放送作家鈴木おさむのSMAP小説が緊急発売された。文藝春秋に三部作で掲載されたものに加筆して時系列にまとめたものだ。
文藝春秋に掲載された時は読まずにいられなかったけれど、買うのは嫌だったので立ち読みで済ませた。
それが鈴木おさむが放送作家から引退することになり、怖いものは無いと書き上げた。1冊にまとめて出版しそうだなとなんとなく予測はしていたけど、緊急発売して著者印税を能登半島地震の義援金として寄附するというので購入した。
いわば「SMAP×SMAP」の記録だ。
ほぼ一気に読んだ。
小説とはめいうっているが、自分の記憶と照らし合わせながら、限りなくノンフィクションに近いのではないかと思われる内容だった。
辛くて読みたくない場面もあったが、制作者側やメンバーの様子も描かれていて、新たな視点を持つことも出来た部分もあった。
鈴木おさむは、あんな残酷で悲しい終わり方をした「SMAP×SMAP」にこれでピリオドがつけれるのかも知れないと言っていたが、ファンとしてはなかなか難しい。
中居さんは、自分たちはピリオドをつけられなかったとタッキーに言ったけれど…
名物プロデューサーだった黒木彰一さんが亡くなり、大病を患った中居さんが、そんなにのんびりしていられないぞと、人生思ったより時間は少ないぞと気づくのではないかと期待してしまう。
だから
「もう明日が待っている」のだと…
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