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2024年04月02日12:06

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びっくりおもらし

「早く帰ってくる」と聞いていたので、居候先様はまだかっ!と昂る先輩にそう言って聞かせていたのだが、結局全然早くない時間にけろっと御帰還。中間管理職の気持ちになったが、先輩もこのあたりは聞き分けが良く、ただ御帰還された居候先様を歓迎し甘えていた。こんだけ遅かったらそれこそ弁当でいいところを、わざわざ手ぇかけなきゃダメなもん買ってきて、さらに余計なアレンジもかまして、時間も手間もかかる想定の晩飯を仕入れて来たものの、先輩に膝上を占領されてて何も出来ない居候先様。こっちも結果的に先輩にウソをついていた引け目からただ先輩が満足するのを待つ。居候先様に真っ先に甘えるというのは絶対なんだが、先輩の気分次第でついでに私の膝にも乗せろ!と命令してくる事がある。昨日もうぇあうぇあ叫びながら前足を膝に乗せて来て「乗りやすいように整えろ!」と指示してきた。居候先様が火を使うチャンスなので、言うとおりに乗せてやって手で支持してやる。先輩はこの「手で支持」されるところに面白みを感じている様子で、絶対に支持されないと落っこちるような乗り方をする。ちびっこの頃、私に毎日乗ってくることがあって、毎日毎日何時間も座ったまま動けないは支持せな落ちるから手も塞がれて茶の一口も飲まれへんはという日々が続き、いい加減にしてくれ、と、乗るのは勝手だが手は使わせやがれと思って支持を止めてみた。先輩は、じーずずずずず…ぼて!と落ちた。先輩自身でどうとでも立ちまわれる余裕は充分あったクセに落ちるだけ落ちてから「なんでおさえといてくんないんだよっ!ぼけぇ!」と私を叱りつけてワンパン入れてどっか行った。それ以来、昼間一日乗り続ける事がどんどん減っていき、最近はまず乗らない。風呂に入って、着替えて、さっぱりすると所有物のマーキングをしに乗ってくる事はあるけれども。このときに先輩がうんこしたいの我慢してる最中だと肛門がぱくぱく開いて臭いので、着替えたばっかりなのにものすごく嫌だけど仕方がない。仕方がない。今回もアゴを乗せられて右手を塞がれる。なーんも出来ない。ただ先輩のイスに成り下がる猿。だがこの間に晩飯が用意されるのだと思えば待つ価値はある。と、思ったら、居候先様が先輩の餌を支度し始めたまでは良かったが、よりにもよってカリカリおやつまで混ぜ込んでやろうと色気だした所為で先輩は急いで降りて行った。居候先様の足元をうろつき、餌台で待機した。まあ私は自由にはなったけど、これから火ぃ使うのに良いんだろうか。しらんで。呼び寄せたのは居候先様だからな。私はここから日報をわーっと記述してからの晩飯を食ったが…余計なアレンジトッピングをした所為か生臭くなって不味かった。いおんがダメ過ぎてらいふを奨励していたんだが、今年度の方針がいおん化傾向となったらしく、らいふ総菜も急激に劣化が顕著になってがっくし。居候先様が地元の番組を眺めてる間に後輩の様子を見にいくと、しょうべんしてあったので回収する。後輩は何か知らんが落ち着き払っていた。ドライは空になっていたので皿を回収、降りて洗ってしょうべん玉捨ててペヤング戻しに行くとうんこたれてた。またべんじょ取り出してうんこ拾い…動物を飼うとはこういう事なんだろう…うんこを拾ってると先輩が寝室にあがってきてカラーボックスキャットウォークから隔離部屋の様子を眺めていた。うんこを流し捨て、ペヤングを戻した頃には居候先様も風呂からあがったので引き継ぐ。いうたってもううんこもしょうべんもないのでただ遊ばせてやるだけだが。先輩も遊んだらいいものを、後輩だけがはしゃぎまわり、カラーボックスの上で丸くなってる先輩は「けっ!」て顔をしてた。ひねくれてら。私は全然進まないファイル整理をちまちまやって、居候先様都合で全然遊んでない先輩がケージに連行されるのを見て作業を中断した。春日が適当な英語力で他人んちに乗り込んで飯食ってけん玉をあげるっていう謎の番組を眺めて、寝た。

