【NEWS】縄文人は殺していたのか？

■縄文人の頭骨に刺し傷＝死後の儀礼の可能性も―東大
(時事通信社 - 04月04日 00:31)
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おおざっぱに「縄文時代」「縄文文化」という言葉を使いますが、
これは人類の歴史全体で見ても、非常に稀な時期です。

１万年以上、文化的なものが「日本列島内で継続している」
　　　＊鬼界アカホヤ噴火で、九州の縄文人は一回壊滅しました。7500年前くらい。
１万年以上、戦争をした痕跡がない。

継続性については、大量に出土する土器なんかの連続性ですね。
地層的にも途切れることなく、１万年以上「つながっている」
これだけでも、そんな人類どこにもいねーーーです。

そして、戦争していない（たぶんそうだろう）ってこと。

縄文遺跡から見つかる石器類に、「対人武器が一切ない」
弓矢や、石斧なんかで戦争できるだろ？といえばできるんですが、
簡単な殺人と違って「部落の存亡をかけた殺し合い」が戦争なので、
対人専用武器の用意は非情に重要なんですね。
そういうのがありません。
集落が「防御壁に囲まれていない」
そして、戦争で死んだと思われる「武器創のついた人骨が出土していない」

やってないんじゃね？
それが現状です。

人類史で、部族間戦争をやっていない民族なんてこれだけです。

あらゆる点で、縄文時代って人類史で異質な「トンデモ」なんですよ。

縄文土器の古さと、異常なまでの進化発展もそう。
一般に、世界最古の土器は「長崎で出土した12000年前くらいのもの」なんですけど、
これは、明確に年代測定がなされていてはっきりと「土器」として確定しているものです。
縄文最古級と言われる、青森県大平山元遺跡は16000年前以上なんですが、
ここでも土器片は見つかっています。

　　＊もちろんね、そういうこというとあの国とあの国は発狂しますから、
　　　「中国からは二万年前の土器が出土した」ってことになってます。
　　　これに関しては、検証が必要です。

こういうのは、発掘が進めばいくらでも書き換わるし、
たいしたことじゃありません。
事実としてあるのは、
「日本だけ、人類史上でぶっとんだ時代が長く続いた」ってことですね。

大量殺人が起こるのは弥生時代からです。
食料生産が「農耕によって固定化された」これがでかいでしょうねえ。
でも、狩猟採集民族だからといって例えば、
アイヌやアメリカインディアンが全く部族間戦争をしなかったのか？
というとそんなことはありません。
武器を持っているし、普通にやってます。
もしかしたら、
青銅器、鉄器がなかったことも「戦争しない縄文」には重要だったかもね。

で今回、頭部に「人為的損傷のある人骨」が見つかったと。

こんなの、すぐに分かるものなのに、
「縄文時代にはそういうキズはない」的な、
そういうバカ丸出しの先入観があったんでしょう。

儀式かもしれないですが、
さて。
食べるのなら、もっとバラバラにしてちゃんと食べるだろうから、
（動物の骨のようにね）
頭蓋骨自体に魔除けの意味があったのか？
あるいは、ヨミガエリを恐れて頭部に杭を打ったのか？
現時点ではわからないですけれど、
生贄なんかの可能性も排除しないでほしいですね。








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縄文人の頭骨に刺し傷＝死後の儀礼の可能性も―東大
2024年04月04日 00:31 時事通信社

　約１００年前に岡山県倉敷市の貝塚から出土後、東京大総合研究博物館で所蔵している縄文時代前期（約６０００年前）の頭蓋骨に、とがった道具で刺されたような形跡があるのを、資料整理中の学生が見つけた。他の縄文時代の人骨にも似たような形跡があることが判明。弥生時代と比べ平和とされる縄文時代の人の暴力や、死後の儀礼的行為の存在を示唆するという。論文は４日、日本人類学会誌に掲載される。

　東京大大学院修士課程２年の平野力也さんは２０２２年１２月、同博物館の収蔵品の整理中に頭蓋骨を手に取った。前頭部に楕円（だえん）形の穴があり、過去の研究で「輸送時の破損」とされていたが、穴の形状などから人為的な損傷を疑い、詳しく調べることにしたという。

　平野さんと同博物館の海部陽介教授が、頭蓋骨をＣＴスキャンなどで調べたところ、鹿の角などとがった道具で、近距離から突き刺された可能性が高い事が分かった。また、他の三つの縄文時代の頭蓋骨にも、同様の形跡があった。

　弥生時代以降に死体を損壊する儀礼的行為が見つかっていることなどから、平野さんは縄文時代にも同様の行為があった可能性を指摘。「まずは、全国で見つかった縄文人骨に人為的損傷の見落としがないか探していきたい」と話している。