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2024年04月14日11:34
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『アイアンクロー』感想
〜日本でもジャイアント馬場やアントニオ猪木らと激闘を繰り広げ、鉄の爪＝アイアンクローを得意技としたアメリカの伝説的なプロレスラー、フリッツ・フォン・エリックを父に持ち、プロレスの道を歩むことになった兄弟の実話をベースに描いたドラマ〜＜映画.comさんより＞
〜1980年初頭、プロレス界に歴史を刻んだ“鉄の爪”フォン・エリック家。父フリッツ（ホルト・マッキャラニー）は元AWA世界ヘビー級王者。そんな父親に育てられた息子の次男ケビン（ザック・エフロン）、三男デビッド（ハリス・ディキンソン）、四男ケリー（ジェレミー・アレン・ホワイト）、五男マイク（スタンリー・シモンズ）ら兄弟は、父の教えに従いレスラーとしてデビュー、“プロレス界の頂点”を目指す。しかし、デビッドが日本でのプロレスツアー中に急死する。さらにフォン・エリック家はここから悲劇に見舞われる。すでに幼い頃に長男ジャックJr.を亡くしており、いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになったその真実と、ケビンの数奇な運命とは――〜＜公式HPより＞
プロレスは、デストロイヤーやミル・マスカラス、馬場さん、猪木さんを知るぐらい。
フリッツ・フォン・エリックについては、まるで知らず・・・。
でも、今作は、猛烈に楽しみにしていました。
というのも、ザック・エフロンの肉体改造画像を事前に目にしていて・・・もう、驚愕！
プラス『逆転のトライアングル』でファンになったハリス・ディキンソン
プラス『一流シェフのファミリーレストラン』で猛烈に好きになったジェレミー・アレン・ホワイトも出てるっていう、たまらんキャスティング！
で、事前に知らなかったけど、リリー・ジェームズも出てました。
冒頭はフリッツが現役だった頃の試合の様子。タイトルの意味もわかる。
時が経ち、住まいの様子をカメラがとらえていくんですが、このカットだけで、この家族の’色’がよくわかるというか。
家族写真（一人だけ小さく別撮り）→壁のキリスト→キャビネットの銃コレクション→トロフィーの数々。
ケビン（ザック・エフロン）が布団の中から出てくる。
少しずつ、上半身が見えてきて・・・うぎゃぁああ、おぉおお、ひぇえええと、もう、その姿に改めて驚愕！！！！！
人間、こんな体に変えられるものなのね。
この４人兄弟（５人兄弟だったが、長男は幼い頃に亡くなっている）にとって父親フリッツの存在は絶対的。
（兄弟は父親のことを「Sir」と呼ぶ）
フリッツの言うことには絶対服従。それが自分の意思とは異なっていたとしてもだ。
というか、自分の意思を持つことすら、許されていなかったような。
今日も食卓では、フリッツが息子たちを順位付ける。
「一番は〇〇、二番は〇〇、三番は〇〇」
毎日のように、発破をかけられる息子たち。
兄弟は時に両親に相談事を持ちかける。だが答えはいつも決まっていた。
「兄弟で解決しなさい」
せめて母親ぐらい息子たちに優しくしてあげればいいのにと思うのだが・・・。
この母親は信仰心が厚く（家族での教会通い必須）夫の価値観に従い、子供たちに接しているのだ。
それでもこの一家、仲良く見えるシーンもある。
でも、それもすべて、兄弟たちの我慢の上に成り立ってたということなのか。
前半は、高揚の日々。兄弟それぞれの活躍が描かれる。
フリッツは、自らプロレス団体を設立していて、息子たちを花形レスラーに育てる計画を立てている。
ケビンも実力はあるが、フリッツは華があるデビッドに目をつける。
陸上競技の円盤投げでオリンピックを目指していたケリーだったが、アメリカがモスクワ五輪をボイコットしたため、プロレスに転向するように言われる。
また音楽の才能があるマイクだったが、彼も結局、プロレスの道に進む。
兄弟２人、もしくは、３人で決めるプロレズ技が、猛烈にカッコいい！！！！！
しかも、お気に入りの俳優陣が、各々鍛えられた肉体で、それをやってるんだから、とんでもない目の保養であった。
だが、後半は、悲劇の連鎖となる。
※予告編
https:/
敢えて詳細は書きませんが、後半は、信じられない不幸が続きます。
辛くても、親に対しては、迷惑をかけまいとする兄弟たち。
ケビンはパムに会えたことで、それまでの呪縛から、ようやく解放されていきます。
天国で集まる笑顔の兄弟たち
エンディングでのケビンの表情にもらい泣き
エンドロールで、亡くなった兄弟たちの名前が出てくるんだけど、劇中には出てこなかった名前を見つけ、あとで調べてみたら・・・劇中では描かれなかったもう一つの悲劇を知ることになりました。
