レッスンは門下生発表会(7/7)に向けての2曲(ブラームスと斑猫)で、どちらも9割以上暗譜しているので、後はドイツ語のニュアンスと斑猫の音楽表現である。それから秋の東京本選(11/26)の話をした。
半年以上も先だし、第8回門下生コンサート(10/5)がリハーサルに使えるから新曲でもいいだろう。自分としてはドイツリートを歌いたいが、前に師匠が勧めた小人(シューベルト)は歌詞が覚えられそうにないので外した。後はちょっと本選では時間が短いようで、無難なイタリア歌曲ぐらいがどうかなと思っていたが、師匠の思惑は違うみたいだ。
「これならどう?」とフィガロの結婚の楽譜を取り出して探し始めた。師匠の楽譜にはびっしりと付箋があって、目次にはマーカーが付いている。東京かドイツで歌ったのだろう。「スザンナ歌ったの」(師匠)と言われたが、あらすじを知らないからわからない。バスのアリアでタイトルが見つからずちょっと時間がかかった。
楽譜を見て
「この曲、准本選で自分の前に歌ってました。エラい難しい曲を歌っているなって思ってました。まあ(自分の)ブラームスの方がまとまっていましたが、ブツブツ」
「とっても有名だしね、これは」(師匠)
「でもオペラのアリアで、ブツブツ、石川公美さんになんか言われそうで、ブツブツ」
石川公美さんは声楽家(ソプラノ)でカルミナ・ブラーナの指導者である。金沢市声楽コンクールの審査員でもあって、前々回の練習で「来年の1月にフィガロをやりませんか?ソロでも二重唱でも」と言われて「オペラは苦手です。やりません」と答えて、それを師匠に言ってた。(コンサート形式でやるみたい)。
「でもプロヴァンスもやったしね。あの頃に比べると高い音が出るからいいんじゃない?」(師匠)
プロヴァンスの陸と海(椿姫)のことで、コンクール曲にどうかなとやってみたが高音がきつくてあきらめて発表会で歌ったのだ。
それからもう一冊フィガロの楽譜を出してパラパラと弾き始めたので、母音で歌った。モーツァルトなので初見でほとんど歌える。楽譜を借りて譜読みすることにした。家に帰って見直すと曲のタイトルはないが、アリア一覧を見ると「訴訟に勝っただと」(伯爵のアリア)だった。よくコンクールで歌われている曲でタイトルを覚えている。
https://youtu.be/7IuGNHznZwQ?si=BkigdGTuRSYEj1g1
とりあえずやってみるがちょっと気乗りがしない。
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