カグツチ塔エントランスは所謂右手の法則が効かない作りなのをいい加減知っているので、部室をひとつづつマップ解放していく。しなくていいんだけど育てる切っ掛けが欲しくて仕方なく。仕方なく。いや。楽しいんじゃよ。

後輩が相変わらずグズってドカバキ言わせていた。そのうち砂を少しだけ弄った。居候先様が動き、様子を見て、1Fへ降りようとした。何?「ドライ空やねん」ですって。つまり砂は何も関係ない。我々を召喚する儀式で弄ってみせたって訳だろう。おかわりを入れてもらった後輩は、食うかどうかは別として、構ってもらって満足したらしく、その後は大人しくしてくれていた。

ろくに誰も育っちゃいないが、スリープかけて寝た。

夜中に寝返りを打った記憶がある。おそらくその時に布団がはだけた。お構いなしでそのまま寝てるとそのうち体温が下がりすぎてばこーんと目が覚めてガクガクブルブル震えが止まらなくなった。慌てて掛布団を整え体温復活を待つ…実は猫に与えられない程デカいホットカーペットの上に寝てるんだが、緊急に電源をいじくってみた。こんな事で風邪なんかひいてたまるか…あほくさい。ガクガクしながら…気絶した。次に寝返りを打つ際にぼんやり気が付いて電源を消した。寝ている時の私は意外にしっかりしているなぁ。


朝。目覚めは悪い。意識1/10でいると、後頭部に先輩が来て「うなーっ!」と叫ばれた。起きろ!ってか。その後、すとととと!と四つ足音が近付いてきて後輩が「うぶぶぶぶ…」とまだ寝てる猿が遊んでくれなくて後頭部に向かって文句たれた。それでも動き出せないでいると、居候先様がけしかけてるんだか先輩とドタバタし始めたんだか、ずどどどどっ!と走り寄ってくる気配の直後、壁に向いて寝てる私の背中に渾身の四つ足キックを入れて三角跳びしていった猫野郎がいた。三角跳びの際に力んだ「んぶひ!」って吐息が完全に後輩だったが見たわけではない。背中で良かった。腹や顔面だったら泣いてたかもしらん衝撃…ううううう…いよいよ暖気が始まって…なんとかふらふら起き上がった頃には…いつのまにやら後輩はケージにぶち込まれてた。しかし落ち着き払ってベッドに腹ばいで外の様子を眺めていた。この後頭部を見ると、良いか悪いかわからんままここにケージを設置してみたが、良かったんじゃないかと思わせる。排泄も無く餌も荒されてないのを確認して、ケージからにょーんと突き出してた後輩の肉球に握手して今起き出しましたと挨拶。後輩は何かしら期待してしまったか、立ち上がり始めたが、構わず私が見たくて窓を眺める。外に異常は見られない。…まてまて。私も脳が猫化してやしねぇか?異常なしって何だよ。これじゃ先輩じゃねぇか。と、まだふらふらなまま脅えて階段を降りた。よぼよぼ落っこちない様に一段ずつ踏みしめて降りて行くと、その気配に気付いた先輩が階段下にひょっこり顔を出した。先輩おはよう。「わうあーっ!」と怒られてもまだ階段をよぼよぼ降りていると、先輩は私を待ってた訳でも何でもなく、わーっと階段を駆け上がり寝室へ向かった。さいならー。私が降りきると居候先様が先輩を追おうとすれ違った。大変結構。うがいしたりなんだりして、コーヒー淹れて何の気なしに探ったらチョコが出て来たので口を開けると…小分け包装のパターンのヤツなんだが、チョコ食いの居候先においてはこのパターンのは食いに食った馴染みのあるパターンだったが、恐怖を覚える程にサイズが小さく、薄くなっていた… 絶望 …しかし、ここが一番気に食わないんだが、中身はご都合によってせっせと減量するけど、パッケージは今までどおりっていうマヤカシのエコノミクス。もう終わったんだ感をぱきぱき噛みしめた。何が持続可能だ。終わってんだよもう。がっかり感と共にあれこれ起動して日報を記述しましたとさ。


