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2024年04月15日20:01

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想像してみませんか

■死刑囚の請求退ける=執行の当日告知巡る違憲訴訟―大阪地裁
(時事通信社 - 04月15日 14:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7826438

この記事に関して、寄せられた日記やつぶやきの殆どが、「殺せの大合唱」。わ、殺人事件の被害者のご遺族って、こんなに多かったのかよと、一瞬勘違いしそーに為ったけど、勿論、そんなこたーねえだろ。

で、今宵の日記なんだけど、少しは想像して欲しい。

そいつは、「この国で、もしも、貴方が死刑判決を受けたら、果たしてその後、どんな扱いを受けるのか?」と。

ま、罪状は何でもいーとするか。一応、死刑判決の目安としては、「強盗殺人」「二人以上、若しくは幼児への殺害」とか最近では工藤会の会長みてーに、「使用者責任で、死刑が求刑された」なんて珍しいケースも。

あとは「外患誘因罪」。内容は、「他国の勢力と結託して、日本国を滅ぼそーとした罪」。こいつは「準備罪だけでも死刑」だそーだが、生憎、これで立件されたやつは皆無と。

個人的には、アメリカ様の忠犬ポチ遣った挙句、国内に相対的貧困や自殺者を蔓延させながら、血税でポンコツ兵器の爆買い決めた、増税メガネとか筆頭にも、手前には映るけどね。

・・・閑話休題。死刑の話題に戻るとすっか。

取り敢えず、貴方の罪状は、「連続婦女暴行猟奇殺人」でも、「死刑に為りたくて、無差別大量殺人」でも、或いは「全くの冤罪」でも構わねーよ。

但し、判決出て死刑囚と為った、貴方が味わう日常は、下記の如くと為る筈だ。

土日や祝日を除く、平日の貴方の朝は、独房の扉の前に正座して、刑務官の靴音を聞くので、始まる。

死刑囚には、「判決出ても、執行日は、事前には告示されない」からねえ。

だからその度に、貴方は「死ぬ恐怖と覚悟」を、毎日求められる。時には、何年にも渡ってだが。

そして、その日は、看守の靴音が、貴方の房の扉の前に止まる迄と。

意外かも知れんけどさ、国連もアムネスティも、こいつを理由に、「日本の死刑制度は、世界でも、最も残酷な処刑行為」と、断じてるんだよ。

確かに、「死ぬ迄、延々と死の恐怖を味遇わせる」のでなあ。

要は、根底に有るのは「国家に拠る仇討ちってな、代償行為」かも知れん。

現実には、国連加盟国の過半数が、「死刑廃止国」なんでなあ。

こないだ、モスクワのコンサート会場で、自動ライフルと手榴弾で、140人も殺したテロ集団にしても、拘束後の判決は、全員「無期懲役」。ロシアは死刑廃止国だから。

極端な例を挙げれば、オランダだよ。

彼の国では、死刑廃止どころか、最高刑が「懲役10年」さ。

但し、更生プログラムは、「世界一充実してる」らしい。

その理由は、「期間内に、そのひとに罪の意識を自覚させるのが、重罪化よりも、我等の社会の安寧にずっと繋がるから」と。

折しも、オランダは、世界に先駆けて、「正社員と派遣社員の、同一賃金・同一待遇を実現した国」だ。今じゃ、派遣やパートの警察官とかが存在してる。

そして、最高刑が10年でも、殺人を含む凶悪犯も、別に激増とかもしてないのでなあ。

絶望して、馬鹿遣らかしたどなたかを過剰に叩いても、この辺境の手前の日記を読んで頂いた、奇特な貴方が、もしも経済や人的関係で、追い詰められてるとするならだが。

極限状況の死刑囚を過剰に叩いても、貴方の現状は、1ミリも変化しないなら、尚更なんで。
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