びっくりおもらしとその余波

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あほうが文字数制限を超えたので「びっくりおもらし」の続き。

先輩はお構いなしで居候先様に甘えた。が、何か知らんが私にもすぐに甘えたがった。明らかに様子がおかしいと居候先様にお伝えしたが通じなかった。後輩は２度も私に甘えて来て、二度目に膝に乗って来た時にはどこか痛みを訴えるかのような謎の鳴き声をあげたのでいよいよおかしい、獣医が診察終わる頃にまたかよ、と思ったが、居候先様の反応は無かった。謎の鳴き声のまま私の膝から降り、ゴミ袋におって怒られて、タワーの方へ逃げた先輩…私は先輩が膝から降りた記念で一服し始めると…タワーの前で佇む先輩がくちゃくちゃガムを噛んでるような挙動を見せているのに気が付いた。居候先様に、なにかイヤなもんしがんでないか見て欲しいと要求、居候先様が先輩に近付くと、タワーの頂上へ逃げて行った。すると居候先様が「ああこりゃゲボだわ」と報告。またタワー頂上からかよ先輩！居候先様も酷だとは思いつつ、受けられるなら受けてやってくれ！と懇願。先輩の事となったら動いてくれた居候先様が掌を差出すと、先輩は大人しくその掌に向かってゲボを吐いた。受け取った居候先様が処理しやすいようにスーパーの総菜を入れて帰って来たビニール袋を拾って広げ、ゲボを受け取った。居候先様は手洗い洗剤で手を洗った…。毛玉とか、血だまりとかが見受けられず、獣医でもない般Ｐな我々にはゲボの原因は不明だった。…な？水拭きシート使うと猫がゲボ吐くねん。言っただろ？まんまとだ。別に動物実験してる訳じゃない。掃除する理由が今日は究極にあったのだ。仕方なく人類の英知で掃除したらやっぱりこうだ。今回で確信に変わった。もう使わない。居候先様が引越したがってるのは知ってるので、ここを引越した後の掃除にでも使うから安心してくれ猫共。あ。後輩はどないやねん？私はまだ火を咥えたままだったので、居候先様に後輩の様子を見て欲しいと懇願Ｐａｒｔ２。自分の所為でこうなったと知ってか知らずか、すぐに２Ｆへ様子を見に行った居候先様。降りて来て、すかーっと寝ていて無視された、と報告を受けた。だったらいいけど。まあ、私の感覚では水拭きシートでの掃除の当日から次の日にゲボ吐きがちというデータがあるので、明日も油断ならないんだが…先輩の症例を無駄にせず注意深く見守ろうと思った。

先輩は我々の餌の時間の直前に新調された餌をパクついた。て事はきっと重篤な症状では無いんだろう…そう思いたいだけだが。我々の餌の時間に邪魔をするのが生き甲斐の先輩なので、わーわー騒いで邪魔に余念がなく、かえって安心した。私もだいぶやられていると自覚する次第。


一旦投稿する。


ヒマなのかなんなのか、先輩はひたすら甘やかせと大騒ぎする。居候先様が捕まえて強制的に膝に乗せると落ち着くんだが、急に私にも甘え倒して乗っかってくる。乗ったうえでさっきみたいに吠える。しかし今回は調子が悪い雰囲気ではない。何かをしろ！と言っても理解出来ないバカな類人猿に指図しているのだ。何を？こないだ先輩が甘え倒して、去った後の台所マットに猛烈に抜け毛が残っていたことから鑑み、ブラシかけて欲しいんじゃねぇの？と居候先様に進言。居候先様がブラシを取って先輩を擦ってみると…取れるわ取れるわ…すっげー取れすぎて最後スフィンクスになっちまうんじゃないか？て脅えるぐらい取れまくった。あんまり片側ばっかりで取れまくりなのを恐れて先輩をひっくり返す。が、先輩はそうはさせんと拒否する。類人猿力で強制フリップ。「いやーん」と文句たれる先輩…しかしブラシをかけるとしばらく黙ってされるがまま。そしてまた取れるわ取れるわ…今晩急に寒かったらどうするつもりなんだろう…大丈夫かいな…とか思ってたら先輩が飽きて膝から降りてしまった。こんなに毛が抜ける時期に自分で毛繕いしてたらそらゲボも吐きたくなるわな…ちなみにさっきのゲボには目下毛玉だのの異変は視認できなかったが…
後輩にも是非ブラシを！と居候先様に伝えると、おう！と答えてしばらく消えた。私は勿論ブラシかけてやってるんだろうと日報を記述していたが、戻ってきてどうだったかと聞くと「先輩といちゃついてきた〜」と想定とだいぶ違う返答。後輩のブラシの件はどうなった？と聞くと「風呂入って来る」という居候先様時空展開。振りほどかれた私と猫共はただ風呂に入る居候先様を見送るしかできなかった。どんなクスリやり続けたらそうなんねん。