一旦投稿する。


居候先様がパン買って帰って来た。食った。パンすらもなんか変わった。カレーパンがちっこくなったのを見逃さない貧乏。嫌な時代になったもんだ。どうせ私の所為なんだろ。食い終わると…微妙に胃がもたれた…うーむ。大丈夫なんかいな。おじいちゃんの持ってた味だったんだねぇ。輝いてたよ。おじいちゃん会った事ないけど。おじいちゃんの頃の味は本当にどれもこれもそつなく良い出来だったわ。小豆の炊き方もアンパンカスタムとして最良だった。ああ懐かしい。今日のアンパンはまあまあかな。アンパンも実は縮んでいっている…どーなんねん今後。食い終わったら、後輩を構ってやるもんだと思ってたら、居候先様は次なる休日故の外出に向け支度を開始、先輩も後輩も放っとかれた。先輩のかすかすの食い残しにちゅーるかけたとエバられたが当たり前だ!と思ったし、そんなにかすかすならしんちょうしてやりゃあいいのによう。先輩は無視だった。私は後輩の餌皿の様子を見に行く。ドライだけ空。持って降りて洗っておく。14時をまわっていたので後輩を解放しに行くと…しょうべんたれてたので回収してやる。そのぶん後輩の自由時間開始が遅れる。普段ならもう出してやってるが、居候先様が出かけようとしてるのを知っているので、能天気な居候先様が行ってきますも無しに玄関開けたりしてたら最悪なので出さずにおいたのだった。私が背中を守るしかないのだ。しょうべん玉を捨てに降りようとすると居候先様が後輩のところへやってきた。心配な最悪の結果は今回に限っては起こらなかったという訳だが。居候先様が見ているところで待ちくたびれてる後輩を解放。居候先様に遊んでもらえるとでも思ったか居候先様の隣を一緒に歩いて行くが…居候先様は寝室へ向かうのではなく、階段を降りて行った。後輩は「え?なんで?」と階段を見降ろしていた…「すぐ帰って来るなー」とか何とか言ってるが、この時間に出かけてすぐ帰る事なんか一度だってないのだ。私は後輩にすぐさま「うそやで。夜中やで。」と昨日先輩に嘘を吐いた結果になった後悔からすぐさま真実を吹き込んでやった。後輩は若干「ぷぅっ」て顔になったように見えた。居候先様はヘラヘラ笑いながら出かけて行った。後輩は追いかけるでもなく、戻ってきて水皿から水を飲み始めた。

