7時過ぎに出発。
昨日まで晴れていたのに今日から西日本は雨模様らしく、桂離宮にロックオンしたナビを頼りに高速を走らせていると、淡路島を抜ける辺りでかなりの雨に見舞われます。
さらに、京都市に入る手前から高速道路が2kmくらいの渋滞となります。
こんな悪天候でもさすがオーバーツーリズムが囁かれている京都。土曜日ですから国内外からとんでもない観光客が訪れているのでしょう。
桂離宮に着いたのは11時少し前。
桂離宮では、必ず1000円を支払ってガイドが一時間付いてまわるシステムのようで、京都のベタな寺社をたくさん回りたい私にとっては長すぎる拘束。パスすることにしました。
次に訪れるのは弘法大師空海ゆかりの「東寺(とうじ)」、もしくは「教王護国寺(きょうおうごこくじ)」と呼ばれる寺院。日本初の密教寺院にして唯一残る平安京の遺構としても知られてます。
駐車料金600円で・・・
本尊が祀られている食堂(じきどう)では拝観料はいりません!
五重塔と金堂、宝物殿などでは1000円の特別拝観料が必要。ご本尊は十一面観音です。
中世以降の東寺は弘法大師に対する信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として庶民の信仰を集めるようになり、21世紀の今日も京都の代表的な名所です。1934年(昭和9年)に国の史跡に指定、1994年(平成6年)12月には「古都京都の文化財」の構成資産として
世界遺産に登録されました。
象徴的な金堂と五重塔。
土砂降りの南大門から見える金堂。
私的には
四国八十八霊場、四国霊場別格二十霊場、
高野山奥の院の結願と併せての満願となりました。
弘法大師空海のご利益を得られる御守り(500円)を下賜いただきます。
おみくじ(100円)も引いてみましょう。
今回は第四十八番
小吉。
「
はじめは邪魔があり、目に見えながら成らないが、やがて人の助けを得て事は成就し、幸せと成る。神仏に念じ誠を以って尽くすればご加護はその身に与えられる。」とありました。
食堂では・・・
弘法大師の御朱印(300円)も
善通寺に続いて書いていただきました。
このあと今日の名物「衣笠丼」が食べられる有名店に訪れましたが、凄い行列煮て断念。
次は、国宝の「三十三間堂」へ!正式には蓮華王院(れんげおういん)という天台宗の古刹。
こちらは駐車場代はタダですが、拝観料が600円になってます。
外観は撮影OK!
庭園も美しいですね〜。
周りは朱の建物で中国的な印象です。
鐘楼や稲荷社も見受けられました。
長ーい!
撮影禁止の内部には千体観音や雷神風神、観音二十八部衆像がおわします。
内部では御朱印(300円)も書いていただけます。ご本尊は千手観音。
こちらで
再び、おみくじ(100円)を引きましたが、またもや
小吉。「
始めは何事も邪魔があり、望みを成就する事難しいが、辛抱すればよい時期が来る。」と東寺の時と内容も同じようなことが書かれていてびっくりです。
次にカラフルなゼリーポンチを狙って京都喫茶を目指しました。しかしまたもや一杯で寺社を効率よく回るために断念!!
次の寺院は世界遺産の清水寺と思いましたが、東寺や三十三間堂とは比べ物にならない混雑ぶりで、駐車もままならず、参拝できずに降りて来ちゃいました。
通りがかった祇園界隈の八坂神社前もすごい人たち。
雨でも関係ないですね〜。
気を取り直して、京都では近年と言ってもいい新しい時代に創建された「平安神宮」へ!
大きな朱塗りの鳥居が目立ちます。
こちらも地下駐車場代が600円の様子。
14時30分を過ぎ、昼食難民になりかけているので、まずは平安神宮にほど近い「ぎをん為次郎 神宮店」で昼食にありつきたいと思います。
券売機で「にしんそばのごはんセット(1350円税込)」を購入。
券を持って席で待っているとお冷を持ってきてくれました。
品質的にはノーマルな物でしたが、蕎麦+ご飯一杯分でいい腹塩梅となったのでセットにして正解でした。ちょこっとお菓子が付いているのもいいですね!
さて、794年(延暦13年)に桓武天皇により長岡京から平安京へ都が移されて平安時代が始まりましたが、平安神宮は1895年(明治28年)に遷都1100年を記念して桓武天皇と孝明天皇を祭神とし創建されています。
重文の應天門。
手水舎はセンサーで出てくるものになっていて神社の近代化を感じます
広大な境内。
手前にある狛犬代わりの?龍虎の像?いや、青龍と白虎かも?
