人生で一番不味い外食？

今週末は米国メモリアルデー週末で月曜日は休み。ってことでチャーリーの娘の住むサウスキャロライナに来てるんだけど。で、道中2時ちょっと前にお腹すいたわねぇということでフリーウェイの出口にファーストフードのサインが一杯あったノースキャロライナの出口で出て昼食。マックやスターバックス等イスラエル関連ボイコット企業は行かないし、ピザはいやだし、ということでパネラブレッドしかないか？と思ってモールに入ったらキャプテンDというシーフードのお店が。見たことあるようなないような記憶が確かでなかったけど、シーフードだったらそんなに悪いことにはならないだろう、って思って入ったら、最悪だった。

チャーリーは鶏のササミのフライ、アタシはガンボと白身魚と蝦の串焼きを頼んで、付け合わせにインゲン茹でたやつとライス（Ch）、コールスローとフレンチフライ（れ）。いや〜、ガンボは泥臭いし（多分中に入ってる小海老）、インゲンの茹でたやつはカルキの臭いがするし、米は芯があるし、エビの串焼きはこれまた泥臭いし、人生で食べた中で一番不味い食事だったかもしれない。ってかアタシ、ネパールとかバングラデシュとかパキスタンとかフィリピンとかパプアニューギニアでもご飯美味しい、って食べられてきた人間なのに、アメリカの田舎はマジ糞で不味いわ。

実はこないだDCの家の近所に「ラゴスストリートフード」と銘打ったナイジェリアレストラン（ファーストフードのテイクアウト）ができたので行ったのだけど、西アフリカの定番ジョロフライスがなかったので他の定番だろうであるスーヤソースのビーフとヤム芋のフライにしたのよ。そのビーフ、スーヤという唐辛子主体のソースにマリネした安い脂身と筋ばっかりの肉の切れ端がカリカリになるまで焼いてあって、フライもフレンチフライみたいなさっくり感のないどっしりとしたやつで。その時「人生で一番不味い外食だったかもしれない」とツイートしたけど、それを上回って不味かったかもしれない。最高でも「いい勝負」ってとこだったわ。

結局思ったのは、水と土壌と歴史が一番大事ってことね。特にエビとか養殖だろうし、抗生物質いっぱいいれた泥沼で育ったエビ、ちゃんと下処理しないで調理すると臭いのは明らか。で水も生まれたときから不味い水をのんでたら「こんなもん」と思って育ってるだろうからアメリカ南部の政治家が人民を敵とみなすような政策採ってる国では道路も凸凹で酷いし、食事も規制なしでゲロまず、ってのがよくわかる。ナイジェリアも貧乏でほんの50数年前にはビアフラの内戦で飢餓があった国だし、今も汚職まみれの国なので肉と言えば安い切れ端が普通なんだろうし。で、アメリカ南部、ソウルフードが美味しいと言っても、そういう不味い西アフリカから連れてこられた奴隷の子孫＋食事の不味いので有名なイギリスやアイルランドの子孫の食べ物だし、水も土壌も不味い土地なので（今ホテルで飲んでるコーヒーもカルキの臭いで不味い）、美味しいものってのは期待できないって感じよね。

いっつもアメリカエスニックフード（タイとかガチ中華とかインドとか中東とか）美味しいって言ってるアタシだけど、それは都市部に住んでるからなのね。留学だってバークレー・ニューヨーク・サンディエゴと美味しいところばっかりだったけど、南部の田舎に行ってたらどんな悲惨な食生活を送ってたか想像もつかないわ