。日本は、サイドバック(右関根、左大畑)が高い位置をとっている分、裏のスペースへのケアが甘くなる。ピンチを迎えたとはいえ、日本は圧倒的にボールを支配する。マリは中をしっかり固めて、ファウルをせずに、プレッシャーをかけていく。打開策が見出せない日本は27分、センターサークルの中で、藤田がジトゥーと接触した末にボールを取り返そうとスライディングをした際、足を引っ掛けて、倒した。主審は笛を吹き、カウンターを阻止した藤田にイエローカードを出す。藤田は、前半10分にピンチを招く速攻を受けて、衝動的にファウルを犯した。前半のうちにカードをもらうと、接触プレーに慎重になってしまう。
31分、センターバックの西尾が、右サイドの山本にパスを出す。山本は左方向に回り込みながら、ゴール前に飛び出す細谷を狙ってパスを送った。浮いたボールが、大きくバウンドしながらゴールへ向う。細谷は、シセと接触したものの、持ちこたえ、球筋を確認しながら、トラップのタイミングをうかがう。GKディアッラーがキャッチングを試みて、体を投げ出した。ボールは細谷に当たって、そのままゴールラインを割った。細谷は体の切れがよく、接触プレーにも強さを発揮する。さすがにバウンドが大きかった分、トラップした際、ボールを弾いたことにより、ゴールキックへと変わった。
写真=細谷のプレー
33分、GK小久保が、右サイドバックの関根にボールを送る。関根は、ハーフウェー・ライン上から、センターサークルの手前まで下がった細谷に出す。フリーの細谷は反転して、左サイドの斉藤に出す。斉藤をサイドバックの大畑が追い越していく。斉藤は内側へ向い、右足でシュートを打った。相手DFに当たって、球が不規則に回転しながら右ネットに向う。ドウコウレが戻りながら、右足でクリアした。ボールの勢いが落ちた分、GKディアッラーは、ドウコウレに処理を任せていた。マリは、それぞれ個人個人のテクニックやスピードがある。
前半44分、右斜め45度からディオマンデが、クロスに見せかけて、シュートを打った。荒木が、ブロックを試みながら、球の勢いに圧倒され、体をかがめて避けた。GK小久保が下がりながら、右手を伸ばして、ボールに触れると、クロスバーの上を越えていった。小久保はクロスを意識しながらも、態勢を立て直して、セーブした。
写真=小久保のセーブ 掲載元 Daily 2024年7月28日付
https://www.daily.co.jp/olympic/paris2024/2024/07/28/0017937447.shtml
マリは、随所にスピードのある攻撃で、ゴールへと迫る。日本は、藤田と西尾が、それぞれ、意図的なファウルで相手を止めたことにより、1枚ずつイエローカードを受けた。前半45分、ボール支配率は日本が上回りながら、ゴールへ近づいたのはマリだった。後半は俄然ヒートアップすることが予想される。
後半は、エンドが代わり、右に日本、左にマリが入り、残り45分が始まった。10分、センターサークル付近でトップのディアディケが、右サイドから中へ走るティエモケ・ディアッラーにスルーパスを送った。ディエモケ・ディアッラーを、センターバックの高井がブロックする。高井がスライディングでボールをカットした際、ティエモケ・ディアッラーは倒れた。主審は直接、ノーファウルの判定を下す。高井はペナルティーエリアないでPKを与えるリスクを踏まえ、肩をぶつけながらスピードを殺した上で、スライディングでボールをカットした。彼の冷静な判断により、ピンチを脱した。
17分、日本のバイカルエリアでこぼれたボールをディアッラーが拾い、中へ向う。西尾の対応はやや遅れたものの、スライディングでコースをカットする。ディアッラーの左足でのシュートは、左にとんだ小久保が、両手ではじき出した。マリは、勝ち点3を狙い、前に人数をかけて、ルーズボールをフォローして、攻め立てる。GK小久保は至近距離から放たれたディアッラーのシュートに、即座に体が反応し、ゴールを死守した。
写真=小久保のセーブシーン ゲキサカより
押されていた日本は35分、ワントップの細谷が、ハーフウェー・ラインより後ろの右サイドで交代出場のシソコに体をぶつけられながら強引に突破する。シソコを振り切って、フリーになると、ゴール前にグラウダーのクロスを送る。三戸がシュートを打ちかけて、スルーした。佐藤が右足でボールを受けて、シュートする。左に重心を倒したGKディアッラーが、左手にボールを当てたものの、すぐ前にこぼした。シソコとシセに挟み込まれながら、山本が右足を伸ばして、こぼれ球を蹴り込むと、左ネットにボールが転がった。1対0。
写真=ゴールシーン(ネット裏のカメラ映像より)掲載元 ゲキサカ 7月28日付け
https://web.gekisaka.jp/news/photo?news_id=412078
写真=ゴールシーン(別角度)掲載元 読売オンライン 撮影者:松本拓也
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2024/20240728-OYT1T50067/
ゴールをお膳立てした細谷は、下がってパスを受けると、緩急を付けて、シソコの間合いを外し、30m以上に渡ってドリブル突破した。アシストこそつかないものの細谷の個人技によって、先取点に繋がった。
マリは、全力を振り絞り、前線に人数をかける。長いロスタイムの5分、ディアキテのシュートを、エリア内にて、交代出場の川崎がブロックした際、ひじにボールが当たった。VARが入った末に、PKの判定が下る。
写真=川崎のハンドシーン
キッカーはドゥンビア、エリアの手前から助走すると、右足を振り抜いた。GK小久保は、しっかりとボールの方向に右手を伸ばした。キッカーの狙いがわずかに外れ、枠の外を転がった。GK小久保は、小さくジャンプして拳を握った。セーブはつかないものの、体を揺らして、キッカーに心理的にプレッシャーをかけた。シュートに対しても、即座に反応し,しっかりと右手を伸ばした。例え枠内にボールが収まっていたとしても、小久保の手に当たっていた可能性が高かった。
写真=PKシーン
マリのPK失敗により救われた日本は51分、三戸がこぼれたボールを拾って、抜け出していく。エリア内の右方向から、シュートした。右に体を倒したGKディアッラーがセーブした。大会3点目を狙った三戸だったが、ゴールからやや距離が遠かった分、ボールの勢いを失った。
ゲームは1対0で日本がマリを下し、2連勝で決勝トーナメント進出を決めた。マリのスピードとテクニックにより、ファウル数の増加により、確かに課題は残った。5対0で勝利したパラグアイ戦とのスコアが示すとおり、苦戦した。勝因は献身的なプレーにある。ワントップの細谷は、サイドからの突破力を生かすべく、引き出し役を担う。後半35分に、競り合いの強さとキープ力のある彼の持ち味が存分に発揮され、先取点に繋がった。マリ代表は、アフリカ特有の独特なリズム感があった。足の速さ、ジャンプ力など、高い能力を持っていたとしても、フィニッシュの精度を欠き、無得点になった。日本代表の連係プレーが、マリの個人技を上回り、勝利を挙げた。
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