気になったのでパチリ!
三十三間堂外郭のような中国色が強い朱を基調とした平安京の建築物を再建しているのでしょうか?迫力満点!重文の大極殿!!
こちらも重文の蒼龍楼・東歩廊。
これはまさに竜宮城を連想しますな〜。
雨がパラパラなので神苑(庭園)はパス。
参拝後の帰り際・・・
今度は神社用の御朱印帳に書いていたいただきました。初穂料は寺院より高めの500円。
京都での締めの参拝は私にとって
日本三大天神最後にして、全国の天満、天神さんの総本宮となる「北野天満宮」。
最近の天満宮といえば
滝宮以来です。
駐車場にほど近い楼門から!
まず目につくのがコレクションできそうなくらいの「撫で牛」。
いろんな形状のものが奉納されており興味深いです。
お気に入りは楼門をくぐってすぐの赤目の撫で牛。魅了されてます(笑)
手水舎の撫で牛も何気に目があって好きです。
さらには大きな神社の例にもれず狛犬もたくさんいて、見ごたえあり!
梅もまだ咲き残っていて美しいです。
三光門をくぐると・・・
拝殿。
拝殿のお賽銭上にはなぜか鏡がありました。
裏に回って国宝の本殿の姿。
さらには北野天満宮の大元と言われる「文子(あやこ)天満宮」。巫女さんにお告げがあったという伝承も面白いですね!
立派な宝物殿。
東寺同様に別途拝観料がいるみたい。パスしておきます。
こちらでも御朱印(500円)を平安神宮に続いて書いていただきました。
帰りに駐車場代を清算すると600円。
どうやら京都の施設は大体、駐車場代か拝観料で600円というのが相場のようですね!
今日の宿は、世界遺産「元離宮二条城(もとりきゅうにじょうじょう)」にほど近い場所にあります。
15時チェックインの予定から2時間も時間が押してしまったので二回目となる二条城は明朝にお邪魔したいと思います。宿の「ザ・エディスターホテル 京都二条」。
街中のビルの中の一つで駐車場はない様子。近隣のコインパーキング24時間11400円に停めて、チェックインしようとしたら近くにアーケード商店街があるではないですか〜。その名も「
三条会商店街」。
昔ながらの商店と、町家を改装したカフェや雑貨屋、美容院などが仲良く並び、公園や祇園祭発祥の八坂神社又旅社までもあって昭和臭を残す風情を楽しみながら西日本最大級の全長800メートルのアーケードを端から端まで歩き回りました。
800m先の端っこの先にはモダンな洋風建築が見えました。
夕食もここで食べようとホテルまでUターンしながらいろんなお店に目星をつけます。
そう言えば天井からぶら下がっているのはイルミだったのですね!夜に向けて点灯しだしてました。
ホテルにチェックイン!漫画本が一万冊あるらしく10冊まで部屋に貸し出しOKだそうです。
部屋は広くないですが、清潔感があって、アメニティはバイキングで選び放題。
薄暗くなってきた夕食時間はもちろんアーケードに出没。
活気あふれる商店街として「
新・がんばる商店街77選」に選出されているだけあって、夜になっても多くの人通りがあるのもいいですね〜。
そんなアーケード内ではイルミ風の明かりがあっちこっちで灯ってきれいです。
夕食は中国人シェフの作る今はやりの鶏白湯ラーメンや天津飯も出す日本の街中華といったお店の「老上海 三条店」。もちろん三条会アーケードにあります。
店頭では持ち帰り用の総菜も売ってます。
中では旦那さんが調理、ホールでは女将さんが店頭総菜販売もしながらてんてこ舞いで頑張ってました。
注文は「海鮮ラーメン(980円税込)」にラーメンのセットとして「京の唐揚げ丼(380円税込)」。
まず唐揚げ丼が来ました。セットということでミニサイズのつもりでしょうが、割とボリュームあり。京都での唐揚げグランプリ入賞したお店なので京の唐揚げと名付けている様子。ニンニク強めのスパイスの効いた唐揚げにご飯との間に千切りキャベツを中心とした野菜が入っていてマヨネーズたっぷり。
次に来た海鮮ラーメンは中華丼の具が麺に乗っている感じで日本より中国寄りの味わいでした。メニュー的には、どちらも並といった感じですが、ラーメン丼が面白いですよね!
そんなこんなで夜のアーケードまで堪能して、今回の一泊二日の一泊目を終えようとしています。
明日は帰路前の二条城とSNS映えすると言う職人技のアイスブーケのお店で京都中心地のベタな旅を〆られたらと思います。
最終日の
京のグルメ版につづく!
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