「ズガーン!!」と爆音が鳴り居候先が揺れた。
居候先様が車にでも突っ込まれて吹き飛んできたのか?後輩は機嫌よく水を飲んでいたのにびっくりしすぎて飛びあがって水皿を跳び箱の様に飛び越え、飛び越えた先の水皿の縁におケツをぐしゃ!とぶつけてしまった。水皿ひっくり返すか!?と思ったが水皿は頑張って踏ん張った。後輩も流石にタワーに駆け寄るが、最近になってこの性質に気付き始めているんだけれども、乗り切らんのだ。こないだのベランダに来てた謎の鳥の件でも肝心な瞬間には乗らず、鳥が去ってから乗ったのだ。今回もタワーのキワまで急いで近付いたが乗りはしなかった…すぐさま1Fへ降りて玄関開けるべきかとも思ったが、猫の事を考えるとどうしても、まずどこも開けずに情報収集したいと思ってしまう。2Fの窓ガラスから覗き込む。何も見えない。て事は車が突っ込んだ的な事件事故ではないんだろう。変化がないか見降ろしていると…居候先様が見上げながらバックして視角に入り込んで来た。窓も開けずに大声で何や!?と聞く。「自転車こかしてーん」とニヤニヤ答える居候先様。ガラス越しだと会話通じるのか居候先様は…後輩に替わって、ばかーっ!とお伝えしておいた。そもそもぼろい借家だが、居候先様の最近のこの借家に対する扱いが一段とひどくなってきているのを感じる。自転車なんか建物に向かって倒れたってしらねー。という深層心理の表面化なのだ。この件は後に続く…どあほうな居候先様は放っといて、後輩が水をどれだけこぼしたのかこぼしてないのか確認。後輩自身はびしゃびしゃだったら毛繕いでもするであろうが、すんすん歩いている。水皿を見ると…後輩が元飲んでいた位置から飛び跳ねるであろう、以前に何度か記述した通りのヘタクソな飲み方故の飛び跳ねが確認できた。しかしそのベクトル以外への水の飛び跳ねは確認できなかった。隔離部屋に備え付けのトイレットペーパーで拭き取っていく。ただちょっと、おケツがぶつかってこぼれた分かどうかがわからなかったが、飛び散ってる水の量が多いな?とは思っていた。ただ、水だと思ってるのでがっさがっさザツに拭き取って、なんだったらその水分で近隣も水拭きしてしまえの勢いで水溜まりそのものよりも広い面積を拭きあげて行った。いろんな毛ぇとかホコリとかが集まってくる…またハデに掃除せなあかんなぁとぼんやり考えていると…臭っ!どこからか先輩がマーキングした時に大騒ぎになった時のニオイっぽいにおいがうっすらしてきた。いや、うっすらじゃねぇ。確実にしてる。私は今しゃがんでいる。後輩の餌は最近ケージ1Fに提供している。窓からの空気の流れでまっすぐ餌のにおいがしゃがんでる私の鼻に届いているのか?そう思って餌の方を向いてしばらく固まって臭いの角度を探る…いや違う。もっと右側からにおってくる。…ん?右?壁。床。水皿。拭いた水溜まり。拭いたトイレットペーパー。床を這いつくばってにおってみた。臭っ。散々水分を拭き取ったペーパーを見た。うすら黄色く茶ばんでいるが、これは床の汚れをよーく拭き取った証だろう?におってみた。…臭っ!って事はこれは…水が臭かった?水が臭かったんだよね?水皿をにおってみた。水は…遠くに先輩と後輩の気配は感じるが、臭いという程ではない水のにおいだ。しかし水皿の縁はほんのり臭い。総合的に考えてみた。すると驚愕の結果に落ち着いた。私がさっき拭き取った水分のほとんどは後輩が飲むのヘタクソすぎて飛んだ水だろう。しかし、いつもより多くこぼれているな?と思った分、どうやら後輩の「びっくりおもらし」だったのかもしれないという事だ。もしくはびっくりした後に水皿に「おケツぶつけたショックおもらし」か?どっちでもええわ。どう考えても飲み始めた時間から考えてこぼれてる水の量が多すぎて変だとは思ったんだが、まさかのまさかでまさかすぎた。気付けなかった。広範囲に塗り広げてしまった…あわわわわ。慌ててペーパーを取り直し、取敢えずの乾拭き広範囲。手元に猫洗剤が無かったので、下の子が放置してるふぁぶでふぁぶったうえでぎこぎこ拭いて伸ばしていった。これで完璧な訳はないので、もう一度拭いた。そうして諦めの決心をした。

