『赤い糸 輪廻のひみつ』 ☆☆☆★ 2024年25作目 フォーラム仙台
https://taiwanfilm.net/yuelao/
輪廻転生と、「運命の赤い糸」の神様の使者を描いた台湾映画。
正に「使者」と「死者」を描いた作品で、主人公達は「死んであの世に行った」人達。
転生、生まれ変わる為に徳を積むんだけれど、その方法が「縁結びの神様」こと「月老」の使者として「運命の赤い糸を結ぶ」。
赤い糸を作る為には二人一組でなければならず云々と、あの世で「月老の使者」に成る為に修行して、何とか合格してこの世に来たら、彼女がショックから立ち直ってなくて…
と云うコミカルな台湾映画です。
あの世楽し過ぎ。
「輪廻転生」が根本にあるんだけど、台湾らしいですね。
台湾映画なんだけど、気になったのが日本文化の影響。
使者達の服装が高校の制服みたい。
向こう、台湾でも制服ってあるのかな?
バスケットのシーンじゃスラムダンクしてる。
「バスケといえばスラムダンク」なのは日本だけなんじゃないの?
終いにゃあの世に貞子と『呪怨』の俊雄によく似たのまで居るし。
許可取ったのかな?
「赤い糸」の力は凄まじく、スクターのバイクと結ばれた男はマフラーを「運命の相手」と思い込み、マフラー相手にTENGAしてる。
出ちゃったみたいだけど、出るだけじゃ済まないと思う…
ホラー映画あるあるに、「胡散臭い霊能力者が、実は本物」と云うのがあるんだけど、『赤い糸』でもそうで、主人公の「残された彼女」が「実は見えている」のは良かった。
あんな状況で「見えないふり」するの大変だったろうな。
あと、わんちゃん賢い。
そんなこんなでコミカルで楽しいんだけど、抑えるとこはちゃんと抑えてて、何百年も前に死んだ、「殺されたのにその時の恨みで未だに転生しない悪霊」が、「自分を裏切り何度も転生してるその時の仲間」を探しに探して復讐して回ってる。
ここまでのコミカルさとは対照的なシリアスさです。
全体的にコミカルなんだけど、終盤は急展開。
彼女を助けるには悪霊を倒すしかないんだけど、かなりの強敵で…
霊能?バトルを展開しつつ、彼女との恋愛と新たな恋も…
終盤まではコミカルに。終盤はシリアスに。
楽しい作品です。
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