『FEAST〜狂宴〜』
3月1日(金)よりシネ・リーブル梅田、シネマート心斎橋、
シネ・リーブル神戸、アップリンク京都にて公開
交通死亡事故の加害者家族が被害者遺族を使用人として雇うことで
生まれるフィリピン発の奇妙な共同生活ドラマ。
監督・製作総指揮・美術は『ローサは密告された』
『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』のブリランテ・メンドーサ
脚本はアリアナ・マルティネス
主演はフィリピンの人気TVドラマ「プロビンシャノ」の
ココ・マーティン。共演は『ローサは密告された』のジャクリン・ホセ、
グラディス・レイエス、リト・ラピッドら。
フィリピンのある田舎道で事故が発生する。突然に起きてしまった交通事故。
同乗していた父はハンドルを持っていた息子に対して、その場からすぐ逃げる
ように説得する。轢かれた被害者の男性は病院に運ばれる。
罪の意識にさいなまれた息子は被害者家族に内緒で治療費を払うのだが、
甲斐なくは息を引き取りってしまう。父親は息子が起こした死亡交通事故の
罪を被りが代わりに刑務所に収監された。そして、裕福な加害者の妻と息子は、
大黒柱を失い困窮した被害者の妻子を使用人として雇い面倒を見る事にした。
やがて刑期を終え父が出所することに。その帰還を祝う宴の準備が
進められるのだが……。宴の日が近づくにつれ、後ろめたさと悲しみが
再び湧き上がり、「失った者」「失わせた者」双方の間の
平穏はかき乱されていく……。そして、
フィリピン社会の暗部をえぐる社会派作品で、高く評価されてきた監督が
描いた「心の置き場」。それぞれの立場で変えられない過去の事実や苦しみを
乗り越えて、これからを生きて行こうとする人間の「赦(ゆる)し」の姿を描く。
全体を章立てし、各章の頭に新約聖書の『ルカによる福音書』からの引用が入る。
何度となく晩餐や食事のシーンに出てくる、大皿に盛られたフィリピン料理の
美しさやシンプルな豪華さが"生きてゆく"たくましさを表現している。
FEAST 狂宴のオフィシャルサイト
https://www.m-pictures.net/feast/
ログインしてコメントを確認・投稿する