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2024年03月30日23:14

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『落下の解剖学』 ☆☆☆☆ 2024年45作目 ユナイテッドシネマ

『落下の解剖学』 ☆☆☆☆ 2024年45作目 ユナイテッドシネマ
https://gaga.ne.jp/anatomy/

 フランス映画なんだけど、検事が主人公を「何が何でも有罪にしようとする」様は、日本のドラマや邦画で良く見るので「何処の国でも同じ」なのかなと。
 良い作品なんだけど、この検事は本当にムカついた。
 「有罪だから有罪」になるのであって、「怪しいから有罪」なのではない。
 「黒のみが黒」であって、「灰色は白」、「疑わしきは容疑者の有利に」が法曹の大原則。
 素人の健太郎でも知ってるのに、検事さんは知らないようですね。
 本当に検事が不快極まりなかった。

 男性が小屋から転落死。
 遺体発見者は目の不自由な息子。
 転落は事故なのか、自殺なのか、それとも殺人なのか。

 と云う話なんだけれど、詰め込み過ぎ。
 亡くなった父はフランス人なのに、妻の浮気に嫉妬する。
 自分に才能が無くて本が書けないのに、妻の才能に嫉妬する。
 本のネタを妻に取られたと嫉妬する。
 只の嫉妬の塊でみっともない。
 
 息子は目が不自由で、いつも盲導犬と一緒に居る。
 目が見えないので証言の信憑性が疑われるし、いけ好かない検事にも証言を操作されるんだけど、父の死に一番悲しんでいる。

 一番詰め込み過ぎなのが母で妻。
 作家なんだけど、レズビアンで女性と浮気経験があって、ドイツ人でフランス人の夫と結婚して、意志の疎通は英語でしてる。

 フランス人なのに浮気を否定したり、浮気が女性同士だったり、ドイツ人がフランス人と結婚したり、フランスの法廷なのに英語で話したり、目撃者が目が不自由だったりと、とにかく詰め揉みすぎ。

 不審な転落死、事故か、自殺か、それとも殺人か?
 で良いような気もするけど、あれこれ詰め込んでるので、正直「事故の真相」がぼけてたように感じます。

 「何が何でも妻、母を殺人犯にしようとする検事」は不快以外の何物でもないし、結局証言する事になって母から離される息子さんは可哀そうでしかないし、旦那のネタ取ったりフランス人以上に性に奔放でおまけに同性愛者な母は…やっぱり詰め込み過ぎ。

 ワンちゃんと息子さんが健気だったので☆4つだけど、詰め込み過ぎ。

 結局真相は明らかにはされないけれど、事故か、自殺なのかな?


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