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2024年05月01日21:22

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ドゥーチュィムニー「悲しい色やね(1月13日)」

 海は人の心を映す鏡なのだろうか。大阪湾は「悲しい色やね」。その訳は、♪さよならをみんな ここに捨てに来るから―。上田正樹さんの半世紀近く前のヒット曲だ▼この国で今、最も悲しい色をしているのは、沖縄県名護市辺野古の海ではないか。マリンブルーが鮮やかな湾内で、県内にある米軍普天間飛行場を移すための地盤改良工事が始まった。国は反対する県を押し切った。現場周辺で抗議が続く。原発事故の際の国策への不信が、再燃しているかのようだ▼「世界一危険」と言われる普天間を、一刻も早く撤去して―。現地から、こんな声も聞こえてくる。「辺野古反対」一色に映りがちだが…。県民の気持ちが割れ、分断が生じているとも見える。それが、一番悲しいこと。「基地問題を自分事として考えて」。玉城デニー知事が県外向けに発した言葉に、大戦の痛みを引きずる南の島の苦悩がにじむ▼政界には、国民の切なる声が書き込まれた「岸田ノート」があるという。沖縄のページを開いてみたい。まさか、白紙ではあるまい。福島と絆を強めてきた「ちゅら島」を思うと、上田さんの歌がよぎる。♪泣いたらあかん 泣いたら―。どうか、希望を胸に。<2024・1・13>
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