…昨日から今日の話し。
昨日。…休日。
朝5時半に起床して、いつものように洗濯を始める。
午前中、DVDでルドルフ・マテ監督の「三人のあらくれ者」と、カール・テオドア・ドライヤー監督のドイツ・フランスの合作映画「吸血鬼(1932)」を観ました。
正午頃に家を出て、西五反田のTSUTAYAへ行く。その後、三田の三田図書館に行き、スーパー “ オーケー ” で買い物する。
帰宅後、DVDでミシェル・ボワロン監督のフランス・イタリアの合作映画「気分を出してもう一度」を観ました。
今日。…正午まで、アルバイト。
帰宅後、DVDでダニーラ・コズロフスキー監督のロシア映画「チェルノブイリ1986」を観ました。
☆「三人のあらくれ者」(1956)監督 ルドルフ・マテ 出演 チャールトン・ヘストン、アン・バクスター、トム・トライオン、ギルバート・ローランド、フォレスト・タッカー、エレイン・ストリッチ
1866年、元南軍大佐のコルト・ソンダースは故郷に帰る途中のダラスでローナという女性と結婚する。故郷に着き、牧童頭のイノセンチオや弟シンチと再会する。
一方、暫定政府長官のハリソンら一味はコルトの牧場を奪おうとして、コルトたちとぶつかる。一味の一人マッシーはかつてローラが酒場女だったことをネタにして脅し、清廉なコルトにバラしてしまう。
コルトはこのことに怒り、彼女を牧場から追い出してしまう。シンチとともにローラが去ったあと、イノセンチオからローナが妊娠していることを聞いたコルトは、ローナを連れ戻す。
一方シンチは、殺し屋の職を得、ハリソンら一味と共謀して牧場の襲撃を画策する。そして、子をもうけて牧場を去ろうとするローナを見送っていたコルトらの前に現れ、決闘を申し出る。
ドイツ出身のルドルフ・マテ監督による西部劇です。
……これ、西部劇は西部劇なんですけど、ただやたらと拳銃バンバン!の男臭い西部劇ではなく、なんか、ちょっとした家庭劇になっていて、妙に面白かったです!
登場人物が、みんなそれぞれ葛藤を抱えていて、けっこうフクザツな過去を乗り越えてきた曲者ばかり。このあたりが、単純な西部劇ではない所以なのかも知れません。
☆「吸血鬼」(1932)監督 カール・テオドア・ドライヤー 出演 ジュリアン・ウェスト、モーリス・シュッツ、レナ・マンデル、シビル・シュミッツ、アンリエット・ジェラール、ジャン・ヒエロムニコ
『デンマークの巨匠カール・テオドア・ドライヤー、その芸術の極北――映画史上最も美しい恐怖が最高画質で甦る。
本作はドライヤー初のサウンド映画であり、その怪奇なテーマから故意に曖昧な映像とサウンドが用いられている。吸血鬼譚という物語自体が不可思議なヴェールに包まれたまま展開し、映画は異様な緊張とともに、あたかも霧の中にあるような夢幻の世界を映し出す。
製作資金を出したロシア系貴族のニコラ・ドゥ・グンツブルグ男爵が、ジュリアン・ウェストという変名を使い主人公の青年を演じている。
超現実に魅入られた青年アラン・グレイがフランスのとある村を訪れると、古城に住む家族が女吸血鬼の餌食になっていた。
謎を追うグレイだったが、彼の魂は幽体離脱し世にも恐ろしい体験をする。』
……2度目の鑑賞です。
いわゆるヴァンパイアものとしては、最も古い作品じやないかと思います。
ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」ではなく、原作がレ・ファニュの短篇集のいくつかのエピソードをもとに書かれたものなので、同じ吸血鬼譚でもずっとファンタジーな感じ。
まだサイレント映画の影響が大きく、台詞はほとんど断片的であり、やはり映像による表現が素晴らしいです。
ちなみに、撮影はドイツ時代のルドルフ・マテであり、「三人のあらくれ者」のあとに本作を見たのは、あくまでも偶然であります。
☆「気分を出してもう一度」(1959)監督 ミシェル・ボワロン 出演 ブリジット・バルドー、アンリ・ヴィダル、ドーン・アダムス、ダリオ・モレノ、ジョルジユ・デクリエール、ノエル・ロワベール、ポール・フランクール
歯科医のエルヴェと一目惚れのヴィジニーの2人、あっという間に結婚する。その新婚生活で、早くも夫婦ゲンカ。……出ていく新妻ヴィルジニー。夫エルヴェは気晴らしに、バーに呑みに。
すると、そこで妖艶な美女からモーションをかけられ、うかうか請われるままにキスを。それを陰から写真を撮る男が……。
その写真をネタに強請って来た女は、ダンス教室の教師。写真を取り戻そうと出かけたダンス・スタジオには教師の死体が!
夫の行動を不思議に思い、後をつけたヴィルジニーはピストルを持つ夫エルヴェとダンス教師の死体を見て驚くが、事情を知って犯人探しを始める。
即席の探偵となるヴィルジニーだったが……。
いっちばん可愛いころのブリジット・バルドー主演のミステリー・コメディ。
監督が「個人教授」や「アイドルを探せ」「お嬢さん、お手やわらかに」などのちょっとあか抜けた、小洒落た映画が得意なミシェル・ボワロンですから、見ているだけでも楽しいッ!
もう、ね、とにかくバルドーがカワイイッ!
可愛すぎるバルドーを見ているだけでもシアワセな映画でした。
☆「チェルノブイリ1986」(2021)監督 ダニーラ・コズロフスキー 出演 ダニーラ・コズロフスキー、オクサナ・アキンシナ、フィリップ・アヴデーエフ、ラフシャナ・クルコバ、ニコライ・コザック
若き消防士アレクセイは、元恋人オリガと10年ぶりに再会を果たし、彼女とともに新たな人生を歩みたいと願っていた。
ところが地元のチェルノブイリ原発で爆発事故が起こり、それまでの穏やかな日常が一変。事故対策本部の会議に出席したアレクセイは、深刻な水蒸気爆発の危機が迫っていることを知らされる。
もしも溶け出した核燃料が真下の貯水タンクに達すれば、ヨーロッパ全土が汚染されるほどの大量の放射性物質がまき散らされてしまう。
愛する人のためタンクの排水弁を手動で開ける決死隊に志願したアレクセイだったが、行く手には想像を絶する地獄が待ち受けていた……。
1986年4月26日、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国プリピャチのチェルノブイリ原子力発電所4号炉が爆発した、歴史的原発事故を舞台とする、陳腐なラブストーリーでした。
チェルノブイリ原発事故の悲惨さも何も、あまりにも描写がイイカゲンな感じで、なんにも伝わって来ませんでした。
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