いや、書き方を変えてもいい。金賞は金賞である。あんな声で、とかあんな響きでと言っても、その時点の演奏を審査員が評価しているのだから、それをアホにするなら上回る演奏をするしかない。
声楽でも合唱でも同じである。少なくとも全国大会で金賞をとる演奏は、金賞をとったから凄いのではなく、金賞に値する音楽だからなのだ。それを審査員が聞く耳がない、と書くなら彼らを凌駕する音楽性をアピールするしかない。まあ無理だな。
全国大会10回連続金賞のなにわコラリアーズでしごかれた?自分としてはこれを実感する。同じようなお江戸コラリアーズや、他のコンクールには出ない合唱団(混声、女声、男声を問わず)も、まさに金賞をとる音楽なのだ。
耳に残る、心に響くという演奏を期待するなら声楽(ソロ)しかない。合唱は合わせてなんぼである。発声練習の段階から合わせ(和音)を追求して、他のパートが今どんな音をどんな声で歌っているのか、それと自分が出す声がどういうふうに重なって厚いハーモニーをつくるのか、それを意識するから金賞のレベルの音楽ができる。
記憶に残る声が出したければ声楽(ソロ)しかない。いや歌謡曲でも民謡でもいいか。そっちの方が記憶に残るか。
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