掃除しよう。

なんとなくで、しっかりとしたデータを取ったわけではないんだが、びちぐそまみれの下痢気味だった頃の後輩がよちよち歩き回るのは仕方ないとして、遊ばせた後は床を水拭きしたくて買ってきてもらった水拭き用シートを使って掃除した後、先輩か後輩かどっちもかゲボを吐きがちだと勘ぐっているのだ。ぼんやり関連性を勘ぐってから使わない様にしていたんだが今回ばかりは背に腹は代えられぬ〜。とはいえどうしよう。貧乏なの。シート1枚両面使って家中掃除する主義なんだが…こないだ1Fはヒメマルカツオブシムシわいた騒動が起きたところだし…うぬぬぬぬ。折衷案を猿の脳が提示した。全部掃除したいだろうが2Fの板の間だけにしておけ〜。と。何を戸惑っているかというと、水拭きシートとは言うものの、拭いてるうちに乾燥しやがる。何故なら水拭きと謳っていながら商品自身が腐らない為か知らんがアルコールにまみれている。水じゃねぇ。だからすぐ乾く。しかし今回は後輩のこぼした液体について水拭きしたい訳でして。真っ先にイってしまうと、その後拭く別の板の間にしょうべんを塗り広げるようなもんである。だから最後にしたい。しかし広範囲を掃除した後だと乾いて水拭きにならねぇ。というループなんだが理解できただろうか。とにかく急いだ。後輩解放中だがお構いなしで脱衣所へ急行、ワイパー本体をゲット。隔離部屋に戻って「なんやなんや!」と色めきだつ後輩を完全無視して引出しから放置してた水拭きシートを取り出す。セット。後輩が猛烈に嗅いでくる。アルコールが含まれてるので良い訳がねぇんだが、いくら振りほどいても強力磁石みたいに戻ってくる後輩の頭。義理は通した。近付きまくったのは私じゃない!そして奥の部屋に移動。「わしもわしも!」とついてくる後輩。猫共が良く乗る窓枠から拭いて行く。先輩だったら速攻跳び乗ってたんだろうけど、後輩のジャンプ力では一発で乗れない。つつがなく全ての窓枠を拭く。そして床を拭く…気が付いた。何度か跳び乗って失敗、箱ごと落下しがちな段ボール箱の横の壁紙がざっくり誰かの爪で刻まれていた…後輩に違いないんだが与り知らん。居候先様が出してやってる時ではなかろうか…どうしてくれんねんこれ。借家なんだぞ?居候先様の借家リテラシーが最低レベルに悪化している…後輩の面倒を見るという意味も常々甘すぎると進言してきたがまた新たな証拠が露呈した。そしてやらかしたならすぐ情報共有するべきだともお伝えしているのだがシカトされている。ここまでやらかしておいて気付かなかったはねぇわ。ちなみに、昨日だったか、私の大好きな銀行のプライズの虎の貯金箱が破壊されているのも発見した。いつ破壊されたのか知らなかったので何もなかったかのようにPC棚に戻されているのを知って驚愕し落ち込んだ。転売するといい値段になるのも知っていた。売る気は無かったがお気に入りだったのだ…中身は「ギザ十」。十円玉もどっかに飛び散ってるのかもしれない…クソムカつく。貯金箱を荒したのと同日にやらかしてたとするのならば、貯金箱の件を確認した時に壁の件も言え。事なかれ主義の人間はマジでうぜえ。怒ってる奴が悪いと言うが怒らせた奴の罪は何故問おうとしない現代人共。胸糞悪くなったがそんな事で立ち止まっていると水拭きシートが乾燥するのだ。貧乏人は壁紙も大事だが水拭きシートの水分を優先して掃除を続けた。足元には犯人であろう後輩が水拭きシートに纏わりついて大興奮中。1番ワイパーでぱこーんとティーショットしたいがぐっと我慢の猿であった。とにかく邪魔。左右に動いて拭いて行くワイパーにいちいち駆け寄ってくる。ワイパーでは取り切れない齧った段ボールの破片などのゴミをかき集めたくても、集積所にした場所を平気で走り抜けていく後輩。すげー邪魔。邪魔でしょうがないが掃除に必死で完全無視して作業を続けた。ゴミはある程度かき集めて床に放置。廊下へ移動。廊下にも勿論纏わりついてきた後輩だったが、勝手に隔離部屋まで走り込んだので隔離部屋の扉を閉めて廊下の掃除をしやすくする。勝手に閉じ込められるかたちとなった後輩だったが、扉のキワでそわそわしてるのが隙間からさす光の移ろいではっきり確認できた。廊下を掃除し終わった途端に気付いた。掃除機が倒されている…誰がやったんや。こればっかりは先輩とも後輩共居候先様ともつかない。居候先様も出かける前に押入れ開けがち、押入れの脇に置いてあった掃除機を倒したとしても出かける興奮で脳味噌昆虫モードになってたら直さずとっとと出掛けてしまう可能性も捨てきれない。