『オーメン：ザ・ファースト』

※ネタバレはしてませんが、好きな方は
これを読まずにご覧になる事をお勧めします。

『オーメン：ザ・ファースト』
2024年4月5日(金)公開
6月6日午前6時に如何にして“悪魔の子”ダミアンは
誕生したのか？
オカルトブームをけん引した1976年の大ヒット作
『オーメン』の前日譚を描いた鮮烈なるホラー映画
監督・脚本は本作が長編デビュー作となる
アルカシャ・スティーヴンソン
共同脚本キース・トーマス
原作はデヴィッド・セルツァー（キャラクター創作）
製作はデヴィッド・S・ゴイヤー
出演はドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」「サーヴァント ターナー家の子守」
シリーズのネル・タイガー・フリー、
『生きる LIVING』『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのビル・ナイ、
『蜘蛛女のキス』のソニア・ブラガ、『ウィッチ』のラルフ・アイネソン、
ニコール・ソラス、チャールズ・ダンス、ソニア・ブラガ、アレッシア・ボナッチ、
マリア・カバイェロ、Mia McGovern Zaini、アンドレア・アルカンジェリ、
タウフィーク・バルホームらが共演
アメリカ人修練生のマーガレットは、新たな人生を歩むべく
イタリア・ローマへとやって来た。
とある教会で奉仕生活を始めるが、修道院に預けられた
カルリータという一人の少女に出会う。彼女の周りでは人智を超えた
不自然な連続死が起こるため、その元凶とみなされ
一人個室に押し込められて暮らしていた。そんなカルリータのことを
気に掛けて積極的に世話をしていたマーガレットだったが、
ある日、教会の恐るべき陰謀を知ってしまう。
それはカルリータに秘められた力の謎とは？
マーガレットたちに危機が迫る。そして、
あの全てを滅ぼさんとするダミアンが不幸を背負って生まれるまで
のストーリー。映像的にも精神的にもカナりハードな作品。
1976年の『オーメン』は、オカルトブームのけん引役となった
大ヒット映画だが首吊り、串刺し、ガラス板による首切断など
血まみれ描写の連続だった。今回はそれももちろん踏襲するが、
かなり精神的にぐいぐい来る表現もある。
ネル・タイガー・フリーの体当たりな演技が凄すぎる。
宗教画からのイメージを上手くちりばめ雰囲気づくりに貢献している。
おごそかなテーマも含め、音楽の使い方もうまい。
あの名作ホラー映画の雰囲気も漂わせた追い詰め方に感心した。
間違いなくホラー映画ファンの待っていた作品である。

※日本公開は【PG12】(12歳以下の方には保護者等の助言・指導が必要)だが、
アメリカは完全に【Ｒ】指定。
※ディズニーの招待のマスコミ試写会より

公式サイト　https://www.20thcenturystudios.jp/movies/omen-1st