今作、オススメです。
肉体の方にばかりに目が行きそうになるんですが（←私だけ？
）深い深い人間ドラマでした。
とても良かった。是非ご覧下さいませませ。傑作！！！！ ４つ☆
〜1980年初頭、プロレス界に歴史を刻んだ“鉄の爪”フォン・エリック家。父フリッツ（ホルト・マッキャラニー）は元AWA世界ヘビー級王者。そんな父親に育てられた息子の次男ケビン（ザック・エフロン）、三男デビッド（ハリス・ディキンソン）、四男ケリー（ジェレミー・アレン・ホワイト）、五男マイク（スタンリー・シモンズ）ら兄弟は、父の教えに従いレスラーとしてデビュー、“プロレス界の頂点”を目指す。しかし、デビッドが日本でのプロレスツアー中に急死する。さらにフォン・エリック家はここから悲劇に見舞われる。すでに幼い頃に長男ジャックJr.を亡くしており、いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになったその真実と、ケビンの数奇な運命とは――〜＜公式HPより＞
プロレスは、デストロイヤーやミル・マスカラス、馬場さん、猪木さんを知るぐらい。
フリッツ・フォン・エリックについては、まるで知らず・・・。
でも、今作は、猛烈に楽しみにしていました。
というのも、ザック・エフロンの肉体改造画像を事前に目にしていて・・・もう、驚愕！
プラス『逆転のトライアングル』でファンになったハリス・ディキンソン
プラス『一流シェフのファミリーレストラン』で猛烈に好きになったジェレミー・アレン・ホワイトも出てるっていう、たまらんキャスティング！
で、事前に知らなかったけど、リリー・ジェームズも出てました。
冒頭はフリッツが現役だった頃の試合の様子。タイトルの意味もわかる。
時が経ち、住まいの様子をカメラがとらえていくんですが、このカットだけで、この家族の’色’がよくわかるというか。
家族写真（一人だけ小さく別撮り）→壁のキリスト→キャビネットの銃コレクション→トロフィーの数々。
ケビン（ザック・エフロン）が布団の中から出てくる。
少しずつ、上半身が見えてきて・・・うぎゃぁああ、おぉおお、ひぇえええと、もう、その姿に改めて驚愕！！！！！
人間、こんな体に変えられるものなのね。
この４人兄弟（５人兄弟だったが、長男は幼い頃に亡くなっている）にとって父親フリッツの存在は絶対的。
（兄弟は父親のことを「Sir」と呼ぶ）
フリッツの言うことには絶対服従。それが自分の意思とは異なっていたとしてもだ。
というか、自分の意思を持つことすら、許されていなかったような。
今日も食卓では、フリッツが息子たちを順位付ける。
「一番は〇〇、二番は〇〇、三番は〇〇」
毎日のように、発破をかけられる息子たち。
兄弟は時に両親に相談事を持ちかける。だが答えはいつも決まっていた。
「兄弟で解決しなさい」
せめて母親ぐらい息子たちに優しくしてあげればいいのにと思うのだが・・・。
この母親は信仰心が厚く（家族での教会通い必須）夫の価値観に従い、子供たちに接しているのだ。
それでもこの一家、仲良く見えるシーンもある。
でも、それもすべて、兄弟たちの我慢の上に成り立ってたということなのか。
前半は、高揚の日々。兄弟それぞれの活躍が描かれる。
フリッツは、自らプロレス団体を設立していて、息子たちを花形レスラーに育てる計画を立てている。
ケビンも実力はあるが、フリッツは華があるデビッドに目をつける。
陸上競技の円盤投げでオリンピックを目指していたケリーだったが、アメリカがモスクワ五輪をボイコットしたため、プロレスに転向するように言われる。
また音楽の才能があるマイクだったが、彼も結局、プロレスの道に進む。
兄弟２人、もしくは、３人で決めるプロレズ技が、猛烈にカッコいい！！！！！
しかも、お気に入りの俳優陣が、各々鍛えられた肉体で、それをやってるんだから、とんでもない目の保養であった。
だが、後半は、悲劇の連鎖となる。
※予告編
https:/
敢えて詳細は書きませんが、後半は、信じられない不幸が続きます。
辛くても、親に対しては、迷惑をかけまいとする兄弟たち。
ケビンはパムに会えたことで、それまでの呪縛から、ようやく解放されていきます。
天国で集まる笑顔の兄弟たち
エンディングでのケビンの表情にもらい泣き
エンドロールで、亡くなった兄弟たちの名前が出てくるんだけど、劇中には出てこなかった名前を見つけ、あとで調べてみたら・・・劇中では描かれなかったもう一つの悲劇を知ることになりました。
今作、オススメです。
肉体の方にばかりに目が行きそうになるんですが（←私だけ？
）深い深い人間ドラマでした。
とても良かった。是非ご覧下さいませませ。傑作！！！！ ４つ☆
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