ぐぬぬぬぬ…放っといて水拭きシートの水分を優先する。扉を開ける。後輩は案の定そこに居る訳だが走り出てこない。何故なら「この後は隔離部屋だろう!?な?さ!はやくやってくれ!」と待ち受けているのが伝わってくる。その通りである。隔離部屋を掃除し始めるが。まずは遠くからだ…。そして偏らせてセットしているシートをずらしてキレイな部分を満遍なく使おうとする貧乏ノウハウ。部屋の角から拭いて行き…もうだいぶシートの水分は抜けて来ている。急げ!後輩の興奮は隔離部屋に移動してから最高潮で右へ左へドリブラーのフェイントの如く素早く付き纏っているが気にしない。埃や破片がやたらとかき集められてくる。お構いなしで集積所でもクイックターンしてゴミをまき散らし続ける後輩…気にするな。最後に纏めて捨てればいいだけだ。肝心な臭い部分へ到達、入念に力を込めて何度も往復して磨き上げる…効果があるのかないのかしらんがとにかく拭いた。シート反転。裏側のまっさら部分に変更したがもうだいぶ乾いてしまっている。もう一度部屋の奥から拭いて行き、さっきは先輩もいて躊躇したが今は1Fへ逃げて行ったので気兼ねなくタワーも移動して床を露出させて拭いて行く。後輩の抜け落ちた歯を拾いたい願望もあったがもうそんなもんどうでもいいのでとにかく拭いて行く。ケージもずらして窓際を拭き、最後にまた臭い部分に戻って力強く磨き上げる…やれることは一応やったんではないだろうか。シートを引っぺがして丸めて捨て、ほうきちりとりセットを持って奥の部屋の集積所のゴミを回収。それにも付き纏う後輩だったが、ほうきの動きには最近馴染んでくれたおかげでワイパー程は興奮せず、だがしかし興味がない訳でもないのでいざとなったらワンパン入れて邪魔が可能な間合いに居座ってるので油断はならない。しかし何もなかった。廊下は人通り猫通りが多くさほど別回収が必要なデカいゴミはなくスルー。隔離部屋へ移動。勿論ついてくる後輩。後輩がはしゃいだ所為で一か所にまとめたつもりだったゴミだが広範囲に散らばってしまっているのを丹念にほうきでかき集めてちりとりで回収。そのおおきな動きを完全に観察できる引いた立ち位置に正座して眺めてる後輩。この時はかわいいんだけどなぁ〜。奥の部屋の壁紙どないしてくれんねん。退去の時に修繕費請求されること請け合い。いくらボラれても泣き言言うんじゃねぇぞ。私は常々気をつけているのにだ。台無しだ。2度見てもイラつくだけなので壁紙確認には行かなかった。ワイパー本体を定位置としている脱衣所へなおしにいく。先輩は1Fタワー頂上で我関せず寝っ転がっていた。協力してくれとも思わないが、後輩に付き合って掃除してない場所でドタバタしててくれたらどれだけラクだったろうなぁとは思った。後輩も降りて来た。しばらくは1Fパトロールだったが、私が一服し始めるとじわじわとタワーを昇っていき先輩ににじり寄っていく…先輩んところまで行ったらあかんでー、とは声をかけてみたが、通じてるとも思ってない。しかし後輩は先輩に対して移動している感じではなかった。放っておいたら上から2段目まででとどまりそうな雰囲気だった。しかし先輩が近付いてきた後輩にちょっかい出したのを契機に後輩が頂上に跳び乗って先輩の乳首をまさぐった。先輩は極端に嫌がって頂上から落ちかねない勢い。私は咥えたまま、普段は換気扇の前から動かずに済ますが今回ばかりは灰皿を持ったまま止めに行くくらい危なっかしかった。私が近付いた事が恫喝になった様で、なんもせんと後輩は数段降りた。先輩はカンカンのままだったがそれ以上追撃する事も無かった。私が助けに入った事実に満足してくれている気配も少し見受けられた。先輩とのこういう繋がりは感じ取るたび安心感を持つ…この信頼感の分、私も先輩を信頼する。信頼するに足る。

居候先様が帰って来たので、経緯と発見した事項について報告する。かつこの借家に対する扱いに関して私見を述べる。100万はみとけとお伝えした。私は表具屋ではないが。ぼられる切っ掛けをあえて奨励する事は絶対にしない。だからエアコンももうウインドゥクーラーに取り替えたい。バカバカしい。頭に来たので居候先様が買ってきてた酎ハイをぶんどって飲んだ。ざまあみろ!飲みたいだけ。

制限越えちゃったので一旦投稿して続く
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