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2024年03月21日00:40

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【天文】三度目の正直

★三度目の正直、14日の夜にまたまた撮影したNGC3718であります。
フォト


・撮影データ…2024/3/14 20:58〜。三鷹光器60cmF12反射+ペンタックス67用×0.77レデューサー+SBIG STL11000M。L300秒×35枚、R300秒×8・G195秒×8・B300秒×8枚(2×2ビニング)。ステライメージ9でコンポジット・LRGB合成、画像処理、トリミング、解像度変更。

★意地というかなんというか、今度こそ、と10日の夜に本来撮りたかった方法で取り直したNGC3718。まだまだ不満や課題はあるが、まあ自分としてはこれで精一杯かな、というものにはなった。前より腕の描出ができて少しは良くなったと思う。下のコンパクト銀河群(HCG56)も画角に入れることができた。

★それにしても面白い形をした銀河だなあ。立体的な構造はどうなっているんだろう、と考えると興味が尽きない。この冬に出た「NAOJニュース」の冊子の裏表紙にすばる望遠鏡が撮影したNGC660が載っていて、「極リング銀河」という分類について解説がついていた。このNGC3718はこの分類に入らないようだが、なんだかこいつも仲間なんじゃないかと思う。

★前にも書いたが、この銀河は近くにあるNGC3729との接近遭遇のためにこのように変形したと考えられている。約5000万光年の距離で起こったNGC3718-3729の重力相互作用と、約4億光年彼方の下の銀河群(NCG56)の重力相互作用が同時に見えている様子も面白い。不謹慎な例えかもしれないが、近くの交通事故と遠くの交通事故が同時に見えている感じ(笑)。
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