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2024年05月16日00:01

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モチろん、日本の食品です

健康のためには、好き嫌いなく何でも食べるのが一番でしょうが、
食品の中には食べる時に、ちょっと注意が必要な物もありますよね。


以前、内閣府の食品安全委員会が発表した
『食品による窒息事故についてのリスク評価』によると、
最も危険な食品のひとつとされているのが【お餅】でしてね。


餅は【こんにゃくゼリー】の三十倍、【アメ】の五倍ほど窒息事故の発生率が高いんですね。
あれだけ窒息事故で騒がれていた【こんにゃくゼリー】よりも、
遥かにリスクが高いというのは意外な感じがしますよね。


以前、ウォール・ストリート・ジャーナルによる報道で、
日本の餅について『ニュー・イヤーズ・サイレント・キラー(新年の静かなる殺し屋)』
という見出しで紹介されてましてね。
海外から見るとお餅は、殺し屋扱いなんですね。


そのうち【白き死神】なんてタイトルで、ハリウッドが映画化しそうですよね。
喉に詰まった餅を吐き出そうとするストーリーに
『全米が吐いた!』なんてキャッチコピーが付きそうですね。


餅が日本の伝統的な食べ物として受け継がれてきたのには、理由がありましてね。
実は餅は、わざわざ喉に詰まりやすいように作られているんだそうですね。


というのも、昔存在したという【姥捨山】に代表されるように、
老人は面倒が大変で持て余す存在になっていたという背景がありましてね。


ですから、お正月に餅を用意して、お雑煮やお汁粉に入れて年寄りに食べさせ、
その数を減らすために作られたという、
恐ろしくも悲しい先人の知恵があるんだそうですね・・・ウソですけどね。


東京消防庁によると、餅は小さく切ってよく噛んで食べる事が大切で、
もしも喉に詰まらせた場合は、意識があるか確かめた上で、
反応があればあごを支えてうつむかせ、
背中を強くたたいて吐き出させるのがいいんだそうですね。


緊急の場合は、掃除機で吸い出すというのも一つの手ですが、
喉を傷つける恐れがあるので、慎重にやらないといけませんね。


「ウチのお爺ちゃん、この間、お餅を喉に詰まらせちゃったもんだから、
私が掃除機を持ってきて吸い出したのよ」
「まあ、それは良かったわね〜」
それからというもの、ご近所ではそのお爺ちゃんの事を
【掃除機爺さん】と呼ぶようになったりしましてね。


銃社会である米国では、銃の乱射事件があると必ず【全米ライフル協会】が
「銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのである」
と言ったりしますが、日本でも餅を喉に詰まらせて亡くなる人が出るたびに、
【全日本ライスケーキ協会】あたりが、
「餅が人を殺すのではない、食った奴が勝手に死ぬのである」
なんてな事を言ったりする世の中になるかもしれませんね。


すっかり印象が悪くなるばかりの餅ですが、
落語の中にも餅を扱った噺がありますから、餅のイメージアップのために、
噺の中に餅要素を取り入れていったらどうですかね。


【まんじゅう怖い】のサゲでも『このへんで、美味しい餅が怖い』とか、
【寿限無】のサゲでも『あんまり名前が長いんで、お餅が焼けちゃった』
なんという風に変えてみるわけですね。
そうするときっと、【オチ】ではなく【モチ】と呼ばれるようになるんでしょうね。


微笑亭さん太

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